英語イマージョン学習|Youtubeで英文法#06【単数・複数】
イマージョンで単数・複数の使い分けを理解する

英語の単数・複数って、日本語の感覚と違いすぎると思いませんか。
そもそも1つしかないなら、わざわざ a を付けなくても伝わるのでは、と感じたことはないでしょうか。
実は、名詞ごとに単数・複数を使い分けるのは、思っている以上に難しいんです。
私は英語力ゼロの状態から毎日2〜3時間の勉強を6年間続け、TOEIC910点を取って外資系企業に転職しました。
それでも最後の最後まで残った悩みが、この a と s だったんです。
初心者のころ、I like dog. と書いて「犬の肉が好きなの?」と笑われたことは、今でも忘れられません。
単数・複数を使い分けるカギは、ルールの丸暗記ではなく
「ネイティブがその名詞をどう捉えているか」を知ること
形がハッキリしていて数えられるものなのか、それとも境目のない材料のようなものなのか。
この一点がわかるだけで、a を付けるのか s を付けるのかは、自然と決まっていきます。
この記事を読み終えるころには、
単数・複数の使い分けが、ルールではなく感覚として理解できるようになっているはずです。
イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項
動画紹介
今回の教材は、MJ and Adam Showの日本で外国人とデートするのフレーズ というYouTube動画です。
イマージョン学習にぴったりのチャンネルです。
英語初心者こそ、このチャンネルから始めてほしいです。
ネイティブ同士の自然な日常会話なのに、ゆっくり・はっきり話してくれるからです。
聞き取れる速度なのに、出てくる表現はしっかりネイティブらしい。
たとえば今回の動画では「It’s not a date, but it’s not not a date.」(デートじゃないけど、デートじゃないわけでもない)という一言が出てきます。
教科書には絶対載っていませんが、こういう表現こそ会話で効くんですよね。
しかも話題の中心は、日本とアメリカ・カナダの文化の違い。
デートの誘い方、人前でのスキンシップ、家事の分担まで、リアルな体感で語ってくれます。
見た目のインパクトは強めのお二人ですが、中身は驚くほど誠実です。
聞き取れて、使えて、文化まで学べる。
イマージョン学習の入り口として、これ以上ない教材です。
学習の進め方
勉強した文法事項の知識を実際に使いこなすには、
その言葉が使われる場面や気持ちごと覚えるのが近道です。
だからこそ今回は、動画の生きたセリフを教材にして、「動詞」の視点を見ていきます。
読み方は、目的に合わせて選んでみてください。
英語を楽しみながら勉強したい方は、このまま記事を読み進めてください。
動画のセリフをたどりながら、
「動詞」の感覚を少しずつ自分のものにしていけます。
逆に、効率的に英文法だけを押さえたい方は、要点だけをまとめた別記事へどうぞ。
イマージョンで「単数・複数」を2つの角度から学ぼう

単数・複数は、大きく2つの角度から見ると一気に整理できます。
前半は「形をどう変えるか」、後半は「同じ形でも数をどう捉えるか」です。
形のルールを覚えただけでは越えられない壁は、たいてい後半にあります。
① 単数形・複数形の作り方
- 規則変化 ― 基本は -s、語尾で -es / -ies に変わる
- 不規則変化 ― -s をつけず、形ごと変わる
- 外来語由来の複数形 ― ラテン語・ギリシャ語のルールのまま変わる
- 単複同形 ― 1つでも複数でも形が変わらない
- その他注意すべき複数形 ― 複合語の複数形・いつも複数形で使う語・単数と複数で意味が変わる語
② 単数・複数の捉え方
- 集団を表す単数・複数 ― 1つの集団と見るか、中の一人ひとりと見るか
- the + 形容詞 ― 「〜な人々」をまとめて指す、複数扱いの形
- まとめて考える時は単数 ― 複数形の主語でも、1カタマリと見れば is
- 2つ以上が絡む動作は複数 ― 相手がいて初めて成り立つから複数形
- ものを一般的に示すのは複数 ― 「〜というもの」全体を指すときの複数形
カードをタップすると詳しい説明が開きます
point(点)に -s がついて points になっています。これがいちばん基本の 規則変化 です。英語では同じものが2つ以上あるとき、名詞のおしりに必ずサインを出します。
ただし、そのまま -s をつけるだけで済むとは限りません。語尾の音によって -es になったり、y が -ies に変わったりします。ここは 三単現の-s のルールとほぼ同じなので、セットで覚えると効率的です。
- 基本:そのまま -s(point → points/guy → guys/time → times)
- -s / -x / -ch / -sh で終わる:-es をつける(watch → watches/box → boxes/kiss → kisses)
- 子音+y で終わる:y を i に変えて -es(country → countries/party → parties)※母音+y はそのまま -s(day → days)
- -f / -fe で終わる:-ves にする(life → lives/knife → knives)
- -o で終わる:-es が多い(potato → potatoes/tomato → tomatoes)※photo → photos のような例外もある
- /s/:直前が濁らない音(points, pecks, quotes)
- /z/:直前が濁る音・母音(guys, friends, feelings)
- /ɪz/:直前が s・x・ch・sh などの音(watches, kisses, quizzes)
※ルール内の watch・country・life・potato などは、わかりやすさのために挙げた一般的な参考例です(動画スクリプトには登場しません)。
言いにくければ -es(/ɪz/)、y の直前が子音なら -ies、と考えると9割は当たります。
- We’re the guys in the relationship.(僕たちは恋愛関係における男性側です)
- There are a few times that I do.(何度かそうすることがあります)
- I’ve heard a lot of complaints.(たくさんの不満を聞きました)
people には -s がついていません。それでもこれは複数形です。person(1人)の複数形が people(2人以上)で、形ごと入れ替わるタイプ。これを 不規則変化 と呼びます。
不規則といっても数は限られていて、しかも日常会話でよく使う顔ぶればかりです。単語の真ん中の母音が変わるグループを押さえてしまえば、ほとんどカバーできます。
- 母音が変わる:man → men/woman → women/foot → feet/tooth → teeth/goose → geese
- -en で終わる:child → children/ox → oxen
- 形が入れ替わる:person → people
- -us / -ouse など:mouse → mice/louse → lice
※tooth・goose・mouse などは、型を示すために挙げた一般的な参考例です(動画スクリプトには登場しません)。
「-s がない=単数」と機械的に判断せず、people・men・women・children を見たら複数と反応できるようにしておく。
- …a romantic relationship with Western men and women.(西洋の男性や女性との恋愛関係)
- …older generation Japanese women say…(年配の世代の日本人女性はこう言います)
- A lot of people in the US are very direct.(アメリカの多くの人はとても率直です)
criterion(基準)の複数形は criterions ではなく criteria です。ラテン語やギリシャ語から入ってきた語は、元の言語の複数形をそのまま持ち込んでいることがあります。これが 外来語由来の複数形 です。
数は多くありませんが、ニュースや論文でよく出る語に集中しています。とくに media・data・criteria は、それ自体がすでに複数形だという点を知らないと、動詞の形を間違えます。
- -on → -a:criterion → criteria/phenomenon → phenomena
- -um → -a:medium → media/datum → data/bacterium → bacteria
- -is → -es:analysis → analyses/crisis → crises/thesis → theses
- -us → -i:focus → foci/stimulus → stimuli/alumnus → alumni
- -ix / -ex → -ices:index → indices/appendix → appendices
- formulae / formulas、indices / indexes のようにどちらも使われる語が増えている
- 日常会話では英語式(-s)のほうが自然に響くことも多い
- data・media は、口語では単数扱い(The data is…)が定着している
※このカードの語はすべて、型を示すための一般的な参考例です(動画スクリプトには登場しません)。
media・data・criteria が主語なら「もう複数形」と考える。
- a criteria ✗ → a criterion ○(criteria は複数形なので a はつかない)
- medias ✗ → media ○(media がすでに medium の複数形)
- an analysises ✗ → analyses ○
この文の Japanese は、1人でも大勢でも形が変わりません。a Japanese person も some Japanese people も、Japanese の部分は同じままです。これが 単複同形 です。
形が変わらないので、数は周りの語から判断することになります。動詞が is か are か、前に two や some がついているか。名詞そのものではなく文全体を見て数を読むクセをつけましょう。
- 動物:fish/sheep/deer/salmon(種類を言うときだけ fishes になることもある)
- -ese で終わる国民名:Japanese/Chinese/Portuguese
- -ss / -sh で終わる国民名:Swiss/British/English
- 単位・数量:percent/yen(five yen, ten percent)
※fish・sheep・Swiss などは、型を示すための一般的な参考例です(スクリプトに登場するのは Japanese のみ)。
Two fish are swimming. のように、数詞と動詞を手がかりにする。
- There’s some Japanese people who really enjoy it.(複数の日本人)
- …in the Japanese realm with Japanese guys.(日本の世界で、日本人男性と)
- …older generation Japanese women.(年配の世代の日本人女性)
hand ではなく hands です。手をつなぐのは自分の手と相手の手、2つがそろって初めて成立する行為なので、いつも複数形になります。このように単数では使わない名詞が英語にはいくつもあります。
さらにやっかいなのが、単数と複数で意味そのものが変わる語です。manner は「方法」ですが、manners になると「マナー、行儀」。別の単語として覚えたほうが早いくらいです。
- ペアのもの:glasses(メガネ)/scissors(はさみ)/jeans/shoes
- 決まり文句:hold hands/get butterflies/air quotes
- 複数形の名詞:clothes/belongings/surroundings
- manner(方法)→ manners(マナー・行儀)
- quote(引用)→ quotes(引用符・カギカッコ)
- custom(習慣)→ customs(税関)
- arm(腕)→ arms(武器)/glass(ガラス)→ glasses(メガネ)
- 中心になる語に -s をつける:passer-by → passers-by/brother-in-law → brothers-in-law
- おしりではなく真ん中に -s が入るのがポイント
- 1語になっているものは普通どおり:bookstore → bookstores
※glasses・scissors・passer-by などは、型を示すための一般的な参考例です(動画スクリプトには登場しません)。
手をつなぐ・メガネをかける・はさみで切る、はどれも1つでは成り立たない → いつも複数形。
- You might get the butterflies.(ドキドキするかもしれません)
- Air quotes for everyone.(みんなに向けて指でカギカッコを作ります)
- One or two pecks is fine.(軽いキス1〜2回なら大丈夫です)
family は1語で「家族」という集団を表します。こういう名詞を 集合名詞 と呼びます。動画のこのセリフでは、家事を「家族という1つのまとまりの仕事」として捉えています。
おもしろいのはここからです。集合名詞は話し手がどう見ているかで単数扱いにも複数扱いにもなります。外から1つの箱として見れば The family is big.、中のメンバー一人ひとりが動いていると見れば The family are arguing. になります。
- まとまりとして見る:単数扱い(The team is strong. チームは強い)
- メンバー個々を見る:複数扱い(The team are wearing new uniforms. 選手たちは新しいユニフォームを着ている)
- 仲間:family/team/couple/generation/staff/audience/government
- 地域差:イギリス英語は複数扱いが多く、アメリカ英語は単数扱いが基本
※team・audience・government などは、型を示すための一般的な参考例です。
迷ったらアメリカ英語式に単数扱い(is)にしておけば無難。
- If you’re a couple…(もしあなたたちがカップルなら)
- …especially older generation Japanese women.(とくに年配の世代の日本人女性)
- A relationship is two people working together.(関係とは2人が協力し合うことです)
the young は young people、つまり「若い人たち」という意味です。the + 形容詞 の形にすると、名詞を置かなくてもその性質を持つ人々全体を指せます。
大事なのは動詞の形です。the + 形容詞 はつねに複数扱いなので、is ではなく are を使います。The young is … と書いてしまうミスがとても多いところです。
- 基本:the young/the old/the rich/the poor/the homeless
- 動詞:必ず複数扱い(The rich are getting richer.)
- 国民全体:the Japanese/the British/the French も同じ発想の複数扱い
- 例外:抽象的な性質を表すこともある(the unknown=未知のもの、単数扱い)
※the rich・the homeless などは、型を示すための一般的な参考例です。
直後の動詞は are / were / have を選ぶ。
- The young is ✗ → The young are ○
- The youngs ✗ → the young ○(形容詞に -s はつけない)
- The Japaneses ✗ → the Japanese ○
pecks と複数形なのに、動詞は are ではなく is です。話し手が One or two pecks を「キス1〜2回くらいのこと」というひとかたまりの程度として捉えているからです。
つまり 数を数えているのではなく、まとめて1つの話題として扱っている。この発想は時間・距離・金額でもそのまま使われ、Ten years is a long time. のように合計を1つの量と見れば単数扱いになります。
- 時間:Ten years is a long time.(10年は長い)
- 距離:Five miles is not far.(5マイルは遠くない)
- 金額:Ten dollars is enough.(10ドルで足りる)
- 学問・国名など -s で終わる語:Mathematics is fun./The United States is…
※ten years・five miles などは、型を示すための一般的な参考例です。
1つの量としてまとめている → is / 個々を数えている → are
- There are a few points that really stick out to me.(数えている → are)
- A relationship is two people working together.(主語は1つ → is)
- Love is not an easy game to play.(恋愛は簡単なゲームではありません)
a friend ではなく friends です。友達という関係は片方だけでは成立しません。2人そろって初めて friends なので、英語では自然に複数形になります。
この発想は名詞だけでなく動作を表す表現にも現れます。hold hands(手をつなぐ)、shake hands(握手する)、take turns(交代でやる)。どれも相手がいる動作なので、必ず複数形が使われます。
- 関係を表す名詞:We’re friends./They’re neighbors./We’re colleagues.
- 相互の動作:hold hands/shake hands/take turns/change places
- 数を明示する形:two people working together(2人が協力する)
- 単数にすると意味が変わる:We’re a friend. ✗(成立しない)
※neighbors・change places などは、型を示すための一般的な参考例です。
できない動作・関係(友達になる、握手する、手をつなぐ)は複数形になる。
- Holding hands in public.(人前で手をつなぐこと)
- A relationship is two people working together.(関係とは2人が協力し合うことです)
- …with a friend or with two friends, three friends.(友達1人と、あるいは2人、3人と)
Westerners には a も the もついていません。冠詞なしの複数形にすると、「西洋人というグループ全体」を表せます。これを 総称の複数 と呼びます。
大事なのは、目の前の特定の1人の話ではないという点です。「そういう人たち一般はこうだよね」と語るときの形。英語では一般論を言うとき、この冠詞なしの複数形がいちばん自然な選択になります。
- 冠詞なしの複数形:Dogs are friendly.(いちばん自然な一般論)
- a + 単数:A dog is friendly.(「どの1匹をとっても」という言い方)
- the + 単数:The dog is a friendly animal.(種として硬く語る言い方)
- 会話ではほぼ冠詞なしの複数形を使えば間違いない
※dogs の例は、3つの言い方を比べるための一般的な参考例です。
全般の話なら a も the もつけず、複数形のまま置く。
- …we’re going to be focusing on Americans.(アメリカ人に焦点を当てます)
- Japanese guys don’t do that.(日本人男性はそうしません)
- …so many different types of people.(本当にいろいろなタイプの人がいます)
一人プレゼンを実施してみる

まずは何も見ずに例文を自分で作って説明してみて、
うまく言えなかった項目だけ解説例を確認する、という使い方がおすすめです。
① 規則変化、説明できますか?

例文:
There are a few points that really stick out to me.
特に印象に残る点が、いくつかあります。
要点:
- 基本はそのまま -s(point → points、time → times)
- -s / -x / -ch / -sh で終わる語は -es、子音+y は y を i に変えて -es
- スペルは同じ -s でも、発音は /s/・/z/・/ɪz/ の3通り
解説例:
複数形の作り方は、ほとんどの場合そのまま -s をつけるだけです。
この文の points も point に -s がついた形ですね。
ただし語尾によっては変化します。
watch のように -ch で終わる語は watches、
country のように子音+y で終わる語は countries、
life のような -fe は lives になります。
三単現の -s とほぼ同じルールなので、セットで覚えると効率がいいです。
それと読み方も3通りあります。
points は /s/、guys は /z/、watches は /ɪz/ です。
スペルだけでなく音も一緒に確認しておきましょう。
② 不規則変化、説明できますか?

例文:
There’s some Japanese people who really enjoy it.
それを本当に楽しんでいる日本人もいます。
要点:
- people は person の複数形。-s がないのに複数を表す
- man → men、woman → women、foot → feet は母音が変わるタイプ
- child → children、ox → oxen のように -en で終わる仲間もいる
解説例:
people には -s がついていませんが、
これはれっきとした複数形です。
person が1人で、その複数形が people。
形ごと入れ替わるタイプなんですね。
仲間には man → men、woman → women、foot → feet があって、
どれも単語の真ん中の母音が変わるのが特徴です。
もう1つ、child → children や ox → oxen のように
-en がつくグループもあります。数は限られているので、
丸ごと覚えてしまうのが早いです。
「-s がないから単数」と機械的に判断しないことが大事ですね。
③ 外来語由来の複数形、説明できますか?

例文:
The criteria are different in Japan.(言い換え例)
日本では基準が違います。
要点:
- -on → -a(criterion → criteria)、-um → -a(medium → media)
- -is → -es(analysis → analyses)、-us → -i(focus → foci)
- media・data・criteria はそれ自体がすでに複数形
解説例:
criterion の複数形は criterions ではなく criteria です。
ラテン語やギリシャ語から入ってきた語は、
元の言語の複数形をそのまま持ち込んでいることがあるんですね。
-on と -um は -a に、-is は -es に、-us は -i に変わります。
数は多くありませんが、ニュースや論文でよく出る語に集中しています。
とくに注意したいのが media・data・criteria で、
これらは単数形ではなく最初から複数形です。
a criteria や medias と書いてしまうのはよくあるミスですね。
最近は formulas のような英語式の -s も広く使われています。
④ 単複同形、説明できますか?

例文:
Japanese guys don’t usually do that.(言い換え例)
日本人男性はふつうそうしません。
要点:
- Japanese は1人でも大勢でも形が変わらない
- fish・sheep・deer、Chinese・Swiss なども単複同形
- 形からは数がわからないので、動詞や数詞で判断する
解説例:
この文の Japanese は、1人でも大勢でも形が変わりません。
a Japanese person も some Japanese people も、
Japanese の部分は同じままです。
これを単複同形と呼びます。
仲間には fish や sheep のような動物、
Chinese や Swiss のような国民名があります。
ここでポイントになるのが、
形からは数が読めないということ。
だから Two fish are swimming. のように、
数詞や動詞の形を手がかりにします。
名詞だけを見るのではなく、
文全体を見て数を判断するクセをつけましょう。
⑤ その他注意すべき複数形、説明できますか?

例文:
Holding hands in public.
人前で手をつなぐこと。
要点:
- いつも複数形:hands・glasses・scissors・get butterflies・air quotes
- 単数と複数で意味が変わる:manner(方法)→ manners(マナー)、custom(習慣)→ customs(税関)
- 複合語は中心の語に -s:passer-by → passers-by
解説例:
手をつなぐという行為は、自分の手と相手の手、
2つがそろって初めて成立しますよね。
だから hands と複数形になります。
メガネの glasses、はさみの scissors も同じ発想で、
1つだと意味が成立しないものは常に複数形です。
やっかいなのが、単数と複数で意味そのものが変わる語で、
manner は「方法」ですが manners は「マナー」、
custom は「習慣」ですが customs は「税関」になります。
別の単語として覚えたほうが早いくらいですね。
それと複合語は passer-by → passers-by のように、
おしりではなく中心の語に -s が入ります。
⑥ 集団を表す単数・複数、説明できますか?

例文:
It’s a family job.
それは家族みんなの仕事です。
要点:
- family・couple・team・generation は1語で集団を表す集合名詞
- まとまりとして見れば単数扱い(The family is big.)
- 中のメンバー個々を見れば複数扱い(The family are arguing.)
解説例:
family は1語で「家族」という集団を表します。
こういう名詞を集合名詞と呼びます。
この動画のセリフでは、
家事を「家族という1つのまとまりの仕事」として捉えているんですね。
おもしろいのは、集合名詞は話し手がどう見ているかで
単数扱いにも複数扱いにもなるということです。
外から1つの箱として見れば The family is big.、
中のメンバー一人ひとりが動いていると見れば
The family are arguing. になります。
イギリス英語は複数扱いが多く、
アメリカ英語は単数扱いが基本なので、
迷ったら is にしておけば無難です。
⑦ the + 形容詞、説明できますか?

例文:
The young are more equal about housework.
若い世代は家事により平等です。
要点:
- the + 形容詞で「〜な人々」を表せる(the young = young people)
- つねに複数扱いなので、動詞は is ではなく are
- the rich・the poor・the old、the Japanese なども同じ形
解説例:
the young は young people、つまり「若い人たち」という意味です。
the のあとに形容詞を置くだけで、
名詞がなくてもその性質を持つ人々全体を指せるんですね。
ここで大事なのが動詞の形です。
the + 形容詞 はつねに複数扱いなので、
is ではなく are を使います。
The young is … と書いてしまうミスがとても多いところです。
仲間には the rich、the poor、the old、
それに the Japanese のような国民全体を指す言い方もあります。
形容詞に -s をつけて the youngs としないことも押さえておきましょう。
⑧ まとめて考える時は単数、説明できますか?

例文:
One or two pecks is fine.
軽いキス1〜2回なら大丈夫です。
要点:
- pecks と複数形でも、動詞は are ではなく is
- 「1〜2回くらいのこと」と、ひとかたまりの程度として捉えているから
- 時間・距離・金額も同じ(Ten years is a long time.)
解説例:
この文、pecks と複数形なのに動詞は is なんですね。
話し手が「キス1〜2回くらいのこと」と
ひとかたまりの程度として捉えているからです。
数を数えているのではなく、
まとめて1つの話題として扱っている感覚です。
同じ発想は時間・距離・金額にも使われて、
Ten years is a long time. や
Ten dollars is enough. のように、
合計を1つの量と見れば単数扱いになります。
逆に There are a few points. のように
1つずつ別のものとして数えているなら are。
同じ複数形でも、見方によって動詞が変わるということです。
⑨ 2つ以上が絡む動作は複数、説明できますか?

例文:
We’re just friends.
私たちはただの友達です。
要点:
- 友達という関係は片方だけでは成立しないので friends と複数形
- hold hands・shake hands・take turns も必ず複数形
- 「自分ひとりでできるか?」で見分けられる
解説例:
a friend ではなく friends ですよね。
友達という関係は片方だけでは成立しません。
2人そろって初めて friends なので、
英語では自然に複数形になります。
この発想は動作を表す表現にも出てきて、
hold hands、shake hands、take turns は
どれも相手がいる動作なので必ず複数形です。
見分け方は簡単で、「これは自分ひとりでできるか?」と考えてみること。
握手も、手をつなぐことも、交代も、
ひとりでは成り立ちませんよね。
だから複数形になるわけです。
⑩ ものを一般的に示すのは複数、説明できますか?

例文:
For Westerners, this could be a great chance.
西洋人にとって、これは大きなチャンスかもしれません。
要点:
- 冠詞なしの複数形で「〜というグループ全体」を表す
- 目の前の特定の1人ではなく、一般論を語るときの形
- Dogs are friendly. のように、会話ではこの形がいちばん自然
解説例:
Westerners には a も the もついていません。
冠詞なしの複数形にすると、「西洋人というグループ全体」を表せます。
これを総称の複数と呼びます。
大事なのは、目の前の特定の1人の話ではないということ。
「そういう人たち一般はこうだよね」と語るときの形なんですね。
一般論には A dog is friendly. や
The dog is a friendly animal. という言い方もありますが、
会話でいちばん自然なのは冠詞なしの複数形、
つまり Dogs are friendly. です。
迷ったらこの形を選べば間違いありません。
今日の表現をAnkiで復習しよう

可算・不可算の違いがわかったら、次はフレーズを丸ごと覚えていきましょう。
今回登場した「日本で外国人とデートする」のフレーズは、noteで詳しく解説しています
どんな場面で使われるのか、どうネイティブが使いこなしているのかがわかります。
文法とフレーズを両輪で学ぶと、英語の定着スピードが一気に上がります。
ネイティブがよく使うのに、日本人はなかなか使えないフレーズだけを集めて、
Anki入力用にまとめました。
AnkiはCHADSスパルタイマージョンでも推奨されている「自分だけの単語帳」を作れる暗記アプリです。
▶Ankiで叶える効率英語単語学習法|インストールから続けるコツまで全部解説
Ankiの入力データは↓こちら↓
動画に登場したデート表現12選です。知らなかった表現を追加・編集して、そのままAnkiに取り込めます。
| 表現 | 発音記号 | 意味 | 動画の例文 | シンプル例文 |
|---|
- PC・Android(AnkiDroid含む):「💻 PC・Android用」ボタンで
anki_デート表現12選.txtをダウンロードし、Ankiのファイル → インポートから取り込む(区切り文字はTabを選択) - iPhone(AnkiMobile):「📱 iPhone用」ボタンで
anki_デート表現12選.apkgをダウンロードし、AirDropやFilesアプリでiPhoneに送って、AnkiMobileの設定(歯車) → Import File から開く
まとめ:単数・複数を2つの角度で再確認しよう

さて、今回は「単数・複数」というテーマを、作り方と捉え方の2つの角度から見てきました。
- 集団を表す単数・複数 ― まとまりなら単数、メンバーを見れば複数
- the + 形容詞 ― 「〜な人々」を表し、つねに複数扱い
- まとめて考える時は単数 ― 1つの量と見れば複数形の主語でも is
- 2つ以上が絡む動作は複数 ― 相手がいて成り立つことは複数形
- ものを一般的に示すのは複数 ― 冠詞なしの複数形で一般論を語る
- 規則変化 ― 基本は -s、語尾で -es / -ies / -ves に変わり、発音も3通り
- 不規則変化 ― people・men・women・children のように形ごと変わる
- 外来語由来の複数形 ― criteria・media・analyses のように元の言語のまま変わる
- 単複同形 ― Japanese・fish・sheep は形が変わらず、動詞や数詞で数を読む
- その他注意すべき複数形 ― いつも複数形の語、意味が変わる語、複合語の -s の位置
前半の「形」は覚えれば終わりですが、
後半の「捉え方」は話し手の見方しだいで変わります。
今日学んだ10の視点のうち、1つだけでもいいので、
今度英語を話すときや書くときに意識してみてください。
とくに名詞を口に出す前に
「これは1つか、2つ以上か、それともまとめて1つか」と
一瞬考えるクセをつけるだけで、-s の抜けはぐっと減ります。
もし今日の内容で「なるほど」と思った部分があれば、
ぜひコメントで教えてください。
次回は「冠詞(a / the / 無冠詞)」を、同じ動画のセリフを使って見ていく予定です。
さらに英語学習を進めたい方へ

発音が気になっている方へ
文法と同じくらい大事なのが、発音です。
「読めるのに、なぜか伝わらない。」
そんな経験、ありませんか?
実は、発音には明確なルールがあります。
ルールを知るだけで、ネイティブの英語がグッと聞き取りやすくなります。
話すときの自信も、ぜんぜん違ってきます。
発音の基礎からしっかり学びたい方は、こちらをどうぞ。
学習習慣がどうしても身につかない方へ
「やる気はあるのに、続かない。」
これ、意志の問題ではありません。
一人で学び続ける仕組みがないだけです。
私も独学時代、何度も挫折しました。
英語コーチングに出会ってから、学習が習慣として定着しました。
あなたに合った学習プランを一緒に作りましょう。
話す機会を探している方へ
文法を学んだら、次は実際に使ってみることが一番の近道です。
頭でわかっていても、口から出てこない。
そのもどかしさを解消するには、とにかく話す場数を踏むしかありません。
オンライン英会話なら、今日からすぐに始められます。
自宅にいながら毎日ネイティブと話せる環境は、数年前には考えられなかったことです。
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