イマージョンで前置詞 under・over・through・about を理解する

It’s the Cutty Sark over at Greenwich.

…but it goes right under this, the River Thames.

「向こうのグリニッジにある、カティーサーク号です」「…でもそれは、テムズ川の真下を通っているんです」

ロンドンの案内人が、動画の最初の8秒で言ったセリフです。

8秒のあいだに over と under が1回ずつ。

しかも over は日本語に訳すと消えてしまい、under は「下」と訳すしかありません。

学校では「over は〜の上、under は〜の下」と、対になる訳だけを覚えました。

でもその訳では、なぜ「向こうのグリニッジ」に over が付くのかを説明できません。

僕自身、TOEIC300点からのスタートでした。

オンライン英会話を7年続けて910点まで来ましたが、

under・over・through は長いあいだ「上・下・通って」の訳で済ませていました。

でも生の英語を聞くようになって、はっきり分かったことがあります。

under・over・through・about は、訳ではなく、それぞれ1枚の「位置の絵」で覚える前置詞だということです。

under は覆われる、over はまたぐ、through は抜ける、about は囲む。4枚の絵で選ぶ

読み終えるころには、under・over・through・about を「日本語訳」ではなく「どこを通っているか」で選べるようになっているはずです。

下に覆われているのか、上をまたいでいるのか、中を抜けているのか、周りを回っているのか。その1点を考えるだけで選べる、というイメージです。

イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項

動画紹介

今回教材にするのは、London Visited の「Come With Us & Walk 15 Metres Under the Thames – The Greenwich Foot Tunnel!」という動画です。

ロンドン東部のグリニッジから、テムズ川の川底15メートルを通る歩行者用トンネルを歩いて、

北岸のアイランド・ガーデンズに抜けるまでを、案内人が実況する約8分の映像です。

1902年に造られたトンネル、壊れたままのエレベーター、次々と抜けていく自転車、第二次世界大戦の爆撃で狭くなった区間。

英語の先生でも YouTube の英語講師でもなく、自分の街を自分の言葉で案内している人の英語です。

今回この動画を選んだのには理由があります。

under・over・through を扱う動画は、英語の先生が「under はこう使う」と説明するレッスン動画がほとんどです。

でもそれでは、日本語訳の一覧を英語で聞き直すだけになってしまいます。

under・over・through がいちばん自然に、いちばん密に出てくるのは、川や橋やトンネルを実際に通っている場面です。

実際この動画には、8分足らずで under が5回、over が5回、through が6回出てきます。

しかもこの動画は、自動生成ではない手動の英語字幕が付いているので、聞き取りの答え合わせにも使いやすいです。

今回も、いろいろな人の英語に触れられるように、別々の投稿者15本の字幕を数えて比べ、この1本に決めました。

12枚のカードすべてを、動画に実際に出てくるセリフで組めました。

▼ 動画はこちら

時間がない方は、0:00〜0:13(冒頭の over と under)と3:06〜3:15(川底15メートルの場面)の2か所だけでも見てみてください。

学習の進め方

文法の知識を実際に使いこなすには、

その言葉が使われる場面や気持ちごと覚えるのが近道です。

だからこそ今回は、動画の生きたセリフを教材にして、「前置詞 under・over・through・about」の視点を見ていきます。

読み方は、目的に合わせて選んでみてください。

英語を楽しみながら勉強したい方は、このまま記事を読み進めてください。

動画のセリフをたどりながら、

「前置詞 under・over・through・about」の感覚を少しずつ自分のものにしていけます。

逆に、効率的に英文法だけを押さえたい方は、要点だけをまとめた別記事へどうぞ。

30代・40代の英語やり直し|英文法200時間(参考書10周)を乗り越える勉強法 文法学習は1冊を徹底的に10周する 30代・40代で英語をやり直そうとすると、多くの人が文法で止まります。 日本語...

前置詞 under・over・through・about とは何か ― 4枚の位置の絵

ここまでの前置詞は、at・in・on が「位置」、to・for・from が「方向」、of・with・by が「近さ」でした。

今回の under・over・through・about は、ある基準のものに対して「どこを通るか」の前置詞です。

基準になるものを1つ決めて、そのどこにいるかを考えます。

基準の下にいて、上から覆われているなら under。

基準の上を、弧を描いてまたいでいくなら over。

基準の中に入って、反対側へ抜けるなら through。

基準の周りを、ぐるっと回るなら about(形のある周りなら around)。

今回の動画では、この基準がほとんどテムズ川です。

川の下のトンネルは under、川の上を越える視線は over、トンネルの中を行く自転車は through。

川は1本なのに、どこを通るかで前置詞が入れ替わる。それが今回の芯です。

  • under=上から覆われる:right under the Thames/15 meters under the base
  • over=上を弧でまたぐ:over at Greenwich/look over to the other side
  • through=中を突き抜ける:coming through/go through the tunnel
  • about / around=周りをぐるっと:tell you about why ~/just around the corner

このシリーズでは、ここまで23回に分けて、名詞のまわりと修飾、助動詞、そして前置詞を整理してきました。

  • 限定詞編・代名詞編・形容詞編・副詞編:名詞の前につく語、代わりになる語、説明する語
  • 比較編・否定編:目盛りを使う/打ち消す範囲を指し示す
  • 助動詞編(can・may・will・must・would・could・have+過去分詞):動詞に話し手の気持ちをかぶせる
  • 前置詞 at・in・on 編:位置を、点・入れ物・接触の3枚の絵で表す
  • 前置詞 to・for・from 編:方向を、1本の矢印の3つの部分で表す
  • 前置詞 of・with・by 編:近さを、3段階の距離で表す
  • 前置詞 under・over・through・about 編(この記事):基準のどこを通るかを、4枚の絵で表す

前置詞のパートは、この記事で完結です。

前回の of・with・by 編をまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ。

英語イマージョン学習|Youtubeで英文法#23【前置詞 of・with・by】「〜の」「〜と」「〜によって」という訳では、of・with・by は選べるようになりません。8年修行する職人の語り12文で、切り離せない・連れ立つ・すぐそば、という3段階に整理します。 ...
 \ 詳細説明はP379~412 /

イマージョンで学ぶ【前置詞 under・over・through・about】12の顔

ここからは、動画のセリフを使いながら、前置詞 under・over・through・about が持つ12の顔を1つずつ見ていきましょう。

最初の3つがunder=上から覆われる、次の3つがover=上を弧でまたぐ、続く3つがthrough=中を突き抜ける、2つがabout / around=周りをぐるっと、最後の1つが川底15メートルで言い直す目玉です。

今回も12枚すべてが、動画に実際に出てくる例文です。

① under=上から覆われる

  1. right under ~ ― 上から覆われている「真下」
  2. go under ― 後ろの名詞が消えても under
  3. dug under ~ ― 広い地面にかぶさられた「地下」

② over=上を弧でまたぐ

  1. over at ~ ― 何かをまたいだ「向こう」
  2. look over to ~ ― 視線が川をまたいで向こう岸へ
  3. look back over ― 来た道を「越えて」振り返る

③ through=中を突き抜ける

  1. come through ― 入口から出口まで「抜けてくる」
  2. go through ~ ― トンネルを「くぐり抜けて」次へ
  3. all the way through to ~ ― 途中を全部通って「〜まで」

④ about / around=周りをぐるっと

  1. tell you about ~ ― 話題の「まわり」をぐるっと話す
  2. just around the corner ― 角をぐるっと回った「すぐ先」

⑤ 川底15メートルで言い直す

  1. right underneath / 15 meters under ― 同じ場所を underneath と under で2回言う

以下のカードをタップすると、それぞれの視点を実際の例文つきで詳しく確認できます。

カードをタップすると詳しい説明が開きます

前置詞 under・over・through・about は、4つとも「位置の絵」が1枚ずつある前置詞です。
under は上から覆われる、over は上を弧でまたぐ、through は中を突き抜ける、about は周りをぐるっと囲む。
テムズ川の川底トンネルを歩く8分の散歩が、この4枚の絵だけで語れます。川の向こう岸を見て(over)、川の下にもぐり(under)、トンネルを抜けて(through)、角を回った先の駅へ(around)。
大事なのは、同じ川でも、どこを通るかで前置詞が入れ替わるということ。12枚すべてが動画のセリフです。
主語 動詞 目的語 補語 under のカタマリ over のカタマリ through のカタマリ about / around のカタマリ 修飾
セクション① under=上から覆われるright under・go under・dug under(カード1〜3)
right under ~ 上から覆われている「真下」 ▼
it goes right under this, the River Thames
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We’re looking at something equally as old but it goes right under this, the River Thames.
今日見るのは、同じくらい古いもの。でもそれは、この真下を通っているんです。テムズ川の。
出典:動画スクリプト(0:05〜0:08)

under のコアイメージは「上から覆われている」です。上に何かがかぶさっていて、その影の中に入っている位置が under です。

この文では、トンネルがテムズ川という大きな水のかたまりに、上からすっぽり覆われています。日本語だと「〜の下」の一言ですが、英語の under には「上にあるもので隠れている」感じが入っています。

前に付いた right は「ちょうど・まさに」。right under で「真下」になります。この動画では right under the Thames(0:58)、right underneath the Thames(3:06)と、案内人が何度も right を付けています。「本当にこの真下なんですよ」と驚きを押し出しているわけです。

くわしいルール:right + 前置詞 で「ちょうど・まさに」
  • right under the Thames(0:58)= 真下
  • right underneath the Thames(3:06)= まさに真下
  • right by the north bank of the Thames(6:31)= すぐそば
  • right in front of you/right behind you = 目の前/真後ろ

※ ルール中の最後の例は、この動画に登場しない参考例です。

見分け方
上に何かがかぶさっているかを考える。
川・橋・テーブル・木など、上に覆うものがあれば under。the cat under the table(テーブルの下の猫)も、上に天板がかぶさっているから under です。
他の例(スクリプトより)
  • …that is the roof that the foot tunnels takes, right under the Thames.(0:55〜0:58)
  • And at this point, we are right underneath the Thames.(3:06)
go under 後ろの名詞が消えても under ▼
we ‘re going under here
タップして詳しく見る →
Yip, we’re going under here.
そう、ここから下にもぐります。
出典:動画スクリプト(0:13)

この under の後ろには、名詞がありません。under the river とも under the Thames とも言わず、under だけで文が終わっています。

これは、何の下なのかが目の前の景色で分かりきっているからです。カメラには川が映っていて、「この川の下に行く」のは見れば分かる。だから the Thames を省いて、under だけを残したわけです。このように後ろの名詞を省いた前置詞は、副詞として働きます。

go under は「下に行く」、つまり「くぐる・もぐる」。このあとのカード⑥の look back over、カード⑦の coming through も同じ形です。前置詞は、後ろが分かりきっていれば1語で立てると覚えておくと、会話の聞き取りがぐっと楽になります。

見分け方
文が前置詞で終わっていたら、後ろに何が省かれたかを景色から補う。
going under(何の下?→川の)、coming through(何を?→トンネルを)。補える名詞が見つかれば、それは副詞になった前置詞です。
他の例(スクリプトより)
  • And there you go, there’s a bike coming through.(1:25)
  • Not many come and stand at the north bank, look back over…(7:01〜7:02)
dug under ~ 広い地面にかぶさられた「地下」 ▼
lots and lots of tunnels were dug under London
タップして詳しく見る →
And ever since, lots and lots of tunnels were dug under London
そしてそれ以来、ロンドンの地下にはたくさんのトンネルが掘られてきました。
出典:動画スクリプト(3:52〜3:54)

今度の under の後ろは「ロンドン」という街全体です。川1本ではなく、広い街がまるごと上にかぶさっていて、その下一帯にトンネルが広がっています。日本語なら「ロンドンの地下」。「地下」を1語で言いたいとき、英語は under + 地名で済ませてしまいます。

よく比べられるのが below です。below は「高さの目盛りで下」、under は「真上に覆うものがある」。気温が below zero(0度より下)なのは目盛りの話なので below。トンネルが街に覆われているのは under です。

under は、この「覆われている」感じのまま、目に見えないものにも広がります。under construction(工事という覆いの下=工事中)、under pressure(圧力の下)、under 18(18という天井の下=18歳未満)。どれも上から何かがかぶさっている絵です。

くわしいルール:under は「覆い」が抽象的になっても使える
  • 場所:under London(3:54)/under the base of the Thames(3:08)
  • 状態:under construction(工事中)/under repair(修理中)
  • 力・影響:under pressure(プレッシャーを受けて)
  • 数の天井:under 18(18歳未満)/under £10(10ポンド未満)

※ ルール中の「状態」「力・影響」「数の天井」は、この動画に登場しない参考例です。

見分け方
目盛りなら below、覆いなら under。
The sun went below the horizon.(地平線という目盛りより下)と tunnels under London(ロンドンに覆われた地下)を並べると、違いがつかめます。
他の例(スクリプトより)
  • The first tunnel ever built underwater was here in London…(3:38)
  • …all of those tunnels then turned into sort of tube train lines, et cetera, as well.(3:55〜3:57)
セクション② over=上を弧でまたぐover at・look over to・look back over(カード4〜6)
over at ~ 何かをまたいだ「向こう」 ▼
It ‘s the Cutty Sark over at Greenwich
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It’s the Cutty Sark over at Greenwich.
グリニッジにある、あのカティーサーク号です。
出典:動画スクリプト(0:01)

over のコアイメージは「上を弧を描いてまたぐ」です。虹のように、何かの上をアーチでまたいで向こうへ行く線が over です。

この文の over は、話し手の今いる場所から、何かをまたいだ「向こう」を指しています。at Greenwich だけでも意味は通じますが、over を入れると「あっちの、グリニッジにある」という距離感が出ます。over there(あそこに)の over と同じです。

日本語に訳すと over は消えてしまいます。でも英語の話し手は、自分と相手のあいだに「またぐ距離」があることを over で伝えている。電話で「今そっちに行くね」を I’ll come over. と言うのも、同じ弧の絵です。

見分け方
訳に出ない over は「向こう」のサイン。
over at ~/over there/come over/over here。どれも、話し手の位置からひとまたぎした先を指しています。
他の例(スクリプトより)
  • …straight over at that building with the dome on the top…(0:51〜0:53)
  • …if you look over to the other side of the Thames…(0:38)
look over to ~ 視線が川をまたいで向こう岸へ ▼
if you look over to the other side of the Thames
タップして詳しく見る →
and if you look over to the other side of the Thames
そしてテムズ川の向こう岸に目をやると、
出典:動画スクリプト(0:38)

ここでは、視線が over の弧を描きます。南岸に立って、川の上をまたぐように、向こう岸へ目を飛ばす。look over to ~ で「〜のほうへ目をやる」です。

面白いのは、同じテムズ川に、この動画では over と under の両方が使われていることです。視線は川の上をまたぐので over、トンネルは川に覆われるので under(カード①)。川は1本なのに、上を通るか下を通るかで前置詞が入れ替わるわけです。

また、6:40 には views across Greenwich(グリニッジ一帯を見渡す眺め)という言い方も出てきます。across は平らな面を端から端へ横切るイメージで、over のような高さのある弧はありません。川を「またいで」見るなら over、街を「横切るように」見渡すなら across です。

見分け方
弧を描くなら over、平らに横切るなら across。
fly over the city(街の上空を飛ぶ)と walk across the street(道を渡る)。足が地面についているなら across、宙を越えるなら over です。
他の例(スクリプトより)
  • …which as we turn round and look to the other side, gives spectacular views across Greenwich on the south bank.(6:35〜6:40)
  • …straight over at that building with the dome on the top…(0:51〜0:53)
look back over 来た道を「越えて」振り返る ▼
Not many come and stand at the north bank look back over
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Not many come and stand at the north bank, look back over and look to the Cutty Sark
北岸に立って、川越しに振り返ってカティーサーク号を眺める人は、あまりいません。
出典:動画スクリプト(7:01〜7:03)

トンネルを抜けて北岸に出た案内人が、いま通ってきた川を越えて、南岸を振り返る場面です。back は「来たほうへ」、over は「川をまたいで」。2語で「川越しに振り返る」になります。

この over の後ろにも、名詞がありません。カード②の going under と同じで、何をまたぐのかは目の前の川で分かりきっているからです。動画の冒頭で look over to the other side(0:38)と南から北を見た視線が、最後に look back over で北から南へ戻ってきます。

つまりこの動画は、over で向こう岸を見て、under で川の下をくぐり、over でまた振り返るという1往復の構成になっています。前置詞の絵をたどるだけで、8分の散歩がまるごと頭の中で再生できるわけです。

見分け方
back + 前置詞は「戻る向き」+「どう戻るか」。
look back over(またいで振り返る)、come back through(抜けて戻ってくる)、go back under(またくぐる)。back が向き、前置詞が道すじです。
他の例(スクリプトより)
  • …and if you look over to the other side of the Thames…(0:38)
  • And there, off in the distance, you can see the tunnel entrance we came in…(6:43〜6:44)
セクション③ through=中を突き抜けるcome through・go through・through to(カード7〜9)
come through 入口から出口まで「抜けてくる」 ▼
And there you go, there’s a bike coming through
タップして詳しく見る →
And there you go, there’s a bike coming through.
ほら、自転車が通り抜けてきますよ。
出典:動画スクリプト(1:25)

through のコアイメージは「中を突き抜ける」です。筒やトンネルのような空間にこちらの口から入って、向こうの口から出る。その中を通る線が through です。

under・over が川の「下」「上」を言うのに対して、through はトンネルの「中」を言います。同じトンネルでも、川から見れば under、トンネルから見れば through。どこを基準に見るかで前置詞が変わります。

ここでも through の後ろに名詞がありません(カード②と同じ副詞の形)。coming through は、人ごみで「すみません、通ります」と言うときの決まり文句でもあります。Excuse me, coming through! と言えば、人の間を抜けていく合図になります。

見分け方
入口と出口がある空間なら through。
トンネル・森・ドア・窓・人ごみ。両側に口があって、中を通り抜けるときに through を使います。
他の例(スクリプトより)
  • …and as you can see, lots and lots of cyclists coming through.(2:14〜2:15)
  • …there are lots and lots of bikes coming through…(4:08)
go through ~ トンネルを「くぐり抜けて」次へ ▼
Many who go through the tunnel then race off to Island Gardens
タップして詳しく見る →
Many who go through the tunnel then race off to Island Gardens on the Docklands line railway
トンネルを抜けた人の多くは、そのままドックランズ線のアイランド・ガーデンズ駅へ急いでいきます。
出典:動画スクリプト(6:53〜6:55)

今度の through は、後ろに the tunnel がはっきり付いた前置詞の形です。go through the tunnel で「トンネルを通り抜ける」。入って、中を進んで、出るまでの全部がこの1語に入っています。

ここで大事なのは、through は出口まで行き着くということです。go into the tunnel なら「トンネルに入る」だけで、まだ中にいます。go through なら、もう反対側に出ています。だからこの文は、抜けたそのあとに then race off(それから急いで去る)と続けられるわけです。

through は「中を最後まで通る」から、go through a hard time(つらい時期をくぐり抜ける)のように経験にも使います。トンネルの絵が、そのまま時間のトンネルに置き換わった形です。

見分け方
into は入るだけ、through は出るまで。
walk into the forest(森に入る)と walk through the forest(森を抜ける)。反対側に出たかどうかで選びます。
他の例(スクリプトより)
  • …those that wanna continue their journeys into the city… often use this tunnel as their walkway.(5:11〜5:16)
all the way through to ~ 途中を全部通って「〜まで」 ▼
all the way from Dover on the south coast of England just coming over from the continent all the way through to Scotland
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all the way from Dover on the south coast of England, just coming over from the continent, all the way through to Scotland
イングランド南岸のドーバー、つまり大陸から海を渡ってきたばかりのところから、スコットランドまでずっと。
出典:動画スクリプト(4:26〜4:32)

このトンネルは、ドーバーからスコットランドまでイギリスを縦断する自転車ルート「C1」の一部です。その道のりを、案内人は from ~ through to ~ で言っています。through to Scotland は「途中を全部通って、スコットランドまで」。to だけだと着く先しか言いませんが、through を入れると途中の全部を通ってきた長さが出ます。

all the way は「ずっと・はるばる」。all the way from Dover と all the way through to Scotland で、出発点と終点の両方に all the way を付けて、道の長さを強調しています。

そして真ん中の just coming over from the continent にも注目です。ドーバーに来る自転車は、ヨーロッパ大陸から海峡をまたいで渡ってきたばかり。come over は海の上を弧でまたいで来る絵で、カード④の over と同じです。1文の中に、海をまたぐ over と、国を縦に抜ける through が同居しているわけです。

見分け方
from A through to B は「A から、途中を全部通って B まで」。
アメリカ英語では Monday through Friday(月曜から金曜まで、金曜も含む)のように期間にも使います。(※動画には登場しない参考例)
他の例(スクリプトより)
  • …taking you from the south side of the Thames, ‘cause we’re going from south to north at Greenwich…(4:10〜4:12)
  • …and we’re going from the southbound side to the northbound side.(3:12〜3:15)
セクション④ about / around=周りをぐるっとtell you about・around the corner(カード10〜11)
tell you about ~ 話題の「まわり」をぐるっと話す ▼
I ‘ll tell you a bit more about why this is so popular with cyclists
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I’ll tell you a bit more about why this is so popular with cyclists in just a couple of seconds.
なぜここが自転車に乗る人にこんなに人気なのか、このあとすぐ、もう少し詳しくお話ししますね。
出典:動画スクリプト(2:26〜2:29)

about のコアイメージは「周りをぐるっと囲む」です。中心に1つのテーマがあって、そのまわり一帯をぐるりと回るのが about です。

tell you about ~ は「〜について話す」。話題の中心そのものだけでなく、その周辺の事情もまとめて話す感じがあります。ここでは about の後ろに why this is so popular という文のかたまりが来ています。about の後ろは名詞だけでなく、why・how・what で始まるかたまりも置けます。

実はこの動画、about はこの1回だけです。トンネル散歩の実況なので、under・over・through のような「位置」の前置詞は何度も出るのに、「話題」の about はほとんど出てこない。逆に、雑談やインタビューの動画だと about が一番多くなります。前置詞の出方で、その動画が「場所の話」か「話題の話」かが分かるわけです。

見分け方
about は話題のまわり、on は話題にぴったり。
a book about London(ロンドンにまつわる本)より、a book on London は専門的な印象になります。(※動画には登場しない参考例)
この問いへの答え(スクリプトより)
  • The reason for that is, believe it or not, this tunnel is on the C1 route.(4:17〜4:20)
just around the corner 角をぐるっと回った「すぐ先」 ▼
to Island Gardens on the Docklands line railway, which is just around the corner
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to Island Gardens on the Docklands line railway, which is just around the corner.
角を曲がってすぐのところにある、ドックランズ線のアイランド・ガーデンズ駅へ。
出典:動画スクリプト(6:55〜6:58)

about の「周りをぐるっと」を、目に見える場所で言うのが around です。around the corner は、角をぐるっと回り込んだところ。つまり「角を曲がってすぐ」=すぐ近くです。

about と around は兄弟のような前置詞です。around は形のある周り(角・テーブル・街)、about は形のない周り(話題・事情)に使われやすい、と押さえておくと整理できます。about 50 people(50人くらい)の「くらい」も、50のまわりをぐるっとという同じ絵です。

イギリス英語では、around を round と短く言うこともよくあります。この動画でも、トンネル入口の案内で go round to the right and follow it round(1:20)、北岸に出たところで as we turn round(6:35)と言っています。

見分け方
形のある周りは around、形のない周りは about。
walk around the park(公園をぐるっと歩く)/talk about the park(公園について話す)。イギリス英語の round は around と同じ意味です。
他の例(スクリプトより)
  • As you go into the entrance and if you go round to the right and follow it round…(1:19〜1:20)
  • …which as we turn round and look to the other side…(6:35〜6:37)
セクション⑤ 川底15メートルで言い直すright underneath / 15 meters under(カード12/この記事の目玉)
right underneath / 15 meters under 同じ場所を underneath と under で2回言う ▼
we are right underneath the Thames We are 15 meters under the base of the Thames
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And at this point, we are right underneath the Thames. We are 15 meters under the base of the Thames here
そしてこの地点で、私たちはまさにテムズ川の真下にいます。ここグリニッジで、川底から15メートル下にいるんです。
出典:動画スクリプト(3:06〜3:08)

この記事の目玉です。トンネルのちょうど真ん中で、案内人が同じ場所を2回続けて言い直しています。1回目は underneath、2回目は under。

underneath は under をさらに「覆われて隠れている」側に寄せた語です。1回目は right underneath the Thames で、「今、川に完全に覆われている」という実感を言っています。2回目は 15 meters under the base で、数字を前に置いて「どれだけ下か」を測っています。数字 + under は、15 meters under(15m下)、two minutes over(2分オーバー)のように、前置詞の前に距離を置ける形です。

そしてこの2文を、動画の最初と最後につなげてみてください。冒頭では over at Greenwich(向こうのグリニッジ)と right under this(この真下)、トンネルの中では coming through、北岸では look back over。テムズ川1本をめぐって、under・over・through が全部そろう。それが、この8分の動画を教材に選んだいちばんの理由です。

見分け方
実感を込めるなら underneath、測るなら 数字 + under。
意味はほぼ同じですが、underneath のほうが「すっぽり隠れている」感じが強く、少し口語的です。迷ったら under で間違いにはなりません。
他の例(スクリプトより)
  • The first tunnel ever built underwater was here in London…(3:38)
  • The length of the tunnel itself is 370 meters.(3:32)

一人プレゼンを実施してみる

まずは何も見ずに例文を自分で作って説明してみて、

うまく言えなかった項目だけ解説例を確認する、

という使い方がおすすめです。

12問あるので、1日に全部やろうとしなくて構いません。

説明するときは、必ず「覆われる・またぐ・抜ける・囲む」のどれかを最初に言ってから理由を話してみてください。

図解の右側の絵が、そのままヒントになっています。

まずは under=上から覆われる の3問です。

① right under ~、説明できますか?

例文:

We’re looking at something equally as old but it goes right under this, the River Thames.
今日見るのは、同じくらい古いもの。でもそれは、この真下を通っているんです。テムズ川の。

要点:

  • under のコアは「上から覆われている」
  • トンネルがテムズ川にすっぽり覆われている
  • right under で「真下」。right は「ちょうど・まさに」

解説例:

under のコアイメージは「上から覆われている」です。

上に何かがかぶさっていて、その影の中に入っている位置が under です。

この文では、トンネルがテムズ川という大きな水のかたまりに、上からすっぽり覆われています。

日本語だと「〜の下」の一言ですが、英語の under には「上にあるもので隠れている」感じが入っています。

前に付いた right は「ちょうど・まさに」で、right under で「真下」になります。

案内人は何度も right を付けて、本当にこの真下なんですよ、と驚きを押し出しているんです。

② go under、説明できますか?

例文:

Yip, we’re going under here.
そう、ここから下にもぐります。

要点:

  • under の後ろに名詞がない
  • 何の下かは景色で分かるので省いた=副詞
  • go under=くぐる・もぐる

解説例:

この under の後ろには、名詞がありません。

under the Thames とは言わずに、under だけで文が終わっています。

これは、何の下なのかが目の前の景色で分かりきっているからです。

前置詞は、後ろの名詞が分かりきっているときは省いて1語で使えるんです。このとき前置詞は副詞として働きます。

go under は「下に行く」、つまり「くぐる・もぐる」ですね。

このあと出てくる look back over や coming through も同じ形です。

③ dug under ~、説明できますか?

例文:

And ever since, lots and lots of tunnels were dug under London
そしてそれ以来、ロンドンの地下にはたくさんのトンネルが掘られてきました。

要点:

  • under + 街の名前で「その地下一帯」
  • below は目盛りで下、under は覆われて下
  • under construction・under 18 も「覆い」の絵

解説例:

今度の under の後ろは、ロンドンという街全体です。

広い街がまるごと上にかぶさっていて、その下一帯にトンネルが広がっている絵ですね。

日本語なら「ロンドンの地下」ですが、英語は under と地名だけで言えてしまいます。

よく比べられる below は目盛りで下、under は上に覆うものがある下です。

under は目に見えない覆いにも広がって、under construction で工事中、under 18 で18歳未満になります。

次は over=上を弧でまたぐ の3問です。

①〜③の under と比べて、川の下を通るのか、川の上を越えるのかを意識して説明してみてください。

④ over at ~、説明できますか?

例文:

It’s the Cutty Sark over at Greenwich.
グリニッジにある、あのカティーサーク号です。

要点:

  • over のコアは「上を弧を描いてまたぐ」
  • over at ~ は「またいだ向こうの〜」
  • 訳に出なくても、距離感を伝えている

解説例:

over のコアイメージは「上を弧を描いてまたぐ」です。

虹のように、何かの上をアーチでまたいで向こうへ行く線が over です。

この文の over は、話し手の今いる場所から、何かをまたいだ向こうを指しています。

at Greenwich だけでも通じますが、over を入れると「あっちの」という距離感が出るんです。

over there の over と同じですね。

日本語訳では消えてしまいますが、英語の話し手はこの over で距離を伝えています。

⑤ look over to ~、説明できますか?

例文:

and if you look over to the other side of the Thames
そしてテムズ川の向こう岸に目をやると、

要点:

  • 視線が川の上を弧でまたぐ=look over to
  • 同じ川で、視線は over、トンネルは under
  • across は平らな面を横切る。高さの弧はない

解説例:

ここでは、視線が over の弧を描きます。

南岸に立って、川の上をまたぐように向こう岸へ目を飛ばす。look over to で「〜のほうに目をやる」です。

面白いのは、同じテムズ川に over と under の両方が使われていることです。

視線は川の上をまたぐので over、トンネルは川に覆われるので under。

よく似た across は、平らな面を端から端へ横切るイメージで、over のような高さの弧はありません。

⑥ look back over、説明できますか?

例文:

Not many come and stand at the north bank, look back over and look to the Cutty Sark
北岸に立って、川越しに振り返ってカティーサーク号を眺める人は、あまりいません。

要点:

  • back は来たほう、over は川をまたいで
  • 後ろの名詞は景色で分かるので省略
  • over で見て、under でくぐり、over で振り返る

解説例:

トンネルを抜けて北岸に出た案内人が、通ってきた川を越えて南岸を振り返る場面です。

back は「来たほうへ」、over は「川をまたいで」で、2語で「川越しに振り返る」になります。

この over の後ろにも名詞がありません。何をまたぐかは目の前の川で分かりきっているからです。

この動画は、over で向こう岸を見て、under で川の下をくぐり、最後に over でまた振り返るという1往復の構成になっているんです。

続いて through=中を突き抜ける の3問です。

⑦ come through、説明できますか?

例文:

And there you go, there’s a bike coming through.
ほら、自転車が通り抜けてきますよ。

要点:

  • through のコアは「中を突き抜ける」
  • 川から見れば under、トンネルから見れば through
  • Excuse me, coming through!=通ります

解説例:

through のコアイメージは「中を突き抜ける」です。

トンネルのような空間にこちらの口から入って、向こうの口から出る、その中を通る線が through です。

同じトンネルでも、川から見れば under、トンネルから見れば through。基準によって前置詞が変わるんです。

ここでも through の後ろに名詞がない、副詞の形ですね。

人ごみで Excuse me, coming through! と言えば、「すみません、通ります」の合図になります。

⑧ go through ~、説明できますか?

例文:

Many who go through the tunnel then race off to Island Gardens on the Docklands line railway
トンネルを抜けた人の多くは、そのままドックランズ線のアイランド・ガーデンズ駅へ急いでいきます。

要点:

  • go through the tunnel=入って・進んで・出る
  • into は入るだけ、through は反対側まで
  • go through a hard time のように経験にも使う

解説例:

今度の through は、後ろに the tunnel が付いた前置詞の形です。

go through the tunnel で、入って、中を進んで、出るまでの全部を言っています。

go into なら入るだけで、まだ中にいます。go through なら、もう反対側に出ています。

だから、抜けたあとに then race off と続けられるんですね。

through は go through a hard time のように、つらい時期をくぐり抜けるという経験にも使えます。

⑨ all the way through to ~、説明できますか?

例文:

all the way from Dover on the south coast of England, just coming over from the continent, all the way through to Scotland
イングランド南岸のドーバー、つまり大陸から海を渡ってきたばかりのところから、スコットランドまでずっと。

要点:

  • through to ~=途中を全部通って〜まで
  • all the way を出発点と終点の両方に付けて長さを強調
  • 1文に、海をまたぐ over と国を抜ける through

解説例:

このトンネルは、ドーバーからスコットランドまでイギリスを縦断する自転車ルートの一部です。

その道のりを、案内人は from と through to で言っています。

to だけだと着く先しか言いませんが、through を入れると途中の全部を通ってきた長さが出ます。

all the way は「ずっと・はるばる」で、出発点と終点の両方に付けて道の長さを強調しています。

真ん中の coming over from the continent は、大陸から海峡をまたいで渡ってきたばかり、という over の弧の絵です。

そして about / around=周りをぐるっと の2問です。

⑩ tell you about ~、説明できますか?

例文:

I’ll tell you a bit more about why this is so popular with cyclists in just a couple of seconds.
なぜここが自転車に乗る人にこんなに人気なのか、このあとすぐ、もう少し詳しくお話ししますね。

要点:

  • about のコアは「周りをぐるっと囲む」
  • about の後ろには why ~ のようなかたまりも置ける
  • about の数で、動画が「場所の話」か「話題の話」か分かる

解説例:

about のコアイメージは「周りをぐるっと囲む」です。

中心に1つのテーマがあって、そのまわり一帯をぐるりと回るのが about です。

tell you about で「〜について話す」。話題の周辺の事情もまとめて話す感じがあります。

この文では、about の後ろに why this is so popular という文のかたまりが来ています。

実はこの動画で about はこの1回だけ。場所の実況なので、位置の前置詞ばかりが出てくるんです。

⑪ just around the corner、説明できますか?

例文:

to Island Gardens on the Docklands line railway, which is just around the corner.
角を曲がってすぐのところにある、ドックランズ線のアイランド・ガーデンズ駅へ。

要点:

  • around the corner=角をぐるっと回ったすぐ先
  • around は形のある周り、about は形のない周り
  • イギリス英語では round とも言う

解説例:

about の「周りをぐるっと」を、目に見える場所で言うのが around です。

around the corner は、角をぐるっと回り込んだところ、つまり「すぐ近く」です。

around は形のある周り、about は形のない周りに使われやすいと押さえておくと整理できます。

about 50 people の「くらい」も、50のまわりをぐるっと、という同じ絵です。

イギリス英語では round とも言って、この動画でも go round to the right と言っています。

最後は、この記事の目玉です。

同じ場所を2回言い直している理由を説明してみてください。

⑫ right underneath / 15 meters under、説明できますか?

例文:

And at this point, we are right underneath the Thames. We are 15 meters under the base of the Thames here
そしてこの地点で、私たちはまさにテムズ川の真下にいます。ここグリニッジで、川底から15メートル下にいるんです。

要点:

  • 同じ場所を underneath と under で2回言い直す
  • underneath は実感、15 meters under は測った距離
  • テムズ川1本で under・over・through がそろう

解説例:

これがこの記事の目玉です。

トンネルのちょうど真ん中で、案内人が同じ場所を2回続けて言い直しています。

1回目の underneath は「今、川に完全に覆われている」という実感、2回目の 15 meters under は数字で測った距離です。

数字を前置詞の前に置くと、どれだけ下か、どれだけ越えたかを言えます。

冒頭の over at Greenwich と right under this、中の coming through、北岸の look back over。

テムズ川1本をめぐって、under・over・through が全部そろうんです。

ここまで言えたら、次は人に向けて

一人で言えた例文は、相手がいると急に出てこなくなります。

文法が身につくのは、通じた/通じなかったを自分の耳で確かめた瞬間です。

とくに under・over・through は、道案内や旅の話でいちばん出番が多いのに、とっさに出てこない前置詞です。

まずは量をこなせる環境で、自分の通勤路や旅行先の話を、今日の12文を借りて話してみてください。

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今日の表現をAnkiで復習しよう

記事に出てきた動画の表現を、そのままAnkiに取り込めるようにまとめました。

今回は新しい動画なので、12表現すべて新規です。

テーマは「街を歩きながら案内するための12表現」です。

Stick with us.(最後までついてきてね)から I’m off for a coffee.(コーヒーを飲みに行ってきます)まで、動画の順番どおりに並べてあります。

今回のテーマに引きつけて1つ挙げるなら、just around the corner(すぐ近くに)です。

カード⑪で見たとおり、角をぐるっと回った先という around の絵そのままの表現で、道案内でそのまま使えます。

知らなかった表現を追加・編集して、自分専用のカードを作ってみてください。

知らなかった表現を追加・編集して、そのままAnkiに取り込めます。

表現発音記号意味動画の例文シンプル例文
プリセット(最初から入っている表現)
カードの表:表現のみ / 裏:発音記号 → 意味 → 📺動画の例文 → 💬シンプル例文
Ankiへの取り込み方
  1. PC・Android(AnkiDroid含む):「💻 PC・Android用」ボタンで anki_import.txt をダウンロードし、Ankiのファイル → インポートから取り込む(区切り文字はTabを選択)
  2. iPhone(AnkiMobile):「📱 iPhone用」ボタンで anki_import.apkg をダウンロードし、AirDropやFilesアプリでiPhoneに送って、AnkiMobileの設定(歯車) → Import File から開く

まとめ:前置詞 under・over・through・about の12の顔を再確認しよう

さて、今回は「前置詞 under・over・through・about は、基準のどこを通るかの4枚の絵」というテーマで、12の顔を見てきました。

under=覆われる・over=またぐ
  • right under ~ ― 上から覆われている真下。right は「ちょうど」
  • go under ― 後ろが分かりきっていれば前置詞1語で立つ
  • dug under ~ ― 目盛りなら below、覆いなら under
  • over at ~ ― 訳に出ない over は「向こう」のサイン
  • look over to ~ ― 弧を描くなら over、平らに横切るなら across
  • look back over ― back が向き、over が道すじ
through=抜ける・about=囲む、そして川底15メートル
  • come through ― 川から見れば under、トンネルから見れば through
  • go through ~ ― into は入るだけ、through は反対側まで
  • all the way through to ~ ― to は着く先、through to は途中の全部
  • tell you about ~ ― 話題のまわり。後ろに why ~ も置ける
  • just around the corner ― 形のある周りは around、形のない周りは about
  • right underneath / 15 meters under ― 実感の underneath、測る 数字+under

12と聞くと多く感じますが、使っている物差しは「基準のどこを通るか」だけです。

下で覆われるなら under、上をまたぐなら over、中を抜けるなら through、周りを回るなら about。

そしてこの物差しは、川にもトンネルにも、話題や時間にも、同じように使えます。

今日の12のうち、まずおすすめしたいのは⑦の coming through です。

次に電車やエレベーターで人の間を抜けるとき、心の中で Excuse me, coming through. と言ってみてください。入口から出口まで「抜ける」絵が、自分の体の動きとして残ります。through の感覚が「訳」から「位置の絵」に変わります。

もし今日の内容で「なるほど」と思った部分があれば、ぜひコメントで教えてください。

これで前置詞のパートは完結です。

次回からは⑨WH修飾に入り、まずは関係代名詞の who・which・that を扱う予定です。

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CHOBI
40代の子育てサラリーマン。 みんなが苦手な家計管理、筋トレ、 英語にチャレンジしてます。 ・英語学習歴 2019年 日本企業から外資系企業に転職 想定TOEICスコア200〜300点 コーチングスクールに半年通う 2020年 TOEIC700点超え →独学・オンライン英会話開始 2021年 TOEIC800点の壁をこえられず 2022年 一から基礎(発音・文法・単語)をやり直す 2023年 TOEIC910点達成 2024年 別の外資系企業に転職