英語イマージョン学習|Youtubeで英文法#26【関係副詞】
- イマージョンで関係副詞 when・where・why・how を理解する
- イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項
- 関係副詞 when・where・why・how とは何か ― いつ・どこ・なぜ・どうやってをうしろに足すフック
- イマージョンで学ぶ【関係副詞 when・where・why・how】12の顔
- 一人プレゼンを実施してみる
- ① the hotel (that) we were staying at、説明できますか?
- ② that is where ~、説明できますか?
- ③ this picture where ~、説明できますか?
- ④ that was where everything ~、説明できますか?
- ⑤ today, when I’m recording this, ~、説明できますか?
- ⑥ that was when ~、説明できますか?
- ⑦ When I walked into ~、説明できますか?
- ⑧ the reason why ~ was to …、説明できますか?
- ⑨ I don’t know why ~、説明できますか?
- ⑩ talk about how ~、説明できますか?
- ⑪ how to dive、説明できますか?
- ⑫ the story of how ~、説明できますか?
- 今日の表現をAnkiで復習しよう
- まとめ:関係副詞 when・where・why・how の12の顔を再確認しよう
- さらに英語学習を進めたい方へ
イマージョンで関係副詞 when・where・why・how を理解する

Today I’m going to do a little bit of story time about how my husband and I met.
So that was the story of how Lance and I met.
「今日は、夫と出会ったいきさつをちょっと話します」「というわけで、これがランスと出会ったいきさつでした」
飛び込みのオリンピックメダリスト、トム・デイリーが、自分の動画の最初と最後で言ったセリフです。
どちらにも how が入っています。「どうやって?」と聞く疑問詞ではありません。関係副詞です。
学校では「関係副詞は when・where・why・how の4つ。先行詞が時なら when、場所なら where」と習いました。
でもその覚え方では、なぜ how の前には the way を置けないのかも、なぜ写真(picture)に where が付くのかも説明できません。
僕自身、TOEIC300点からのスタートでした。
オンライン英会話を7年続けて910点まで来ましたが、
関係副詞は長いあいだ「関係代名詞の仲間で、前置詞+which に書き換えられるもの」という説明で止まっていました。
でも生の英語を聞くようになって、はっきり分かったことがあります。
関係副詞は、名詞のうしろに「いつ・どこ・なぜ・どうやって」をぶら下げるフックで、しかもその名詞はよく消えるということです。
名詞のうしろに、いつ・どこ・なぜ・どうやってをぶら下げる。先行詞は消えてもいい
読み終えるころには、That’s where 〜/That was when 〜/That’s how 〜 を使って、自分の思い出話をつないで話せるようになっているはずです。
イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項

動画紹介
今回教材にするのは、Tom Daley の「STORY TIME: HOW I MET MY HUSBAND」という動画です。
トム・デイリーは、イギリスの飛び込み選手で、オリンピックのメダリストです。
この動画では、5回目の結婚記念日に、脚本家・映画監督の夫ダスティン・ランス・ブラックと出会ったいきさつを、
写真を見せながら約12分、カメラに向かって一人で語っています。
ロサンゼルスのディナーでの出会い、翌朝のメッセージ、ロンドンの屋上バー、プリマスへ向かう電車。
英語の先生でも YouTube の英語講師でもなく、自分の思い出を、自分の言葉で語っている人の英語です。
今回この動画を選んだのには理由があります。
関係副詞がいちばん自然に出てくるのは、「いつ・どこで・なぜ・どうやって」を順番に話していく思い出話だからです。
実際、別々の投稿者の動画15本の字幕を数えて比べたところ、when・where・why・how の4つがすべて関係副詞としてそろっていたのは、この1本だけでした。
なお、この動画の字幕は自動生成です。記事の例文は、大文字・句読点を補い、uh などのつなぎ語を省いて載せています。
12枚のカードすべてを、動画に実際に出てくるセリフで組めました。
▼ 動画はこちら
時間がない方は、0:05〜0:24(冒頭)と8:05〜9:45(ロンドンとプリマス)の2か所だけでも見てみてください。
学習の進め方
文法の知識を実際に使いこなすには、
その言葉が使われる場面や気持ちごと覚えるのが近道です。
だからこそ今回は、動画の生きたセリフを教材にして、「関係副詞 when・where・why・how」の視点を見ていきます。
読み方は、目的に合わせて選んでみてください。
英語を楽しみながら勉強したい方は、このまま記事を読み進めてください。
動画のセリフをたどりながら、
「関係副詞 when・where・why・how」の感覚を少しずつ自分のものにしていけます。
逆に、効率的に英文法だけを押さえたい方は、要点だけをまとめた別記事へどうぞ。
関係副詞 when・where・why・how とは何か ― いつ・どこ・なぜ・どうやってをうしろに足すフック

前回の関係代名詞 who・which・that は、名詞のうしろに説明をぶら下げるフックでした。
関係副詞 when・where・why・how も、名詞のうしろにぶら下げるフックです。違いは2つだけ。
1つ目は、フックのうしろが穴のない完全な文になること。
the hotel that we were staying at では at が残りますが、the hotel where we were staying なら何も残りません。
where が「at + which」の役を1語で引き受けているからです。
2つ目は、先行詞がよく消えること。
the place・the time・the reason・the way のような、わかりきった名詞は言わずに、
That’s where 〜/That was when 〜/That’s why 〜/That’s how 〜 と言うのがふつうです。
とくに how は、先行詞の the way と一緒には言えません。
そして where は、地図の上の場所だけでなく、写真・場面・物語の中の「地点」にも使えます。
- where(場所・場面・局面):the hotel where we were staying/that is where we had drinks/this picture where he’s on TV
- when(時):today, when I’m recording this/that was when he said
- why(理由):the reason why I was over there
- how(やり方・いきさつ):the story of how Lance and I met(the way は付けない)
このシリーズでは、ここまで25回に分けて、名詞のまわりと修飾、助動詞、前置詞、関係代名詞を整理してきました。
- 限定詞編・代名詞編・形容詞編・副詞編:名詞の前につく語、代わりになる語、説明する語
- 比較編・否定編:目盛りを使う/打ち消す範囲を指し示す
- 助動詞編(can・may・will・must・would・could・have+過去分詞):動詞に話し手の気持ちをかぶせる
- 前置詞編(at・in・on/to・for・from/of・with・by/under・over・through・about):位置・方向・近さ・通り道を絵で表す
- 関係代名詞 who・which・that 編:名詞のうしろに説明をぶら下げる
- 関係副詞 when・where・why・how 編(この記事):いつ・どこ・なぜ・どうやってをぶら下げる
前回の関係代名詞 who・which・that 編をまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ。
イマージョンで学ぶ【関係副詞 when・where・why・how】12の顔

ここからは、動画のセリフを使いながら、関係副詞 when・where・why・how が持つ12の顔を1つずつ見ていきましょう。
最初の4つがwhere、次の3つがwhen、続く4つがwhy と how、最後の1つが動画の最初と最後をつなぐ how の目玉です。
今回も12枚すべてが、動画に実際に出てくる例文です。
① where:場所・場面・局面
- the hotel (that) we were staying at ― where は「that + 前置詞」をひとまとめにした語
- that is where ~ ― 先行詞の the place は、会話ではまず消える
- this picture where ~ ― where の先行詞は「場所」でなくてもいい
- that was where everything ~ ― where は時間の流れの中の「地点」も指せる
② when:時の名詞のうしろ
- today, when I’m recording this, ~ ― 時の名詞のうしろに when で付け足す
- that was when ~ ― the time も消える。「それが〜したときだった」
- When I walked into ~ ― 前に名詞がなければ、それは接続詞の when
③ why と how
- the reason why ~ was to … ― why の先行詞は the reason だけ
- I don’t know why ~ ― the reason が消えた why は「なぜ〜か」と同じ
- talk about how ~ ― how は先行詞を取らない。「〜という話」
- how to dive ― how + to + 動詞で「やり方」
④ how で始まり how で終わる
- the story of how ~ ― 動画は how で始まり、how で終わる
以下のカードをタップすると、それぞれの視点を実際の例文つきで詳しく確認できます。
カードをタップすると詳しい説明が開きます
前回の関係代名詞と違うのは、フックのうしろが穴のない完全な文になること。the hotel that we were staying at の「that + at」を1語にまとめたのが where です。
そしてもう1つの特徴が、先行詞がよく消えること。That’s where 〜/That was when 〜/That’s why 〜/That’s how 〜 のように、the place・the time・the reason・the way は会話ではまず言いません。
12枚すべてが動画のセリフです。
前回の関係代名詞の記事で、the woman that I bought my house from のように、前置詞が説明のうしろに取り残される形を見ました。トムのこの文も同じです。the hotel that we were staying at(泊まっていたホテル)。stay at the hotel の at が、うしろに残っています。
この that + at の2つを、1語にまとめたものが where です。the hotel where we were staying と言っても、意味はまったく同じ。where は「場所の前置詞 + which」(at which・in which)を1語に縮めた語なんです。
このように、名詞のうしろに「いつ・どこ・なぜ・どうやって」の説明をぶら下げるフックを関係副詞と呼びます。関係代名詞との違いは1つだけ。where のうしろは、穴のない完全な文(we were staying)になります。前置詞の分まで where が引き受けているからです。
- the hotel that we were staying at(1:34/動画のセリフ)
- the hotel where we were staying(where 1語にまとめる)
- the hotel we were staying at(that を省略。会話でいちばん多い)
※ 1つ目だけが動画のセリフ、2・3つ目は同じ意味の言い換えです。
the hotel that we stayed at = the hotel where we stayed。where のうしろに at を付けて the hotel where we stayed at とは言いません。
- …they had like a UK section of it where I was like doing some kind of, playing some kind of role in it.(0:30〜0:35)
ME ホテルの屋上バーの話をしたあとで、トムは that is where we had drinks と言います。where の前に名詞がありません。本来は that is the place where we had drinks(そこが、私たちが飲んだ場所です)。その the place が消えた形です。
where はそれだけで「〜する場所」という意味を持てるので、the place のようなわかりきった名詞は会話ではまず言いません。That’s where 〜.(そこで〜したんだ)は、思い出話や道案内でいちばんよく聞く形です。
同じ形がこの動画にもう1回あります。10:18 の the Oxo Tower is where we went for dinner(オクソ・タワーが、ディナーに行ったところです)。今度は 場所の名前が主語で、is where 〜 と続けています。「A is where 〜」で「A が〜した場所だ」。where をフックにして、場所に思い出をぶら下げているんです。
That’s where 〜(そこで〜した)/A is where 〜(A は〜した場所)。
- …and we went to the, the Oxo Tower is where we went for dinner.(10:16〜10:20)※字幕は octo tower と誤変換
写真を見せながらトムが言った this picture where he’s on TV(彼がテレビに出ている写真)。picture(写真)は場所ではありません。それでも where です。
where が表しているのは、地図の上の場所だけではありません。写真・場面・状況・話の中など、「その中で何かが起きている枠」なら where でぶら下げられます。この写真という枠の中で、「彼がテレビに出ている」ことが起きている。だから where。
日常会話では a situation where 〜(〜という状況)、a case where 〜(〜という場合)、a movie where 〜(〜する映画)など、場所でない名詞に where を付ける形がとても多いです。「その中で」と言える名詞なら where と覚えておくと迷いません。
this picture where 〜(その写真の中で〜)/a situation where 〜(その状況の中で〜)。
- …sending, you know, each other pictures where we were in the world.(6:50〜6:55)
プリマスの新居に2人で帰ったころを振り返って、トムは That was kind of where everything was about to change. と言います。ここの where は場所でも写真でもなく、2人の物語の中の「地点」です。
人生や物語を1本の道のように考えると、出来事はその道の上の地点になります。「そこが、すべてが変わり始める地点だった」。だから when ではなく where が使えるんです。英語では That’s where I disagree.(そこが私の反対するところだ)のように、話や考えの中の「点」にも where をよく使います。
when にすると「そのとき」、where にすると「その地点・その局面」。トムが where を選んだのは、時間よりも「物語の分かれ目」として振り返っているからです。
That’s where it all changed.(そこですべてが変わった=分かれ目)
- Where do you go from that?(5:52)← 疑問詞の where も「次の地点」を聞いている
動画の最初の10秒で、もう関係副詞が出てきます。today, when I’m recording this, is our fifth wedding anniversary。この文の主語は today、動詞は is です。その間に挟まった when I’m recording this(これを撮影している)が、today を説明しています。
時を表す名詞(today・the day・the time・the night)のうしろに説明をぶら下げるフックが when です。where と同じく、when のうしろも穴のない完全な文(I’m recording this)になります。
ここでは「今日」は1つに決まっているので、どの今日かを絞り込む説明ではなく「ちなみに」の付け足しです。前回の , which と同じで、書くときはコンマで挟みます。話し言葉では声の調子を少し落として、カッコに入れるように言います。
その説明をカッコでくくると、Today is our fifth wedding anniversary. と元の文が残ります。
- …at the end of the night when he had to go, he sent his assistant…(4:13〜4:16)
- …in the morning when I woke up, I had a text there from Lance…(4:40〜4:44)
プリマスへ向かう電車で、ランスが眠ってしまう場面。トムは that was when he said you should watch Milk と続けます。カード②の that is where と同じで、when の前の the time が消えています。
That was when 〜. は「それが〜したときだった」。思い出話で、ある場面を描いたあとに「で、そのときに〜」と次の出来事をつなぐための形です。トムは 10:32 にも that was when をもう1回使っています。話の区切りごとに場面を示して、that was when でつないでいくのが、この動画の語り方なんです。
where と when は、「場所のフック」「時のフック」として左右対称です。That’s where 〜(そこで〜した)/That was when 〜(そのとき〜した)。セットで覚えると、思い出話がぐっと話しやすくなります。
That was when 〜(そのとき〜した)は That’s where 〜(そこで〜した)の時間版です。
- He told me he loved me, I said I love you too, and that was that, and that was when…(10:29〜10:32)
この動画でいちばん多い when は、じつは関係副詞ではありません。When I walked into the restaurant, I saw…(レストランに入ったとき、…が見えた)の when は、文と文をつなぐ接続詞です。
見分け方はかんたんで、when の直前に名詞があるかどうかだけ。カード⑤の today, when… や the end of the night when… は、名詞(today・the end of the night)にぶら下がっているので関係副詞。この文の When は文の頭にあって、ぶら下がる名詞がないので接続詞です。
とはいえ、どちらも「〜するとき」という意味は同じです。聞いているときに区別できなくても、意味は取れます。大事なのは自分で話すとき。名詞を先に言ってから when で説明を足せると、「5回目の記念日の今日」「彼が帰らなきゃいけなかった夜の終わり」のように、時に情報をどんどん足していけます。
the night when he had to go(関係副詞)/When I walked in, …(接続詞)。意味はどちらも「〜するとき」。
- …at the end of the night when he had to go, he sent his assistant…(4:13〜4:16)← 名詞のうしろ=関係副詞
- When he came down to Plymouth, you could see he fell asleep on the train…(9:05〜9:10)← 文の頭=接続詞
why がぶら下がる名詞は、ほぼ the reason(理由)だけです。the reason why I was over there(向こうにいた理由)。うしろはやはり穴のない完全な文(I was over there)です。
この文で気をつけたいのは、説明が主語の中に入っていること。主語は the reason why I was over there まで全部で、本当の動詞は2つ目の wasです。「向こうにいた理由は/だった/ニコロデオンの仕事をするため」。The reason why ~ was to ~. は、理由を言うときにそのまま使える型です。
なお、the reason と why はどちらか片方を消してもかまいません。The reason I was over there was…(why を省略)も、That’s why…(the reason を省略)も同じ意味です。両方そろえた the reason why は、トムのように話を始める前置きでよく使われます。
The reason why I was over there was to do…。説明をカッコでくくると「理由は〜だった」が見えます。
- The reason I was over there was to do some Nickelodeon stuff.(why を省略した言い換え)
- That’s why I was over there.(the reason を省略した言い換え)
思い出の写真をスワイプしていたら、なぜか猫の写真が出てきた場面です。トムは笑いながら I don’t know why there’s a picture of my cat… と言います。
この why の前にも名詞がありません。I don’t know the reason why… の the reason が消えた、と考えることもできますし、「なぜ〜なのか(わからない)」という疑問詞の why と考えることもできます。意味はどちらでも同じです。
じつは関係副詞の when・where・why・how は、先行詞が消えると、疑問詞とほとんど見分けがつかなくなります。that is where(そこが〜する場所)と I know where(どこで〜か知っている)は、語順もまったく同じ。名詞のうしろにぶら下がっているか、動詞の目的語になっているかの違いだけです。疑問詞の名詞節は、このシリーズでもうすぐ1本の記事で扱います。
I don’t know why 〜(なぜ〜かわからない)/That’s why 〜(だから〜だ)。
- I don’t know how much location scouting he was doing, if any.(7:57〜7:59)← how も同じ形
初めてのディナーで、トムとランスはオリンピック選手村の話がテレビ番組になりそうだと盛り上がりました。we were talking about how it would make a fun TV show。
how は関係副詞の中で1つだけクセがあります。先行詞を一緒に言えないのです。意味のうえでは the way(やり方・様子)が先行詞ですが、the way how とは言いません。the way か how のどちらか片方だけを使います。
そして会話の how は、「どうやって」よりも「〜という話・〜ということ」くらいの軽い意味で使われることがよくあります。talk about how 〜 は「どうやって〜かを話す」ではなく、「〜だよねという話をする」。how のうしろの文を、話題の中身として受け取ってください。
- ○ This is how we met.(how だけ)
- ○ This is the way we met.(the way だけ)
- × This is the way how we met.(両方は言えない)
※ 3つとも動画には登場しない参考例です。
talk about how 〜(〜という話をする)/knowing how much 〜(どれだけ〜かを知っている)。
- …and even now knowing how much he doesn’t really text…(4:58〜5:01)
- …we connected on the fact that he had lost his brother… and how he had lost people.(5:52〜6:02)
ホテルの部屋で話し込んだ夜、オリンピックメダリストのトムは、ランスに飛び込みのやり方を教え始めました。teaching him how to dive。
how のうしろが文ではなく to + 動詞になると、「〜のしかた・やり方」という意味になります。how to dive(飛び込み方)、how to cook(料理のしかた)。カード⑩の how + 文が「〜という話」だったのに対して、how to + 動詞はまさに the way(やり方)そのものです。
teach 人 how to 〜(人に〜のやり方を教える)、learn how to 〜(〜のしかたを覚える)、know how to 〜(〜のしかたを知っている)。how to は会話でとてもよく使う形なので、teach・learn・know とセットで口に慣らしておくと便利です。
teach him how to dive(飛び込み方を教える)/talk about how it would make a show(番組になるという話をする)。
- …then it was like, I didn’t know what to talk about.(3:07〜3:10)← what + to + 動詞も同じ形
この記事の目玉です。トムはこの動画を a little bit of story time about how my husband and I met(夫と出会ったいきさつを、ちょっと話します/0:08)で始め、So that was the story of how Lance and I met.(これがランスと出会ったいきさつでした/11:13)で締めくくっています。
how + 文 は「〜したいきさつ・〜した様子」。the story of how 〜、story time about how 〜。カード⑩で見たとおり、how の前に the way は置かず、of や about で名詞とつなぎます。「出会い方」を聞かれたら、That’s how we met.(そうやって出会ったんです)の1文で話を閉じられます。
そして12分の動画を振り返ると、あいだにはこの記事で見たフックが全部入っています。the reason why(なぜそこにいたか)、that is where(どこで飲んだか)、that was when(いつそう言ったか)。思い出話とは、名詞のうしろに「いつ・どこ・なぜ・どうやって」をぶら下げていくことなんです。
時 → when/場所・場面・局面 → where/理由 → why(the reason)/やり方・いきさつ → how(the way は付けない)。
- Today I’m going to do a little bit of story time about how my husband and I met.(0:06〜0:11)
一人プレゼンを実施してみる

まずは何も見ずに例文を自分で作って説明してみて、
うまく言えなかった項目だけ解説例を確認する、
という使い方がおすすめです。
12問あるので、1日に全部やろうとしなくて構いません。
説明するときは、必ず「先行詞はどれか(消えていないか)」「フックのうしろは完全な文か」を最初に言ってから理由を話してみてください。
図解の色分け(先行詞=青、消えた先行詞=灰色の点線、フック=オレンジ、説明=緑/紫)が、そのままヒントになっています。
まずは where の4問です。
where の前の名詞は何か(消えていないか)、うしろは完全な文かを最初に言ってみてください。
① the hotel (that) we were staying at、説明できますか?

例文:
I was trying to get all of my friends… to leave the hotel that we were staying at to go to this dinner.
泊まっていたホテルを出てディナーに行こうと、友だちみんなを急かしていたんです。
要点:
- the hotel that we were staying at は前置詞 at が残る形
- that + at を1語にまとめたのが where
- where のうしろは穴のない完全な文
解説例:
トムは the hotel that we were staying at と言っています。stay at the hotel の at が、うしろに残っている形です。
この that と at の2つを1語にまとめたのが where で、the hotel where we were staying と言っても同じ意味です。
where は「場所の前置詞+which」を縮めた語なんです。
名詞のうしろに、いつ・どこ・なぜ・どうやっての説明をぶら下げるフックを、関係副詞と呼びます。
関係代名詞と違って、where のうしろは穴のない完全な文になります。
② that is where ~、説明できますか?

例文:
And that is where we had drinks with, you know, all of my friends who’d come to London.
そこで、ロンドンに来てくれた友だちみんなと飲んだんです。
要点:
- that is where = that is the place where
- わかりきった the place は会話では言わない
- A is where ~ で「A は〜した場所」
解説例:
トムは屋上バーの話をしたあとで、that is where we had drinks と言っています。
where の前に名詞がありませんが、これは the place where の the place が消えた形です。
where はそれだけで「〜する場所」という意味を持てるので、わかりきった the place は会話ではまず言いません。
That’s where のあとに文を続けると、「そこで〜したんだ」という思い出話の定番になります。
10:18 の the Oxo Tower is where we went for dinner のように、場所の名前を主語にして is where と続けることもできます。
③ this picture where ~、説明できますか?

例文:
On this picture where he’s on TV with Chad Griffin…
彼がチャド・グリフィンと一緒にテレビに出ている、この写真で…
要点:
- picture は場所ではないのに where
- 「その中で何かが起きている枠」なら where
- a situation where / a case where も同じ
解説例:
トムは写真を見せながら、this picture where he’s on TV と言っています。
写真は場所ではありませんが、それでも where です。
where が表すのは地図の上の場所だけでなく、写真・場面・状況のような「その中で何かが起きている枠」です。
この写真という枠の中で、彼がテレビに出ている。だから where なんです。
a situation where や a case where も同じで、「その中で」と言える名詞なら where が使えます。
④ that was where everything ~、説明できますか?

例文:
That was kind of where everything was about to change.
そこが、すべてが変わろうとしていた分かれ目でした。
要点:
- where が指すのは物語の中の「地点」
- 人生を1本の道と考えると、出来事は道の上の点
- when は時刻、where は局面・分かれ目
解説例:
トムは2人の新しい生活を振り返って、That was kind of where everything was about to change. と言っています。
この where は場所ではなく、2人の物語の中の「地点」です。
人生を1本の道のように考えると、出来事はその道の上の点になります。
when にすると「そのとき」ですが、where にすると「その地点、その局面」という感じになります。
トムは時間よりも、物語の分かれ目として振り返っているので where を選んでいるんです。
次は when の3問です。
⑦では、関係副詞の when と接続詞の when の違いを説明してみてください。
⑤ today, when I’m recording this, ~、説明できますか?

例文:
Because today, when I’m recording this, is our fifth wedding anniversary.
というのも、これを撮っている今日が、5回目の結婚記念日なんです。
要点:
- 主語 today と動詞 is の間に when の説明
- 時の名詞のうしろのフックが when
- 1つに決まる today なので「ちなみに」の付け足し
解説例:
トムは動画の冒頭で、today, when I’m recording this, is our fifth wedding anniversary と言っています。
この文の主語は today、動詞は is で、その間の when I’m recording this が today を説明しています。
today や the day のような時の名詞に説明をぶら下げるフックが when で、うしろは完全な文になります。
今日は1つに決まっているので、どの今日かを絞り込むのではなく、「ちなみに」の付け足しです。
書くときはコンマで挟み、話すときは声を少し落としてカッコに入れるように言います。
⑥ that was when ~、説明できますか?

例文:
And that was when he said you should watch Milk.
そのときに、彼が『ミルク』を観たほうがいいよって言ったんです。
要点:
- that was when = that was the time when
- 思い出話で「そのときに〜」と次の出来事をつなぐ
- That’s where(場所)と That was when(時)は対
解説例:
電車の場面を話したあとで、トムは that was when he said you should watch Milk と言っています。
カード②の that is where と同じで、when の前の the time が消えた形です。
That was when は「それが〜したときだった」、つまり「そのときに〜」と次の出来事をつなぐ形です。
トムは10分32秒にも that was when を使っていて、場面ごとにこの形で話をつないでいます。
That’s where は場所、That was when は時。セットで覚えると思い出話が話しやすくなります。
⑦ When I walked into ~、説明できますか?

例文:
When I walked into the restaurant, I saw my friend there and also Lance.
レストランに入ると、友だちと、それからランスがいました。
要点:
- 文の頭の When は接続詞
- 直前に時の名詞があれば関係副詞
- 意味はどちらも「〜するとき」
解説例:
When I walked into the restaurant の when は、関係副詞ではなく、文と文をつなぐ接続詞です。
見分け方は、when の直前に名詞があるかどうかだけです。
today, when や the end of the night when は、名詞にぶら下がっているので関係副詞。文の頭の When は接続詞です。
意味はどちらも「〜するとき」なので、聞くときは区別できなくても困りません。
話すときに、名詞を先に言ってから when で説明を足せると、時に情報をどんどん足していけます。
続いて why と how の4問です。
how だけ先行詞(the way)と一緒に言えない理由も添えてみてください。
⑧ the reason why ~ was to …、説明できますか?

例文:
And the reason why I was over there was to do some Nickelodeon stuff.
向こうにいた理由は、ニコロデオンの仕事をするためでした。
要点:
- why の先行詞はほぼ the reason だけ
- 主語は the reason why I was over there まで、本当の動詞は was
- the reason と why はどちらか省略できる
解説例:
why がぶら下がる名詞は、ほぼ the reason だけです。the reason why I was over there で「向こうにいた理由」です。
この文は説明が主語の中に入っていて、本当の動詞は2つ目の was です。
「向こうにいた理由は、ニコロデオンの仕事をするためだった」。The reason why 〜 was to 〜 は、理由を言うときの型です。
the reason と why はどちらか片方を消してもよく、The reason I was 〜 も That’s why 〜 も同じ意味です。
両方そろえた the reason why は、話を始める前置きとしてよく使われます。
⑨ I don’t know why ~、説明できますか?

例文:
I don’t know why there’s a picture of my cat in this highlight reel.
なんでこのハイライトに、うちの猫の写真が入っているのかわからないけど。
要点:
- why の前に名詞がない
- the reason が消えた形とも、疑問詞の why とも取れる
- 先行詞が消えると疑問詞とほぼ同じ形になる
解説例:
猫の写真が出てきた場面で、トムは I don’t know why there’s a picture of my cat と言っています。
この why の前にも名詞がありません。
the reason が消えた関係副詞と考えても、「なぜ〜か」の疑問詞と考えても、意味は同じです。
関係副詞は先行詞が消えると、疑問詞とほとんど見分けがつかなくなります。
違いは、名詞にぶら下がっているか、動詞の目的語になっているかだけです。
⑩ talk about how ~、説明できますか?

例文:
We were talking about how it would make a fun TV show or a TV series.
それが面白いテレビ番組かドラマになるよね、なんて話をしていました。
要点:
- how は先行詞 the way と一緒に言えない
- the way か how のどちらか片方だけ
- about how ~ は「〜という話」
解説例:
初めてのディナーで、2人は we were talking about how it would make a fun TV show と盛り上がっていました。
how は関係副詞の中で1つだけクセがあって、先行詞の the way と一緒に言えません。
the way how とは言わず、the way か how のどちらか片方だけを使います。
それから会話の how は、「どうやって」より「〜という話」くらいの軽い意味でよく使われます。
talk about how 〜 は「〜だよねという話をする」と受け取ってください。
⑪ how to dive、説明できますか?

例文:
I basically was teaching him how to dive and do the diving technique.
要するに、彼に飛び込みのやり方とテクニックを教えていたんです。
要点:
- how + to + 動詞 =「〜のしかた」
- how + 文は「〜という話」、how to は「やり方」
- teach / learn / know how to とセットで使う
解説例:
トムは、ランスに飛び込みのやり方を教え始めました。teaching him how to dive です。
how のうしろが文ではなく to と動詞になると、「〜のしかた、やり方」という意味になります。
カード⑩の how と文は「〜という話」でしたが、how to はまさに the way、やり方そのものです。
teach 人 how to、learn how to、know how to は会話でとてもよく使う形です。
teach・learn・know とセットで口に慣らしておくと便利です。
最後は、この記事の目玉です。
動画の最初と最後の how を並べて説明してみてください。
⑫ the story of how ~、説明できますか?

例文:
So that was the story of how Lance and I met.
というわけで、これがランスと僕が出会ったいきさつでした。
要点:
- 動画は about how で始まり、the story of how で終わる
- how + 文 =「〜したいきさつ」
- 思い出話は、名詞に when・where・why・how をぶら下げていくこと
解説例:
これがこの記事の目玉です。
トムはこの動画を story time about how my husband and I met で始めて、the story of how Lance and I met で締めくくっています。
how と文で「〜したいきさつ」。the way は付けずに、of や about で名詞とつなぎます。
そのあいだには、the reason why、that is where、that was when と、この記事のフックが全部入っています。
思い出話とは、名詞のうしろに、いつ・どこ・なぜ・どうやってをぶら下げていくことなんです。
一人で言えた例文は、相手がいると急に出てこなくなります。
文法が身につくのは、通じた/通じなかったを自分の耳で確かめた瞬間です。
とくに関係副詞は、思い出話や「どうして英語を始めたの?」に答えるときにいちばん出番が多いのに、とっさに出てこない文法です。
まずは量をこなせる環境で、自分の思い出の場所や出来事を、That’s where 〜/That was when 〜 でつないで話してみてください。最後は That’s how 〜. で締めくくって。
今日の表現をAnkiで復習しよう

記事に出てきた動画の表現を、そのままAnkiに取り込めるようにまとめました。
今回は新しい動画なので、12表現すべて新規です。
テーマは「出会いや思い出を語るための12表現」です。
story time(思い出話)から That was the story of how ~(これが〜したいきさつでした)まで、動画の順番どおりに並べてあります。
今回のテーマに引きつけて1つ挙げるなら、The reason why ~ was to … です。
カード⑧で見たとおり、「〜した理由は…するためだった」と、理由をそのまま1文で言える型です。
知らなかった表現を追加・編集して、自分専用のカードを作ってみてください。
知らなかった表現を追加・編集して、そのままAnkiに取り込めます。
| 表現 | 発音記号 | 意味 | 動画の例文 | シンプル例文 |
|---|
- PC・Android(AnkiDroid含む):「💻 PC・Android用」ボタンで
anki_import.txtをダウンロードし、Ankiのファイル → インポートから取り込む(区切り文字はTabを選択) - iPhone(AnkiMobile):「📱 iPhone用」ボタンで
anki_import.apkgをダウンロードし、AirDropやFilesアプリでiPhoneに送って、AnkiMobileの設定(歯車) → Import File から開く
まとめ:関係副詞 when・where・why・how の12の顔を再確認しよう

さて、今回は「関係副詞 when・where・why・how は、名詞のうしろにいつ・どこ・なぜ・どうやってをぶら下げるフック」というテーマで、12の顔を見てきました。
- the hotel (that) we were staying at ― that + at を1語にまとめたのが where
- that is where ~ ― the place は消える。A is where ~ で「A は〜した場所」
- this picture where ~ ― 「その中で」と言える名詞なら where
- that was where everything ~ ― 物語の中の「地点・分かれ目」にも where
- today, when I’m recording this, ~ ― 時の名詞に when で付け足す
- that was when ~ ― the time も消える。That’s where の時間版
- When I walked into ~ ― 前に名詞がなければ接続詞。意味は同じ「〜するとき」
- the reason why ~ was to … ― why の先行詞は the reason。どちらか省略できる
- I don’t know why ~ ― 先行詞が消えると疑問詞とほぼ同じ形
- talk about how ~ ― the way how とは言わない。about how は「〜という話」
- how to dive ― how + to + 動詞で「〜のしかた」
- the story of how ~ ― 思い出話は、名詞に4つのフックをぶら下げていくこと
12と聞くと多く感じますが、やっていることは「名詞のうしろに、いつ・どこ・なぜ・どうやってをぶら下げる」の1つだけです。
フックのうしろは完全な文。わかりきった先行詞は消していい。how だけは the way と一緒に言わない。
今日の12のうち、まずおすすめしたいのは②と⑥の That’s where 〜/That was when 〜 です。
次に自分の思い出を英語で話すとき、写真や場所を指して「That’s where we first met.」、出来事のあとに「That was when I decided to study English.」と言ってみてください。最後に「That’s how 〜.」で締めくくれば、トムと同じ形の思い出話になります。関係副詞が「書き換えの文法」から「話をつなぐ道具」に変わります。
もし今日の内容で「なるほど」と思った部分があれば、ぜひコメントで教えてください。
次回は⑨WH修飾の3回目、先行詞を含む関係代名詞 what を扱う予定です。
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