英語イマージョン学習|Youtubeで英文法#07【限定詞】①冠詞
イマージョンで冠詞の使い方を理解する

「最初に話題に出たら a、そのあとは the」。
そう覚えたものの、本当にそれだけ?と思ったことはありませんか。
other と another の違いも、なんとなくで流していませんか。
冠詞はたった1〜3文字ですが、伝わるニュアンスが変わります。
私は英語力ゼロから毎日2〜3時間、6年間勉強を続けてきました。
TOEIC910点を取り、外資系企業にも転職しました。
それでも会議で a project と言って
「どのプロジェクト?」と聞き返されたことがあります。
決め手は「聞き手がどれか特定できるか」の一点だけ
読み終えるころには、冠詞の細かい使い方がつかめているはずです。
次に英語を話すとき、名詞の前で一度だけ立ち止まってみてください。
イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項

動画紹介
今回の教材は、MJ and Adam Showの日本で外国人とデートするのフレーズ というYouTube動画です。
イマージョン学習にぴったりのチャンネルです。
英語初心者こそ、このチャンネルから始めてほしいです。
ネイティブ同士の自然な日常会話なのに、ゆっくり・はっきり話してくれるからです。
聞き取れる速度なのに、出てくる表現はしっかりネイティブらしい。
たとえば今回の動画では「It’s not a date, but it’s not not a date.」(デートじゃないけど、デートじゃないわけでもない)という一言が出てきます。
教科書には絶対載っていませんが、こういう表現こそ会話で効くんですよね。
しかも話題の中心は、日本とアメリカ・カナダの文化の違い。
デートの誘い方、人前でのスキンシップ、家事の分担まで、リアルな体感で語ってくれます。
見た目のインパクトは強めのお二人ですが、中身は驚くほど誠実です。
聞き取れて、使えて、文化まで学べる。
イマージョン学習の入り口として、これ以上ない教材です。
学習の進め方
勉強した文法事項の知識を実際に使いこなすには、
その言葉が使われる場面や気持ちごと覚えるのが近道です。
だからこそ今回は、動画の生きたセリフを教材にして、「動詞」の視点を見ていきます。
読み方は、目的に合わせて選んでみてください。
英語を楽しみながら勉強したい方は、このまま記事を読み進めてください。
動画のセリフをたどりながら、
「動詞」の感覚を少しずつ自分のものにしていけます。
逆に、効率的に英文法だけを押さえたい方は、要点だけをまとめた別記事へどうぞ。
限定詞とは何か ― 名詞の前の「1つしかない椅子」

英語には、名詞の前に置いて「その名詞をどう見ているか」を
先に宣言する語のグループがあります。
これを限定詞と呼びます。
a / the はその代表選手にすぎません。
some、any、all、every、no、many、a few なども、
すべて同じグループの仲間です。
このことは、ある有名なルールを一発で説明します。
「a my book」「the every guy」がどちらも成立しないのは、
限定詞の座れる椅子が名詞の前に1つしかないからです。
だから限定詞は2つ並べられません。
「私の本のうちの1冊」と言いたければ、
a book of mine と椅子をずらすしかないのです。
このシリーズでは、限定詞を3回に分けて体系的に整理します。
- 第1回(この記事):冠詞(a / an・the・無冠詞)と「別のもの」(another / other)
- 第2回:不特定とゼロ(some / any / several / no / none)
- 第3回:全体と数量(all / every / each、both / either / neither、many / much、few / little)
イマージョンで学ぶ【限定詞】7つの顔

判断の基準はひとつだけです。
「聞き手が、どれのことか特定できるか」。
ここを押さえておくと、
残りの限定詞もすべて同じ物差しで測れるようになります。
① 冠詞3つのコアイメージ
- a / an ― たくさんある中の、輪郭のあるひとつ
- the ― どれのことか、お互いに分かっている
- 無冠詞 ― 形を意識しない。抽象・物質・機能
② 会話で使い分ける
- a → the の流れ ― 初めては a、2回目からは the
- 総称表現 ― 「〜というもの」を表す3通りの形
- 固有名詞・慣用表現 ― the をつける名前、つけない名前
- another / other ― 「別のもの」を指す4語の使い分け
カードをタップすると詳しい説明が開きます
この3回シリーズでは、限定詞をまとめて体系的に整理します。第1回は、限定詞の中でもいちばん基本になる 冠詞(a / an・the・無冠詞)と、「別のもの」を指す another / other の一族です。判断の基準はひとつだけ。「聞き手が、どれのことか特定できるか」。ここを押さえると、残りの限定詞もすべて同じ物差しで測れるようになります。
a guy、a girl。どちらも「特定の誰か」ではありません。世の中にたくさんいる男性・女性の中から、輪郭のあるひとりをポンと取り出しただけです。聞き手は「誰のこと?」とは思いません。思う必要がないからです。
これが a / an のコアイメージ。「どれか1つだけれど、どれかは決まっていない」という状態を表します。だから 可算名詞 の単数形には、原則として何かしらの冠詞が必要になります。裸のまま置くことはできません。
ちなみにこの文の後半 coffee には冠詞がありません。液体としてのコーヒーは輪郭がないからです(→ カード3「無冠詞」)。同じ1文の中で a がつくものとつかないものが同居しているのが、英語の名詞の面白いところです。
- 基本:子音の音で始まる語には a(a guy/a girl/a puddle/a date)
- 母音の音で始まる語:an にする(an easy game/an office/an assumption)
- 決めるのは「綴り」ではなく「音」:a university(ユー…と子音の音で始まる)/an hour(h を読まないのでアワー)
- 形容詞が入ると判定もずれる:a game → an easy game(判定するのは直後の語の音)
※university・hour・office などは、音のルールを示すために挙げた一般的な参考例です(動画スクリプトには登場しません)。
日本語にすると「ある◯◯」「◯◯というもの1つ」が自然に入るかどうかで確認できます。
- There’s a puddle on the ground.(地面に水たまりがあります)
- It’s a family job.(それは家族みんなの仕事です)
- I really had a great conversation this evening.(今夜は本当に素晴らしい会話ができました)
ここでは culture に the がついています。ただの「文化」ではなく、of that area(その地域の)で範囲がピタッと絞られているからです。話し手も聞き手も、どの文化のことか分かっている。だから the。
the のコアイメージは「共通認識」です。a が「どれか分からない1つ」なら、the は「もう決まっている、あれ」。特定されるルートはいくつもありますが、行き着く先は毎回同じで、聞き手が指させるかどうかだけです。
なお the は、単数にも複数にも、可算名詞にも 不可算名詞 にもつきます。数を問わないのが a との大きな違いです。
- 一度話に出た:a puddle → the puddle(→ カード4)
- その場で1つに決まる:the ground(今いる地面)/the office(うちの会社)/the street(今歩いている通り)
- 世界に1つしかない:the world/the air/the sun
- 後ろから限定される:the culture of that area/the guys in the relationship
- 序数・最上級・only:the second coffee/the best/the only one
逆に「ある◯◯」がしっくりくるなら a。迷ったら聞き手が指さして「これ」と言えるかを想像してください。
- I want to show the world that we are a couple.(僕たちがカップルだと世界に示したい)
- We’re the guys in the relationship.(僕たちは、この恋愛関係における男性側です)
- If we say it’s official, then that’s the line.(「正式に付き合っている」と言うなら、それが一線です)
この1文には、冠詞のつかない名詞とつく名詞が両方入っています。Love には何もついていない。一方 game には an がついている。この差がそのまま「無冠詞」の正体です。
love は形のない 抽象名詞 です。1つ2つと切り出せないので、輪郭を示す a も、特定を示す the も必要ありません。ところが game は「1回ごとの勝負」という輪郭のあるカタマリなので、an がつきます。無冠詞 は「冠詞を忘れた」のではなく、そもそも数える対象として見ていないという積極的なサインなのです。
もうひとつ大事なのが、in public のような 機能 を表す言い方。ここでの public は「特定の広場」ではなく「人目のある状態」という働きそのものを指しているので、冠詞が消えます。go to school が「校舎に行く」ではなく「勉強しに行く」を意味するのと同じ理屈です。
- 抽象名詞:love/chivalry(騎士道精神)/affection(愛情)/communication
- 物質・材料:coffee/sake/water ※「1杯」と輪郭を出すと a coffee になる
- 機能を表す場所・手段:in public/at home/at night/by car/go to school
- 複数形での総称:Japanese guys/westerners/drinks(→ カード5)
※water・by car・go to school などは、パターンを示すために挙げた一般的な参考例です(動画スクリプトには登場しません)。
同じ語でも見方しだいで切り替わります。coffee(液体・無冠詞)↔ a coffee(1杯・a つき)。
- Holding hands in public.(人前で手をつなぐこと)
- I’ll do some housework — cleaning, vacuuming, laundry.(家事をします。掃除、掃除機がけ、洗濯)
- Love is in the air when it’s springtime.(春になると、恋の予感が漂います)
会話の中で冠詞は動いていきます。最初に誘うときは a coffee。聞き手にとってはまだ「どれのことか分からない1杯」だからです。ところが話が進むと、その coffee は2人の間で共有された話題になります。だから2回目は the second coffee。
これが a → the の流れ です。a / an は話題を舞台に登場させるための冠詞、the はすでに舞台にいるものを指し直すための冠詞。文法規則というより、会話の進行そのものを映しています。
なお文末の a date は初登場なので a のまま。同じ文の中でも、初出か既出かで冠詞は別々に判断します。
紹介なら a、指し直しなら the。話の中で1回でも出したものは、次からは the(または that / this)になります。
- There’s a puddle on the ground … she doesn’t get wet on that puddle.(地面に水たまりがある…その水たまりで彼女が濡れないように)※2回目は that で「さっきのあれ」を指しています
- Somebody says, “Let’s go for a coffee.”(誰かが「コーヒーでも行こう」と言う)
- The second coffee is maybe a date.(2回目のコーヒーは、たぶんデートです)
ここでの a relationship は「ある特定の恋人関係」ではありません。「恋愛関係というもの、すべて」を語っています。これが 総称表現 の a。どれか1つを取り出して、代表選手として全体を語らせる使い方です。
ややこしいのは、同じ「〜というもの」を表す形が英語に3通りあることです。a + 単数、複数無冠詞、the + 単数。意味はほぼ同じでも、会話でいちばん自然なのは複数無冠詞で、the + 単数は定義文のような硬い響きになります。
この動画でも Japanese guys、westerners のように、人のグループを語るときは一貫して複数無冠詞が使われています。迷ったら複数無冠詞と覚えておけば、ほぼ外しません。
- a + 単数:どれか1つを代表として(A relationship is two people working together.)
- 複数無冠詞:いちばん自然で会話向き(Japanese guys don’t usually do that.)
- the + 単数:種類全体を1つの存在として。定義・説明向きの硬い響き(The dog is a friendly animal.)
- the + 形容詞:「〜な人々」をまとめて指す複数扱いの形(the young/the older generation)
※「the + 形容詞」は前回記事「単数・複数」のカード7でくわしく扱っています。The dog is a friendly animal. は型を示すための一般的な参考例です。
話し言葉なら複数無冠詞を第一候補に。the + 単数は辞書や論文の書き方だと考えておくと安全です。
- You think about what a housewife‘s job is.(「主婦の仕事」とは何かを考えてみてください)
- Japanese guys don’t usually do that.(日本人男性は普通そういうことをしません)
- For westerners, this could be a great chance.(西洋人にとって、これは絶好のチャンスかもしれません)
1つのことわざの中に、冠詞のない名前と the つきの名前が並んでいます。Rome は無冠詞、the Romans は the つき。この対比が固有名詞の冠詞ルールをそのまま表しています。
Rome のような地名は、それ自体が世界に1つしかない名前です。すでに特定されきっているので、the を足す必要がありません。一方 the Romans は「ローマの人々」という集団で、「あの土地に住む人たち」と範囲を限定しているから the がつきます。
ただし固有名詞には the がつく例外グループがあり、ここは理屈より型で覚えるほうが早い領域です。下のルールボックスで、つく側・つかない側をまとめて確認しておきましょう。
- 複数形の国名・地域:the US/the Netherlands/the Philippines
- 川・海・山脈・砂漠:the Thames/the Pacific/the Alps
- 組織・新聞・建物:the UN/the Times/the White House
- 「◯◯ of ◯◯」型:the University of Tokyo/the Bank of Japan
- 国名・都市名・大陸名:Japan/Rome/America/North America
- 単独の山・湖・駅・大学:Mt. Fuji/Lake Biwa/Tokyo Station/Harvard University
- 人名・曜日・月:Adam/Monday/April
- 機能を表す慣用句:in public/at home/at night/by car/go to bed
※the Thames・Mt. Fuji・Harvard University などは、型を示すために挙げた一般的な参考例です(動画スクリプトには登場しません)。
逆に単独の名前1語(Japan・Rome・Adam)は原則そのまま。慣用句の in public・at home も冠詞なしで丸ごと覚えます。
- A lot of people in the US are very direct.(アメリカの多くの人は、とても率直です)
- I’m from America.(私はアメリカ出身です)
- Kissing in public is not very common in Japan.(人前でのキスは、日本ではあまり一般的ではありません)
another は、分解すると an + other です。つまり中に a が入っている。だから another は必ず単数名詞とセットになりますし、「まだ候補がたくさん残っている中の、もう1つ別の」という不特定の意味になります。この動画のように、シリーズの「また別の回」を指すのにぴったりの語です。
ここに the が加わると、意味が一気に変わります。the other は「2つのうち、残ったほうの1つ」。もう選択肢が尽きているので特定できるのです。動画の on one hand … on the other … という言い方が、まさにこれです。
複数形になると other(別の〜たち・不特定)と the others(残り全部・特定)の対立になります。つまりこの4語は、「the がつくか」×「単数か複数か」の2つの軸だけで整理できます。
- another + 単数:残りがまだたくさんある中の、もう1つ別の(不特定)
- the other + 単数:2つのうち、残ったほうの1つ(特定)
- other + 複数:別の〜たち。範囲を限定しない(不特定)
- the others:残り全部。名詞をつけず単独で使う(特定・複数)
※ the others はスクリプトに登場しないため、早見表では型のみを示しています。
残りが多いなら another / other、残りが決まっているなら the other / the others。the がつくかどうかは、ここまでの3枚のカードとまったく同じ判断基準です。
- Another one I’ve heard is public affection.(もう1つ聞いたことがあるのは、人前での愛情表現です)
- On one hand… and then on the other, the partner might feel…(一方では…そしてもう一方では、パートナーはこう感じるかもしれません)
- I’ve heard a lot of complaints from other women.(他の女性たちから、たくさんの不満を聞きました)
- There are two other points that could affect this.(これに影響しうる点が、他に2つあります)
一人プレゼンを実施してみる

まずは何も見ずに例文を自分で作って説明してみて、
うまく言えなかった項目だけ解説例を確認する、
という使い方がおすすめです。
① a / an、説明できますか?

例文:
It’s just a guy and a girl going out for coffee.
男性ひとりと女性ひとりで、コーヒーに行くだけ。
要点:
- a / an は「たくさんある中の、輪郭のあるひとつ」を取り出すサイン
- 聞き手はまだ「どれのこと」か特定できていない
- 可算名詞の単数形を、裸のまま置くことはできない
- a か an かは綴りではなく、直後の語の「音」で決まる
解説例:
a guy、a girl。
どちらも「特定の誰か」ではありません。
世の中にたくさんいる男性・女性の中から、
輪郭のあるひとりをポンと取り出しただけです。
だから聞き手も「誰のこと?」とは思いません。
これが a / an のコアイメージで、
「どれか1つだけれど、どれかは決まっていない」という状態を表しています。
だから可算名詞の単数形には、原則として何かしらの限定詞が必要になるんですね。
ちなみに a と an の使い分けは、綴りではなく音で決まります。
a university、an hour が典型例です。
② the、説明できますか?

例文:
You follow the culture of that area as much as you can.
その地域の文化に、できるだけ従うということです。
要点:
- the は「話し手と聞き手の共通認識」を表す
- 単数・複数・不可算のどれにでもつけられる(a と違って数を選ばない)
- the になる合図は、既出/その場で1つ/世界に1つ/後ろから限定/序数・最上級
- 判断基準は「聞き手が指さして『これ』と言えるか」
解説例:
ここでは culture に the がついています。
ただの「文化」ではなく、
of that area で範囲がピタッと絞られているからです。
話し手も聞き手も、どの文化のことか分かっている。
だから the なんですね。
the のコアイメージは「共通認識」です。
a が「どれか分からない1つ」なら、
the は「もう決まっている、あれ」。
特定されるルートはいくつもありますが、
行き着く先は毎回同じで、
聞き手が指させるかどうかだけです。
迷ったら頭に「例の」をつけてみて、
日本語が自然かどうか試してみてください。
③ 無冠詞、説明できますか?

例文:
Love is not an easy game to play.
恋は、簡単なゲームじゃない。
要点:
- 限定詞がつかないのは「そもそも数える対象として見ていない」という積極的なサイン
- 抽象名詞・物質名詞・機能を表す句・複数形の総称、の4パターン
- 同じ語でも見方しだいで切り替わる(coffee ↔ a coffee)
- この1文には、無冠詞の love と an つきの game が同居している
解説例:
この1文がとても親切なのは、
限定詞のつかない名詞とつく名詞が両方入っているところです。
love には何もついていない。
一方 game には an がついている。
love は形のない抽象名詞なので、1つ2つと切り出せません。
だから輪郭を示す a も、特定を示す the も必要ないんです。
ところが game は「1回ごとの勝負」という輪郭のあるカタマリなので、
an がつきます。
無冠詞は冠詞を忘れたのではなく、
「数えるつもりがない」という積極的なサインだと考えてください。
④ a → the の流れ、説明できますか?

例文:
“Let’s go for a coffee.” …
The second coffee is maybe a date.
「コーヒーでも行こう」…
2回目のコーヒーは、たぶんデートです。
要点:
- a は話題を舞台に登場させる冠詞、the は舞台にいるものを指し直す冠詞
- 1回目は a、2回目からは the(または that / this)
- 同じ文の中でも、初出の名詞は a のまま(文末の a date)
解説例:
会話の中で、限定詞は動いていきます。
最初に誘うときは a coffee。
聞き手にとっては、まだ「どれのことか分からない1杯」だからです。
ところが話が進むと、その coffee は2人の間で共有された話題になります。
だから2回目は the second coffee。
文法規則というより、会話の進行そのものを映していると考えると分かりやすいです。
ポイントは、自分が今その名詞を「紹介している」のか「指し直している」のか。
紹介なら a、指し直しなら the です。
文末の a date は初登場なので、a のままなんですね。
⑤ 総称表現、説明できますか?

例文:
A relationship is two people working together.
恋愛関係とは、2人で一緒に取り組んでいくものです。
要点:
- 「〜というもの」を表す形は、a + 単数/複数無冠詞/the + 単数の3通り
- 会話でいちばん自然なのは複数無冠詞(Japanese guys、westerners)
- the + 単数は、辞書や論文のような硬い響きになる
- 「the + 形容詞」で「〜な人々」を表す形もある(前回記事のカード7)
解説例:
ここでの a relationship は「ある特定の恋人関係」ではありません。
「恋愛関係というもの、すべて」を語っています。
これが総称表現の a で、どれか1つを取り出して代表選手として
全体を語らせる使い方です。
ややこしいのは、同じ「〜というもの」を表す形が英語に3通りあること。
意味はほぼ同じでも、会話でいちばん自然なのは複数無冠詞で、
the + 単数は定義文のような硬い響きになります。
この動画でも Japanese guys、westerners のように、
人のグループはすべて複数無冠詞です。
迷ったら複数無冠詞、と覚えておけばほぼ外しません。
⑥ 固有名詞・慣用表現、説明できますか?

例文:
When in Rome, do as the Romans do.
郷に入っては郷に従え。
要点:
- 名前そのものは、すでに1つに決まっているので限定詞がいらない(Rome、Japan、Adam)
- the がつくのは、複数形の国名・of つき・組織・川/海/山脈
- the Romans は「あの土地の人々」と範囲が限定されるので the がつく
- in public、at home など機能を表す慣用句は、無冠詞で丸ごと覚える
解説例:
1つのことわざの中に、
冠詞のない名前と the つきの名前が並んでいるのが面白いところです。
Rome は無冠詞、the Romans は the つき。
Rome のような地名は、
それ自体が世界に1つしかない名前なので、
すでに特定されきっていて the を足す必要がありません。
一方 the Romans は「ローマの人々」という集団で、
「あの土地に住む人たち」と範囲を限定しているから the がつくんです。
ただし the がつく固有名詞のグループもあって、
ここは理屈より型で覚えたほうが早いです。
名前が複数形か、of を含むか。
どちらかに当てはまれば、ほぼ the がつきます。
⑦ another / other、説明できますか?

例文:
Welcome back to another round of English immersion.
英語イマージョンの、また別の回にようこそ。
要点:
- another は an + other。中に a が入っているので、必ず単数名詞とセット
- another は「残りがまだたくさんある中の、もう1つ別の」(不特定)
- the other は「2つのうち、残ったほうの1つ」(特定)
- 複数形なら other(別の〜たち・不特定)と the others(残り全部・特定)
解説例:
another を分解すると、an + other です。
中に a が入っているから、必ず単数名詞とセットになりますし、
意味も「まだ候補がたくさん残っている中の、もう1つ別の」という不特定になります。
動画のようにシリーズの「また別の回」を指すのにぴったりですね。
ここに the が加わると意味が一変します。
the other は「2つのうち、残ったほうの1つ」。
もう選択肢が尽きているから特定できるんです。
動画の on one hand … on the other … がまさにこれ。
つまりこの4語は、the がつくかどうかと、
単数か複数かという2つの軸だけで整理できます。
判断基準は、ここまでの3枚のカードとまったく同じです。
今日の表現をAnkiで復習しよう

可算・不可算の違いがわかったら、次はフレーズを丸ごと覚えていきましょう。
今回登場した「日本で外国人とデートする」のフレーズは、noteで詳しく解説しています
どんな場面で使われるのか、どうネイティブが使いこなしているのかがわかります。
文法とフレーズを両輪で学ぶと、英語の定着スピードが一気に上がります。
ネイティブがよく使うのに、日本人はなかなか使えないフレーズだけを集めて、
Anki入力用にまとめました。
AnkiはCHADSスパルタイマージョンでも推奨されている「自分だけの単語帳」を作れる暗記アプリです。
▶Ankiで叶える効率英語単語学習法|インストールから続けるコツまで全部解説
Ankiの入力データは↓こちら↓
動画に登場したデート表現12選です。知らなかった表現を追加・編集して、そのままAnkiに取り込めます。
| 表現 | 発音記号 | 意味 | 動画の例文 | シンプル例文 |
|---|
- PC・Android(AnkiDroid含む):「💻 PC・Android用」ボタンで
anki_デート表現12選.txtをダウンロードし、Ankiのファイル → インポートから取り込む(区切り文字はTabを選択) - iPhone(AnkiMobile):「📱 iPhone用」ボタンで
anki_デート表現12選.apkgをダウンロードし、AirDropやFilesアプリでiPhoneに送って、AnkiMobileの設定(歯車) → Import File から開く
\ 長期記憶に最適!間隔反復学習がある単語帳 /
まとめ:限定詞①の7つの顔を再確認しよう

さて、今回は限定詞シリーズの第1回として、
冠詞と「別のもの」の7つの視点を見てきました。
- a / an ― たくさんある中の、輪郭のあるひとつ。聞き手はまだ特定できていない
- the ― 話し手と聞き手の共通認識。「例のあれ」と指させる
- 無冠詞 ― 数える対象として見ていないサイン。抽象・物質・機能・総称
- a → the の流れ ― 紹介するときは a、指し直すときは the
- 総称表現 ― 「〜というもの」は3通り。会話なら複数無冠詞が第一候補
- 固有名詞・慣用表現 ― 名前はそのまま。複数形と of つきには the
- another / other ― 残りが多いなら another / other、決まっているなら the other / the others
限定詞は、名詞の前についているただの飾りではありません。
「この名詞を、私はこう見ています」という宣言です。
だから同じ coffee でも、液体として見れば無冠詞、
1杯として見れば a coffee、
さっき話に出たあれなら the coffee に変わります。
そして今日いちばん大事なのは、
7枚すべてが「聞き手が特定できるか」という
同じ物差しで動いていたということです。
この物差しは、次回以降の some / any / all / every にもそのまま使えます。
今日学んだ7つの視点のうち、
1つだけでもいいので、
今度英語を話すときや書くときに意識してみてください。
特におすすめなのは④の「a → the の流れ」です。
自分が今その名詞を紹介しているのか、指し直しているのか。
これを意識するだけで、限定詞の精度は一気に上がります。
もし今日の内容で「なるほど」と思った部分があれば、
ぜひコメントで教えてください。
次回は限定詞シリーズ第2回、
「不特定とゼロ(some / any / several / no / none)」を扱います。
さらに英語学習を進めたい方へ

発音が気になっている方へ
文法と同じくらい大事なのが、発音です。
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学習習慣がどうしても身につかない方へ
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話す機会を探している方へ
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