イマージョンで「全部」と「どれくらい」の使い分けを理解する

all・every・each、ぜんぶ「全部」と訳していませんか。

every people と言ってしまったこと、ありませんか。

実は、「全部」と「どれくらい」を表す言葉の使い分けは、

思っている以上に難しいんです。

私は英語力ゼロの状態から毎日2〜3時間の勉強を6年間続け、

TOEIC910点を取って外資系企業に転職しました。

それでも最後の最後まで残った悩みが、

この「全部」と「どれくらい」だったんです。

限定詞を使い分けるカギは、訳の丸暗記ではなく

「話し手がその名詞をどう見ているか」を知ること

ひとカタマリとして見ているのか、

1つずつ取り出して見ているのか、

それとも量の多い少ないを言いたいのか。

この一点がわかるだけで、

all なのか every なのか、many なのか a lot of なのかは、

自然と決まっていきます。

この記事でわかること

ネイティブ同士のリアルな会話動画を教材にして、

7つの視点を図解で整理していきます。

この記事を読み終えるころには、

「全部」と「どれくらい」の使い分けが、

バラバラのルールではなく1本の目盛りとして見えるようになっているはずです。

この7つを分けているのは「ひとカタマリで見るか、1つずつ見るか、いくつあるか」、ただそれだけです。

イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項

動画紹介

今回の教材は、MJ and Adam Show日本で外国人とデートするのフレーズ というYouTube動画です。

イマージョン学習にぴったりのチャンネルです。

英語初心者こそ、このチャンネルから始めてほしいです。

ネイティブ同士の自然な日常会話なのに、ゆっくり・はっきり話してくれるからです。

聞き取れる速度なのに、出てくる表現はしっかりネイティブらしい。

たとえば今回の動画では「It’s not a date, but it’s not not a date.」(デートじゃないけど、デートじゃないわけでもない)という一言が出てきます。

教科書には絶対載っていませんが、こういう表現こそ会話で効くんですよね。

しかも話題の中心は、日本とアメリカ・カナダの文化の違い。

デートの誘い方、人前でのスキンシップ、家事の分担まで、リアルな体感で語ってくれます。

見た目のインパクトは強めのお二人ですが、中身は驚くほど誠実です。

聞き取れて、使えて、文化まで学べる。

イマージョン学習の入り口として、これ以上ない教材です。

学習の進め方

勉強した文法事項の知識を実際に使いこなすには、

その言葉が使われる場面や気持ちごと覚えるのが近道です。

だからこそ今回は、動画の生きたセリフを教材にして、「限定詞」の視点を見ていきます。

読み方は、目的に合わせて選んでみてください。

英語を楽しみながら勉強したい方は、このまま記事を読み進めてください。

動画のセリフをたどりながら、

「限定詞」の感覚を少しずつ自分のものにしていけます。

逆に、効率的に英文法だけを押さえたい方は、要点だけをまとめた別記事へどうぞ。

30代・40代の英語やり直し|英文法200時間(参考書10周)を乗り越える勉強法 文法学習は1冊を徹底的に10周する 30代・40代で英語をやり直そうとすると、多くの人が文法で止まります。 日本語...

「全部」と「どれくらい」を表す6つの限定詞

限定詞シリーズの最終回は、「全部」と「どれくらい」を扱うグループです。

all・every・each は3つとも「全部」と訳せてしまいますが、

見え方がまったく違います。

all は塊のまま、

every は1つ残らず、

each は1つずつ取り出して。

この違いは、そのまま動詞が単数になるか複数になるかに直結します。

さらに、対象が2つのときだけ働く both / either / neither の専用チーム、

そして量の多い少ないを表す many / much と (a) few / (a) little まで。

とくに最後の組は、a があるかないかだけで意味がプラスにもマイナスにも反転します。

① 「全部」の3つの見え方

  1. all ― 境目を意識せず、1つのカタマリとして見る
  2. every ― 全部だけれど、1つずつ数える(単数扱い)
  3. each ― 中身を1つ1つ取り出して見る(単数扱い

② 2つ専用の3点セット

  • both / either / neither ― 対象がちょうど2つのときだけ使う組

③ 多い・少ないを表す

  1. many / much ― 数えるなら many、量なら much
  2. (a) few / (a) little ― a があるかないかで、意味が反転する
  3. 数量表現の目盛り ― 「多すぎる」からゼロまで、13段階を1本に並べる

最後の7枚目では、

too many / so many / a lot of / quite a few / several

/ some / a few / few / very few / hardly any / none まで、

数量表現をまとめて多い順に並べ直します。

バラバラに覚えていた語が、ひとつの目盛りの上の目印にすぎないとわかるはずです。

ここまでくれば、限定詞の地図は一通り埋まります。

以下のカードをタップすると、それぞれの視点を実際の例文つきで詳しく確認できます。

 \ 詳細説明はP188~200 /

カードをタップすると詳しい説明が開きます

限定詞シリーズの最終回は、「全部」と「どれくらい」を扱うグループです。alleveryeach は3つとも「全部」と訳せてしまいますが、見え方がまったく違います。all は塊のまま、every は1つ残らず、each は1つずつ取り出して。この違いは、そのまま動詞が単数になるか複数になるかに直結します。
さらに、対象が2つのときだけ働く both / either / neither の専用チーム、そして量の多い少ないを表す many / much(a) few / (a) little まで。とくに最後の組は、a があるかないかだけで意味がプラスにもマイナスにも反転します。ここまでくれば、限定詞の地図は一通り埋まります。
名詞のカタマリ(主語) 動詞 目的語 補語 修飾・その他
セクション① 「全部」の3つの見え方all・every・each(カード1〜3)
all 境目を意識せず、1つのカタマリ
He drinks / watches sake / baseball all day
タップして詳しく見る →
He just drinks sake and watches baseball all day.
一日中、日本酒を飲んで野球を見ているだけ。
出典:動画スクリプト(9:11 付近・主語を he に整えた形)

all day は「1日の全部」ですが、朝・昼・晩と区切って数えているわけではありません。1日をまるごと1つの塊として見て、その端から端までを指しています。これが all のコアイメージ、「境目を入れずに全体を指す」です。

だから all は不可算名詞にもそのままつきます。all day、all the time、all my life。塊で捉えるので、数えられるかどうかを問わないのです。可算名詞につくときは複数形になり(all people)、動詞も複数で受けます。

この「塊で見る」という性質が、次の every・each との決定的な違いになります。all は中の1つ1つを見ていない。それがこの3語を仕分ける最初の分かれ道です。

くわしいルール:all の形
  • all + 複数名詞:All people are different.(動詞は複数)
  • all + 不可算名詞:all day/all the time/all my life
  • all of + the / 所有格:all of my friends(the や my が入ると of が必要)
  • 代名詞と並べる:we all/they all のように主語の直後にも置ける
見分け方
「まるごと」と言い換えて自然なら all です。
逆に「1つ残らず」「1つずつ」と言いたくなったら、それは every か each の担当範囲になります。
他の例(スクリプトより)
  • …just drinks sake and watches baseball all day.(一日中、日本酒を飲んで野球を見ている)
  • All right, we’re going to speak general.(では、一般的な話をしましょう)
  • We all need to do our part.(みんなが自分の役割を果たさなければ)
every 全部だけれど、1つずつ数える
It is on display for everyone to see
タップして詳しく見る →
It’s on display for everyone to see.
みんなに見えるように、さらけ出している状態です。
出典:動画スクリプト(12:59 付近)

everyone は、分解すると every + one。つまり「1人残らず、1人ずつ」という意味です。all のように塊で見るのではなく、集合の中身を1つずつチェックして、全部にマークをつけていくイメージ。それが every です。

この「1つずつ」という性質が、そのまま形に出ます。every の後ろは必ず単数名詞、動詞も単数で受けます。everyone is、every guy does。「全部」なのに単数扱いなのは、視線が常に1つに向いているからです。

意味としては all とほぼ重なりますが、every のほうが「例外なく」という強調が効きます。逆に not と組むと「全部が〜というわけではない」という部分否定になるのも、この語の特徴です。

くわしいルール:every の使い方
  • every + 単数名詞:動詞も単数(Every guy does that.)
  • every 系の代名詞:everyone/everybody/everything も単数扱い
  • 頻度を表す:every time/every day/every two weeks(〜おきに)
  • not every ~:全部が〜というわけではない(部分否定)
見分け方
「1つ残らず」「例外なく」と強調したいなら every
動詞を単数にするか複数にするかで迷ったら、every は必ず単数、all は複数と覚えてください。
他の例(スクリプトより)
  • Hey everyone, welcome back to another episode.(みなさん、また別の回にようこそ)
  • It’s on display for everyone to see.(みんなに見えるようになっています)
  • Let us know if anyone knows a couple like that.(そういうカップルを知っている方は教えてください)
each 中身を1つ1つ取り出して見る
Let’s see how we can talk to each other
タップして詳しく見る →
Let’s see how we can talk to each other.
お互いにどう話せるか、確かめてみよう。
出典:動画スクリプト(6:07 付近)

each other が「お互いに」になるのは、each が「1つずつ」を表すからです。1人がもう1人に向かい、その1人がまた戻す。1対1のやりとりを2回ぶん重ねているのが each other の中身です。

each のコアイメージは「集合から1つ取り出して、それに注目する」。every が「全部にもれなくマークをつける」だとすれば、each は1つ1つを別々に扱う感覚です。だから every と同じく、後ろは単数名詞、動詞も単数で受けます。

2つのものにも使える点も every との違いです。every は3つ以上が前提ですが、each は2つでも成立します(each hand=両手のそれぞれ)。

くわしいルール:eachevery の違い
  • 視線:each は1つ1つに注目、every は全体をもれなくカバー
  • 対象の数:each は2つ以上(2つでもOK)、every は3つ以上
  • :どちらも単数名詞+単数動詞
  • each of ~:each of them のように代名詞版もある(every にはこの形がない)
見分け方
「それぞれ」と訳して自然なら each、「みんな・全部」なら every
対象が2つだけのときは、every は使えず each の一択になります。
他の例(スクリプトより)
  • …see how we can talk to each other.(お互いにどう話せるかを見てみる)
  • A relationship is two people working together.(恋愛関係とは、2人で取り組んでいくものです)
  • It depends on the person as well, of how direct they are.(どれくらい率直かは、人によっても違います)
セクション② 2つ専用の3点セットboth・either・neither(カード4)
both / either / neither 対象が2つのときだけ使う組
The person gets either turned off or feels bad
タップして詳しく見る →
The person gets either turned off or feels bad.
相手は、引いてしまうか、嫌な気持ちになるかのどちらかです。
出典:動画スクリプト(10:19 付近)

この3語には、他の限定詞にはない強い縛りがあります。対象がちょうど2つのときにしか使えないという点です。3つ以上なら all / any / none の出番になります。

整理はシンプルで、both は2つとも○、either は2つのうちどちらか一方、neither は2つとも×。動画の例文は either A or B の形で、「引く」か「嫌な気持ちになる」かのどちらかに転ぶ、という二択を表しています。

動詞の受け方も3語で分かれます。both は複数扱い(Both of them are …)、eitherneither単数扱いが基本です。そして neither はそれ自体が否定語なので、not を重ねてはいけません。

くわしいルール:2つ専用3語の早見表
  • both A and B:2つとも。複数扱い(Both of them are from North America.)
  • either A or B:どちらか一方。単数扱いが基本
  • neither A nor B:2つとも〜ない。単数扱いが基本、not は不要
  • 3つ以上なら:all(全部)/any(どれでも)/none(1つもない)に切り替える

※ both・neither はスクリプトに登場しないため、早見表と下記の言い換え例で示しています。

見分け方
まず対象が2つかどうかを数えてください。2つなら、この3語から選びます。
neither に not を足したくなったら要注意。neither だけで「〜ない」まで含んでいます
他の例(スクリプトより/言い換え例)
  • The person gets either turned off or feels bad.(相手は引くか、嫌な気持ちになるかのどちらかです)
  • Both of them have lived in Japan for a long time.(2人とも、日本に長く住んでいます)※言い換え例
  • Neither of them is big on making out in public.(2人とも、人前でイチャつくのは得意ではありません)※言い換え例
セクション③ 多い・少ないを表すmany / much、(a) few / (a) little、そして13段階の目盛り(カード5〜7)
many / much 数えるなら many、量なら much
There’s not much of a direct conversation
タップして詳しく見る →
There’s not much of a direct conversation.
事前に、率直な会話があまりありません。
出典:動画スクリプト(3:53 付近)

manymuch は、意味はどちらも「多い」で、選び分けの基準は名詞が数えられるかどうかだけです。many は可算名詞の複数形、much は不可算名詞。同じ「多い」でも、個数を数えているのか、量を測っているのかという違いです。

もうひとつ大事なのが、much には使いどころの縛りがあるという点。この例文のように、much は否定文・疑問文が定位置です。肯定文で I have much time と言うと不自然で、ネイティブは a lot of time と言います。動画でも a lot of people、a lot of complaints と、肯定文ではすべて a lot of が使われています。

many のほうは肯定文でも使えますが、会話では a lot of のほうが柔らかく聞こえます。迷ったら a lot of にしておけば、可算・不可算のどちらでも安全です。

くわしいルール:「多い」の使い分け
  • many + 可算複数:many people/many drinks/many times
  • much + 不可算:much time/much money/much conversation
  • much は否定・疑問が定位置:肯定文では a lot of に置き換える
  • a lot of は万能:可算にも不可算にも使え、会話ではこれが最頻出
  • how many / how much:数をたずねるか、量をたずねるかで使い分け
見分け方
名詞に -s がつけられるかどうかを試してください。つけられれば many、つけられなければ much。
そして肯定文で「多い」と言いたいときは、much ではなく a lot of が正解です。
他の例(スクリプトより)
  • …another one, how drunk you are, is big — how many drinks you have.(もう1つは、どれくらい酔っているか。何杯飲んだかです)
  • …in many people, especially a long time ago.(多くの人、特に昔はそうでした)
  • A lot of people in the US are very direct.(アメリカの多くの人は、とても率直です)
  • You follow the culture of that area as much as you can.(その地域の文化に、できるだけ従う)
(a) few / (a) little a があるかないかで、意味が反転する
There are a few points that really stick out to me
タップして詳しく見る →
There are a few points that really stick out to me.
特に印象に残る点が、いくつかあります。
出典:動画スクリプト(1:26 付近)

この a few points は「少ないけれど、ちゃんとある」。だからこのあと話が続いていきます。ところが a を外して few points にすると、「ほとんどない」という正反対の意味になってしまいます。a が1文字あるかないかで、プラスとマイナスがひっくり返るのです。

理由は第1回で見た a のコアイメージにあります。a「輪郭のあるひとつ」を取り出すサインでした。a few なら「取り出せるものがある」、few なら「取り出すものすら足りない」。a があると存在が肯定されるのです。

数と量の使い分けは many / much とまったく同じで、few が可算名詞の複数形、little が不可算名詞。「数か量か」×「a があるかないか」の2軸で、4パターンがすべて決まります

くわしいルール:4パターンの早見表
  • a few + 可算複数:少ないけれどある(プラス)― a few points
  • few + 可算複数:ほとんどない(マイナス)― few points
  • a little + 不可算:少しはある(プラス)― a little time
  • little + 不可算:ほとんどない(マイナス)― little time
  • quite a few:例外的に「かなり多い」の意味になる慣用表現

※ few points・little time・quite a few は、4パターンの対比を示すための一般的な参考例です(動画スクリプトには a few のほうだけが登場します)。

見分け方
その後ろに話が続くかどうかで判断できます。
「いくつかある。それはね…」と続けたいなら a few / a little。「もうほとんど残っていない」と切り上げたいなら few / little です。
他の例(スクリプトより)
  • There are a few times that I do.(何度かそうすることはあります)
  • It got a little steamy in this one.(今回は少し際どい話になりましたね)
  • Let us know if you want us to talk about this a little bit more.(もう少し話してほしければ教えてください)
数量表現の目盛り 「多すぎる」からゼロまで、13段階を1本に並べる
There’s a lot of beating around the bush
タップして詳しく見る →
There’s a lot of beating around the bush.
遠回しな言い方が、とても多いです。
出典:動画スクリプト(2:01 付近)

ここまで見てきた数量表現を、多い順に1本の線へ並べ直してみましょう。バラバラに覚えていた語が、ひとつの目盛りの上の目印にすぎないとわかります。上の図解を見ながら読むと、位置関係がつかみやすいはずです。

目盛りは大きく5つの帯に分かれます。過剰(too)、多い(so / a lot of / quite a lot of / many・much)、中間(quite a few / several / some)、少しある(a few / a little)、ほぼゼロ(few / little 以下)。この動画で使われている a lot of は、ちょうど「多い」帯のまん中、会話でいちばん自然な位置にあります。

ここで2つだけ注意点があります。1つめは quite a fewfew が入っているのに「かなり多い」という意味で、目盛りでは several より上に来ます。見た目にだまされやすい語です。

2つめは a fewfew の関係。目盛りの上では上下に並んでいますが、実際に指している数はほとんど同じです。違うのは話し手の見方だけ。「3つもある」と見れば a few、「3つしかない」と見れば few。量そのものではなく、評価がひっくり返っているのです。

くわしいルール:数量表現13段階の早見表
  • too many / too much:多すぎて問題(過剰)
  • so many / so much:とても多い(感情のこもった強調)
  • a lot of / lots of:多い。会話でいちばん自然
  • quite a lot of:かなり多い
  • many / much:多い。much は否定文・疑問文が定位置
  • quite a few:意外と多い。few が入るが「かなりの数」
  • several:3つ以上、いくつも(可算のみ)
  • some:量はぼかすが、ある
  • a few / a little:少しある(プラス)
  • few / little:ほとんどない(マイナス)
  • very few / very little:ごくわずか
  • hardly any / almost no:ほぼゼロ
  • none / no:ゼロ、1つもない

※ 目盛りの左半分(数・量)は、可算名詞なら many 系、不可算名詞なら much 系を選びます。so many / so much、too many / too much、a few / a little のペアは、すべてこの「数か量か」で分かれています。

見分け方
迷ったら「多い」帯の中央、a lot of を選んでください。可算・不可算のどちらにも使えて、肯定文でも自然です。
そのうえで、強調したいなら so、多すぎると言いたいなら too に上げ、控えめにしたいなら some や a few に下げる。目盛りを上下に動かす感覚で調整できます。
他の例(スクリプトより)
  • There’s a lot of beating around the bush.(遠回しな言い方がとても多いです)
  • There’s not much of a direct conversation.(率直な会話があまりありません)
  • There are a few points that really stick out to me.(特に印象に残る点がいくつかあります)
  • There’s almost no guessing.(推測することは、ほとんどありません)
  • There’s so many different types of people.(本当にいろいろなタイプの人がいます)

文法で一人プレゼンを実施してみる

まずは何も見ずに例文を自分で作って説明してみて、

うまく言えなかった項目だけ解説例を確認する、という使い方がおすすめです。

① all、説明できますか?

例文:

He just drinks sake and watches baseball all day.
一日中、日本酒を飲んで野球を見ているだけ。

要点:

  • all のコアイメージは「境目を入れずに全体を指す」
  • 塊で捉えるので、可算・不可算のどちらにもつく
  • 可算名詞につくときは複数形になり、動詞も複数で受ける
  • the や所有格が入ると all of ~ の形になる

解説例:

all day は「1日の全部」ですが、

朝・昼・晩と区切って数えているわけではありませんよね。

1日をまるごと1つの塊として見て、

その端から端までを指しています。

これが all のコアイメージ、「境目を入れずに全体を指す」です。

だから all は不可算名詞にもそのままつきます。

all day、all the time、all my life。

塊で捉えるので、数えられるかどうかを問わないんです。

可算名詞につくときは複数形になって、動詞も複数で受けます。

この「塊で見る」という性質が、次の every・each との決定的な違いになります。

② every、説明できますか?

例文:

It’s on display for everyone to see.
みんなに見えるように、さらけ出している状態です。

要点:

  • everyone は every + one。「1人残らず、1人ずつ」という意味
  • every の後ろは必ず単数名詞、動詞も単数で受ける
  • 「全部」なのに単数扱いなのは、視線が常に1つに向いているから
  • not と組むと「全部が〜というわけではない」という部分否定になる

解説例:

everyone を分解すると、every + one です。

つまり「1人残らず、1人ずつ」という意味なんですね。

all のように塊で見るのではなく、

集合の中身を1つずつチェックして、

全部にマークをつけていくイメージ。

それが every です。

この「1つずつ」という性質が、そのまま形に出ます。

every の後ろは必ず単数名詞、動詞も単数で受けます。

everyone is、every guy does。

「全部」なのに単数扱いなのは、

視線が常に1つに向いているからなんです。

意味としては all とほぼ重なりますが、

every のほうが「例外なく」という強調が効きます。

③ each、説明できますか?

例文:

Let’s see how we can talk to each other.
お互いにどう話せるか、確かめてみよう。

要点:

  • each other が「お互いに」になるのは、each が「1つずつ」を表すから
  • コアイメージは「集合から1つ取り出して、それに注目する」
  • every と同じく、後ろは単数名詞、動詞も単数で受ける
  • every は3つ以上が前提だが、each は2つでも成立する

解説例:

each other が「お互いに」になるのは、

each が「1つずつ」を表すからです。

1人がもう1人に向かい、その1人がまた戻す。

1対1のやりとりを2回ぶん重ねているのが

each other の中身なんですね。

each のコアイメージは「集合から1つ取り出して、それに注目する」。

every が「全部にもれなくマークをつける」だとすれば、

each は1つ1つを別々に扱う感覚です。

だから every と同じく、

後ろは単数名詞、動詞も単数で受けます。

every との違いは対象の数で、every は3つ以上が前提ですが、

each は2つでも成立します。


④ both / either / neither、説明できますか?

例文:

The person gets either turned off or feels bad.
相手は、引いてしまうか、嫌な気持ちになるかのどちらかです。

要点:

  • 3語とも、対象がちょうど2つのときにしか使えない
  • both は2つとも○(複数扱い)、either はどちらか一方、neither は2つとも×
  • either と neither は単数扱いが基本
  • neither はそれ自体が否定語なので、not を重ねてはいけない

解説例:

この3語には、他の限定詞にはない強い縛りがあります。

対象がちょうど2つのときにしか使えないという点です。

3つ以上なら all / any / none の出番になります。

整理はシンプルで、both は2つとも○、

either は2つのうちどちらか一方、

neither は2つとも×。

動画の例文は either A or B の形で、

「引く」か「嫌な気持ちになる」かのどちらかに転ぶ、

という二択を表しています。

動詞の受け方も3語で分かれていて、

both は複数扱い、

either と neither は単数扱いが基本です。

そして neither はそれ自体が否定語なので、not を重ねてはいけません。

⑤ many / much、説明できますか?

例文:

There’s not much of a direct conversation.
事前に、率直な会話があまりありません。

要点:

  • many と much の選び分けの基準は、名詞が数えられるかどうかだけ
  • much は否定文・疑問文が定位置。肯定文では a lot of を使う
  • a lot of は可算・不可算のどちらにも使える万能形
  • 数をたずねるなら how many、量をたずねるなら how much

解説例:

many と much は、意味はどちらも「多い」で、

選び分けの基準は名詞が数えられるかどうかだけです。

many は可算名詞の複数形、

much は不可算名詞。

同じ「多い」でも、個数を数えているのか、

量を測っているのかという違いなんですね。

もうひとつ大事なのが、much には使いどころの縛りがあるという点です。

much は否定文・疑問文が定位置で、

肯定文で I have much time と言うと不自然に響きます。

ネイティブは a lot of time と言うんです。

動画でも a lot of people、a lot of complaints と、

肯定文ではすべて a lot of が使われています。

迷ったら a lot of にしておけば安全です。

⑥ (a) few / (a) little、説明できますか?

例文:

There are a few points that really stick out to me.
特に印象に残る点が、いくつかあります。

要点:

  • a few は「少ないけれどある」(プラス)、few は「ほとんどない」(マイナス)
  • a があると存在が肯定される。第1回で見た a のコアイメージそのもの
  • few は可算名詞の複数形、little は不可算名詞
  • 「数か量か」×「a があるかないか」の2軸で4パターンが決まる

解説例:

この a few points は「少ないけれど、ちゃんとある」という意味です。

だからこのあと話が続いていくんですね。

ところが a を外して few points にすると、

「ほとんどない」という正反対の意味になってしまいます。

a が1文字あるかないかで、

プラスとマイナスがひっくり返るんです。

理由は第1回で見た a のコアイメージにあります。

a は「輪郭のあるひとつ」を取り出すサインでした。

a few なら「取り出せるものがある」、

few なら「取り出すものすら足りない」。

a があると存在が肯定されるわけです。

数と量の使い分けは many / much とまったく同じで、

few が可算名詞、little が不可算名詞です。

⑦ 数量表現の目盛り、説明できますか?

例文:

There’s a lot of beating around the bush.
遠回しな言い方が、とても多いです。

要点:

  • 数量表現は5つの帯に分かれる(過剰/多い/中間/少しある/ほぼゼロ)
  • a lot of は「多い」帯のまん中。会話でいちばん自然な位置
  • quite a few は few が入るのに「かなり多い」。several より上に来る
  • a few と few が指す数はほぼ同じ。違うのは話し手の評価だけ

解説例:

ここまで見てきた数量表現を、

多い順に1本の線へ並べ直してみましょう。

目盛りは大きく5つの帯に分かれます。

過剰の too、多いの so / a lot of / quite a lot of / many・much、

中間の quite a few / several / some、

少しあるの a few / a little、

そしてほぼゼロの few / little 以下。

この動画の a lot of は、ちょうど「多い」帯のまん中で、

会話でいちばん自然な位置にあります。

注意したいのが quite a few で、

few が入っているのに「かなり多い」という意味なんです。

目盛りでは several より上に来ます。

もうひとつ、a few と few は上下に並んでいますが、

実際に指している数はほとんど同じ。

「3つもある」と見れば a few、

「3つしかない」と見れば few。

量ではなく評価がひっくり返っているだけなんですね。

今日の表現をAnkiで復習しよう

限定詞の使い分けがわかったら、次はフレーズを丸ごと覚えていきましょう。

今回登場した「日本で外国人とデートする」のフレーズは、noteで詳しく解説しています

▶YouTubeでCHADSスパルタイマージョを実践#02

※ この行は参考記事でもリンクになっていない素のテキストです。note記事のURLが決まったらリンクを張ってください。

どんな場面で使われるのか、どうネイティブが使いこなしているのかがわかります。

文法とフレーズを両輪で学ぶと、英語の定着スピードが一気に上がります。

ネイティブがよく使うのに、日本人はなかなか使えないフレーズだけを集めて、

Anki入力用にまとめました。

AnkiCHADSスパルタイマージョンでも推奨されている「自分だけの単語帳」を作れる暗記アプリです。

▶Ankiで叶える効率英語単語学習法|インストールから続けるコツまで全部解説

Ankiの入力データは↓こちら↓

動画に登場したデート表現12選です。知らなかった表現を追加・編集して、そのままAnkiに取り込めます。

知らなかった表現を追加・編集して、そのままAnkiに取り込めます。

表現発音記号意味動画の例文シンプル例文
プリセット(最初から入っている表現)
カードの表:表現のみ / 裏:発音記号 → 意味 → 📺動画の例文 → 💬シンプル例文
Ankiへの取り込み方
  1. PC・Android(AnkiDroid含む):「💻 PC・Android用」ボタンで anki_import.txt をダウンロードし、Ankiのファイル → インポートから取り込む(区切り文字はTabを選択)
  2. iPhone(AnkiMobile):「📱 iPhone用」ボタンで anki_import.apkg をダウンロードし、AirDropやFilesアプリでiPhoneに送って、AnkiMobileの設定(歯車) → Import File から開く

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※ 限定詞シリーズ3本はすべて同じ動画を例文ソースにしているため、プリセットの12表現・デッキ名(デート表現10選)は3記事共通です。

まとめ:限定詞③の7つの顔と、シリーズ全体を再確認しよう

さて、今回は限定詞シリーズの最終回として、「全部」と「どれくらい」の7つの視点を見てきました。

限定詞③の7つの顔

  • all ― 境目を入れずに全体を指す。可算・不可算のどちらにもつく
  • every ― 1つ残らず、1つずつ。単数名詞+単数動詞
  • each ― 1つ取り出して注目する。2つでも使える
  • both / either / neither ― 対象が2つのときだけ。○○/どちらか/××
  • many / much ― 数か量かで選ぶ。肯定文の「多い」は a lot of
  • (a) few / (a) little ― a があれば「ある」、なければ「ない」
  • 数量表現の目盛り ― 過剰/多い/中間/少しある/ほぼゼロの5帯、13段階

限定詞シリーズ全体のまとめ

3回にわたって見てきた限定詞を、最後にひとつの地図にまとめておきます。

  • 特定するか、しないか(第1回):the は特定、a / an は不特定、無冠詞は数えていない
  • 存在するか、しないか(第2回):some は「ある」前提、any は「あるかどうか」、no / none はゼロ
  • 全体か、部分か(第3回):all / every / each は全部、both / either / neither は2つ、many / few は量の目盛り

そして全体を貫いているルールがひとつあります。

名詞の前に置ける限定詞は1つだけ、ということです。

だから a my book も the every guy も成立しません。

逆に言えば、限定詞をひとつ選ぶという行為は、

「この名詞を、私はこう見ています」と宣言することそのものなのです。

日本語には限定詞がありません。

だからこそ、英語を話すときは名詞を口にする直前で一度立ち止まって、

「これは特定できるか、いくつあるか、全部か一部か」を

自分に問う習慣をつけてみてください。

この3回分の地図が、その判断の助けになるはずです。

もし今日の内容で「なるほど」と思った部分があれば、

ぜひコメントで教えてください。

次回からは名詞パートの最後、「代名詞(it / one / that の使い分け)」に進みます。

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CHOBI
40代の子育てサラリーマン。 みんなが苦手な家計管理、筋トレ、 英語にチャレンジしてます。 ・英語学習歴 2019年 日本企業から外資系企業に転職 想定TOEICスコア200〜300点 コーチングスクールに半年通う 2020年 TOEIC700点超え →独学・オンライン英会話開始 2021年 TOEIC800点の壁をこえられず 2022年 一から基礎(発音・文法・単語)をやり直す 2023年 TOEIC910点達成 2024年 別の外資系企業に転職