イマージョンで現在分詞を理解する

…and a rise in young adults still living with their parents.

…and a rising share of young adults living independently.

「まだ親と同居している若者の増加」「ひとり立ちして暮らす若者の、増えつつある割合」

Financial Times の記者が、世界中で出生率が下がっている理由を話す動画の中の、10秒ちがいの2つのセリフです。

どちらにも -ing が出てきます。でも rising は名詞の前、living with their parents は名詞のうしろ。

学校では「現在分詞は形容詞の働きをする。1語なら前から、2語以上ならうしろから修飾する」と習いました。

でもその説明だけでは、なぜ -ing が「〜している」という意味になるのかも、a fascinating study と fascinated people の違いも、すっきりとは説明できません。

僕自身、TOEIC300点からのスタートでした。

オンライン英会話を7年続けて910点まで来ましたが、

この形は長いあいだ「前から・うしろから」という置き場所のルールの記憶で止まっていました。

でも生の英語を聞くようになって、はっきり分かったことがあります。

-ing は、いま動いている最中の映像を表す形。現在分詞は、その映像で名詞を説明する。短い映像は名詞の前に、長い映像は名詞のうしろに置くということです。

-ing は「いま動いている最中」。その動きで名詞を説明するのが現在分詞。1語なら前、句ならうしろ

読み終えるころには、a growing number of people や the man standing over there を、英会話の中で迷わず口にできるようになっているはずです。

イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項

動画紹介

今回教材にするのは、Financial Times(FT)の「Why birth rates are falling everywhere all at once」という動画です。

話しているのは、FT のチーフ・データ記者 John Burn-Murdoch。

グラフを次々に見せながら、なぜ世界中でほぼ同時に出生率が下がり始めたのかを、住宅・経済・スマートフォンの順に検証していきます。

約12分。英語学習のために作られた動画ではなく、ふつうの英語ニュースの解説です。

今回この動画を選んだのには理由があります。

現在分詞がいちばん自然に出てくるのは、「いま進んでいる変化」や「〜している人たち」を説明する場面だからです。

人口や社会の変化を話す英語は、まさにそれだらけ。falling birth rates、a shrinking share、ageing populations、the growing divide……と、名詞の前の -ing だけで20か所近く出てきます。

別々の投稿者の動画約40本の字幕を数えて比べたうえで、名詞の前の1語の -ing と、名詞のうしろの -ing 句の両方がいちばん多く、しかも手動字幕がついているこの動画を選びました。

12枚のカードすべてを、動画に実際に出てくるセリフで組めました。

▼ 動画はこちら

時間がない方は、5:22〜5:52(still living with their parents → living independently)と2:50〜3:10(a shrinking share・ageing populations・ballooning spending)の2か所だけでも見てみてください。

学習の進め方

文法の知識を実際に使いこなすには、

その言葉が使われる場面や気持ちごと覚えるのが近道です。

だからこそ今回は、動画の生きたセリフを教材にして、「現在分詞」の視点を見ていきます。

読み方は、目的に合わせて選んでみてください。

英語を楽しみながら勉強したい方は、このまま記事を読み進めてください。

動画のセリフをたどりながら、

「現在分詞」の感覚を少しずつ自分のものにしていけます。

逆に、効率的に英文法だけを押さえたい方は、要点だけをまとめた別記事へどうぞ。

30代・40代の英語やり直し|英文法200時間(参考書10周)を乗り越える勉強法 文法学習は1冊を徹底的に10周する 30代・40代で英語をやり直そうとすると、多くの人が文法で止まります。 日本語...

現在分詞とは何か ― -ing で名詞に「動き」をつける

動詞の -ing 形は、「いま動いている最中」を表す形です。

進行形の is falling(下がっている)の -ing と、まったく同じものです。

この -ing を、be動詞なしで名詞にくっつけると、名詞を「〜しつつある」「〜している」と説明できます。

これが現在分詞の形容詞的な使い方です。

birth rates are falling(出生率が下がっている)が、falling birth rates(下がりつつある出生率)になる。

young adults are still living with their parents(若者がまだ親と同居している)が、young adults still living with their parents(まだ親と同居している若者)になる。

置き場所は、1語なら名詞の前、2語以上の句なら名詞のうしろ。

英語は「短い説明は前、長い説明はうしろ」に置く言葉なので、形容詞や関係詞と同じ流れです。

  • 名詞の前(1語):falling birth rates/a shrinking share/ageing populations
  • 名詞のうしろ(句):young adults still living with their parents/couples choosing to remain child-free
  • 副詞がつくだけなら前:the rapidly growing Middle East
  • -ing と -ed:a fascinating study(夢中にさせる側)/the staggered rollout(ずらされる側)

このシリーズでは、ここまで28回に分けて、名詞のまわりと修飾、助動詞、前置詞、WH修飾を整理してきました。今回から⑩動詞の -ing 形に入ります。

  • 限定詞編・代名詞編・形容詞編・副詞編:名詞の前につく語、代わりになる語、説明する語
  • 比較編・否定編:目盛りを使う/打ち消す範囲を指し示す
  • 助動詞編(can・may・will・must・would・could・have+過去分詞):動詞に話し手の気持ちをかぶせる
  • 前置詞編(at・in・on/to・for・from/of・with・by/under・over・through・about):位置・方向・近さ・通り道を絵で表す
  • WH修飾編(関係代名詞・関係副詞・what・疑問詞の名詞節):名詞のうしろに説明をぶら下げる・疑問文を名詞にする
  • 現在分詞編(この記事):-ing の「動いている最中」で名詞を説明する

前回の疑問詞の名詞節編をまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ。

英語イマージョン学習|Youtubeで英文法#28【疑問詞の名詞節】Do you know what it means? の does はどこへ消えたのか。イギリス英語クイズに挑むアメリカ人の動画を教材に、語順が戻る理由と、think だけ疑問詞が前に出る理由を、動画のセリフ12個で整理します。 ...
 \ 詳細説明はP443~452 /

イマージョンで学ぶ【現在分詞】12の顔

ここからは、動画のセリフを使いながら、現在分詞が持つ12の顔を1つずつ見ていきましょう。

最初の4つが名詞の前に置く1語の -ing、次の4つが名詞のうしろに置く -ing 句、続く3つが境目と仲間、最後の1つが前と後ろの -ing が1つの名詞句に入った目玉です。

今回も12枚すべてが、動画に実際に出てくる例文です。

① 名詞の前に置く1語の -ing

  1. falling birth rates ― 1語の -ing は、形容詞と同じく名詞の前に置く
  2. a shrinking share ― -ing は「〜しつつある」:途中の変化をとらえる
  3. Ageing populations / ballooning spending ― どんな動詞でも、-ing にすれば名詞の前に置ける
  4. the growing ideological divide ― 形容詞と並べるときは、-ing が外側

② 名詞のうしろに置く -ing 句

  1. young adults still living with their parents ― -ing が2語以上のかたまりになったら、名詞のうしろへ
  2. couples choosing to remain child-free ― 名詞を、前から形容詞・うしろから -ing 句ではさむ
  3. the share forming couples and having children ― -ing 句つきの名詞は長い主語。本当の動詞を探す
  4. watching soap operas portraying small families ― 同じ -ing でも、名詞を説明するもの・名詞になるもの

③ 境目と仲間

  1. the rapidly growing Middle East ― 副詞がつくだけなら、まだ名詞の前
  2. a fascinating study / the staggered rollout ― -ing は「〜させる側・している側」、-ed は「〜される側」
  3. Couples who move in together ― -ing 句と who 節:どちらも名詞のうしろから説明する

④ 前と後ろの -ing が1つの名詞句に

  1. a rising share of young adults living independently ― 前から1語、うしろから句:2つの -ing が1つの名詞句に

以下のカードをタップすると、それぞれの視点を実際の例文つきで詳しく確認できます。

カードをタップすると詳しい説明が開きます

現在分詞 は、動詞の -ing 形を形容詞のように使って、名詞を「〜しつつある・〜している」と説明する形です。
置き場所は2つだけ。1語なら名詞の前(falling birth rates)、2語以上の句なら名詞のうしろ(young adults still living with their parents)。
どちらの -ing も、いま動いている最中の映像で名詞を説明します。
FT の John は、出生率の話の中でこの2つを12分のあいだに20回以上使っています。
12枚すべてが動画のセリフです。
説明される名詞 現在分詞(-ing) -ing 句の続き 文の動詞 過去分詞(-ed) 動名詞(名詞として働く -ing) 修飾・その他
セクション① 名詞の前に置く1語の -ingfalling・shrinking・ageing/ballooning・growing(カード1〜4)
falling birth rates 1語の -ing は、形容詞と同じく名詞の前に置く ▼
low and falling birth rates
タップして詳しく見る →
First up, it’s worth asking why low and falling birth rates get so much attention.
まず考えておきたいのは、低く、しかも下がり続けている出生率が、なぜこれほど注目されるのかです。
出典:動画スクリプト(2:22)

FT のデータ記者 John は、動画の中で何度も falling birth rates と言います。fall(下がる)に -ing がついた falling が、名詞 birth rates(出生率)の前に置かれています。

この falling が現在分詞です。動詞の -ing 形を形容詞のように使って、名詞を説明する形です。意味は「下がりつつある」。-ing はいつも「いま動いている最中」を表します。

並んでいる low(低い)と比べるとよくわかります。low はいまの状態、falling は動いている向き。low and falling birth rates で「低いうえに、まだ下がり続けている出生率」です。形容詞と現在分詞が、同じ場所に並んで、同じ名詞を説明しています。

くわしいルール:1語の -ing は名詞の前
  • falling birth rates(下がりつつある出生率/2:22)
  • falling infant mortality(下がりつつある乳児死亡率/1:07)
  • falling home ownership(下がりつつある持ち家率/5:31)

※ 3つとも動画のセリフです。

見分け方
名詞の直前の -ing が「〜しつつある」「〜している」と訳せたら現在分詞。
falling birth rates = birth rates that are falling(下がっている出生率)と言い換えられます。
他の例(スクリプトより)
  • Ultimately, falling birth rates appear to be part of a wider picture of young adults’ singledom, isolation, and declining well-being.(11:56)
a shrinking share -ing は「〜しつつある」:途中の変化をとらえる ▼
a shrinking share of its increasingly elderly population
タップして詳しく見る →
But low birth rates have meant Japan’s workers account for a shrinking share of its increasingly elderly population.
しかし出生率が低いせいで、日本の働き手は、ますます高齢化する人口のなかで、縮みつつある割合しか占めなくなっています。
出典:動画スクリプト(2:52)

shrink は「縮む」。a shrinking share で「縮みつつある割合」です。

日本の働き手の割合は、ある日突然小さくなったのではなく、いまも少しずつ小さくなっている途中です。その「途中」を一言でとらえるのが 現在分詞の -ing です。写真ではなく、動いている映像の一コマを切り取るイメージです。

動画の 1:43 には、反対向きの a rising share of young people(増えつつある若者の割合)も出てきます。グラフの線が上がっているなら rising、下がっているなら shrinking・falling。数字の変化を話す英語は、名詞の前の -ing だらけです。

使いどころ
数字やグラフの変化は、rising・falling・growing・shrinking を名詞の前に置くだけで言える。
a rising share(増えつつある割合)/a shrinking share(減りつつある割合)
反対向きの -ing(スクリプトより)
  • In several countries, a rising share of young people, especially young women, now say they don’t plan to have any children.(1:43)
Ageing populations / ballooning spending どんな動詞でも、-ing にすれば名詞の前に置ける ▼
Ageing populations also mean ballooning spending on pensions and elder care
タップして詳しく見る →
Ageing populations also mean ballooning spending on pensions and elder care
高齢化しつつある人口は、年金と介護への支出がふくらみ続けることも意味します。
出典:動画スクリプト(3:05)

この1文には、名詞の前の -ing が2つあります。

1つ目は Ageing populations。age は名詞の「年齢」でおなじみですが、動詞では「年をとる」。-ing にすると「年をとりつつある人口」、つまり高齢化が進む人口です。(Ageing はイギリス式のつづりで、アメリカ式は aging です。)

2つ目は ballooning spending。balloon も名詞の「風船」ですが、動詞では「風船のようにふくらむ」。ballooning spending で「どんどんふくらんでいく支出」です。現在分詞は、動詞さえあれば何でも作れます。しかも、いま動いている絵がそのまま浮かぶので、ニュースや解説で好んで使われます。

くわしいルール:-ing のつけ方
  • 基本:そのまま -ing(fall → falling、grow → growing、balloon → ballooning)
  • e で終わる語:ふつうは e を取って -ing(change → changing)。age は英式 ageing・米式 aging の両方がある
  • 短い母音+子音で終わる語:子音を重ねて -ing(run → running)

※ falling・growing・ballooning・changing・ageing は動画に出てくる語、running は一般的な参考例です。

見分け方
名詞として知っている語(age・balloon)でも、名詞の前で -ing になっていたら動詞の現在分詞。
ageing populations = populations that are ageing(年をとりつつある人口)
同じ文の続き(スクリプトより)
  • which tends to mean either rising taxes(3:08)
the growing ideological divide 形容詞と並べるときは、-ing が外側 ▼
the growing ideological divide between young men and women
タップして詳しく見る →
My own work has shown that the growing ideological divide between young men and women is a smartphone era phenomenon.
私自身の研究で、若い男性と女性のあいだで広がりつつある考え方の溝は、スマートフォン時代の現象だとわかりました。
出典:動画スクリプト(9:26)

divide(溝・分断)の前に、growing(広がりつつある)と ideological(考え方の・思想の)の2語が並んでいます。

順番は growing → ideological → divide。名詞にいちばん近い ideological は「どんな種類の溝か」、その外側の growing は「その溝がいまどう動いているか」です。

形容詞の記事(記事09)で見たとおり、名詞の種類を決める語ほど名詞の近くに来ます。現在分詞は「いまの動き」を言う語なので、種類の語の外側に置かれます。10:55 の the changing digital media environment(変わりつつあるデジタルメディア環境)も同じ並びです。

見分け方
名詞にいちばん近い語は「種類」、-ing はその外側で「変化」。
the growing ideological divide / the changing digital media environment
同じ並び(スクリプトより)
  • the changing balance between young men and women in education and pay(6:19)
  • So if the most recent widespread decline in births is due in part to the changing digital media environment(10:55)
セクション② 名詞のうしろに置く -ing 句still living with・choosing to・forming and having・portraying(カード5〜8)
young adults still living with their parents -ing が2語以上のかたまりになったら、名詞のうしろへ ▼
young adults still living with their parents
タップして詳しく見る →
…falling home ownership and a rise in young adults still living with their parents.
……持ち家率の低下と、まだ親と同居している若者の増加(によって説明できます)。
出典:動画スクリプト(5:31)

ここからは、名詞のうしろに置く -ing です。

young adults still living with their parents は「まだ親と同居している若者」。-ing の living に、still(まだ)や with their parents(親と)がついて、何語もあるかたまり(句)になっています。

英語には「短い説明は名詞の前、長い説明は名詞のうしろ」という大きな流れがあります。現在分詞も同じで、1語なら前、句になったらうしろ。おもしろいのは、同じ1文の前半に falling home ownership(前から1語)があることです。1つの文の中で、現在分詞の2つの置き場所がそろっています。

くわしいルール:1語は前、句はうしろ
  • falling home ownership(1語 → 名詞の前)
  • young adults still living with their parents(句 → 名詞のうしろ)
  • still living with their parents young adults(長い説明を前に置くのは×)

※ 1・2つ目は動画の同じ1文から、3つ目は説明のための形です。

見分け方
名詞のうしろの -ing 句は、うしろから前の名詞に戻って「〜している(名詞)」と訳す。
young adults ← still living with their parents(親とまだ同居している若者)
同じ文の前半(スクリプトより)
  • Up to half of those countries’ fertility declined since the 1990s can be explained by falling home ownership(5:28)
couples choosing to remain child-free 名詞を、前から形容詞・うしろから -ing 句ではさむ ▼
well-off, dual-income, no kids couples choosing to remain child-free
タップして詳しく見る →
…or well-off, dual-income, no kids couples choosing to remain child-free.
……あるいは、子どもを持たないことを選ぶ、裕福で共働きの子なしカップル。
出典:動画スクリプト(4:35)

出生率が下がる理由としてよく言われる「ステレオタイプ」の2つ目です。

couples の前には well-off(裕福な)・dual-income(共働きの)・no kids(子なしの)の3つ。うしろには choosing to remain child-free(子どもを持たないままでいることを選んでいる)。1つの名詞を、前とうしろからはさんで説明しています。

前の3つは「どんなカップルか」という属性、うしろの -ing 句は「何をしている(選んでいる)カップルか」という動きです。属性は前、動きはうしろ。ふだんの会話でも、この分け方で長い名詞をすっきり言えます。

使いどころ
短い属性は前、動詞を含む説明はうしろ。
no kids couples(子なしのカップル)+ choosing to remain child-free(子なしでいることを選んでいる)
直前のセリフ(コンマつき・スクリプトより)
  • The stereotypes here tend to focus on the so-called girl boss, putting career before children(4:30)
the share forming couples and having children -ing 句つきの名詞は長い主語。本当の動詞を探す ▼
the share forming couples and having children is
タップして詳しく見る →
Among university graduates the share forming couples and having children is actually quite stable
大卒の人たちのあいだでは、カップルになって子どもを持つ人の割合は、実はかなり安定しています。
出典:動画スクリプト(4:49)

the share forming couples and having children までが、ひとかたまりの主語です。「カップルになって、子どもを持つ人の割合」。

-ing 句は and で2つつなぐこともできます。forming couples(カップルになる)と having children(子どもを持つ)が並んで、どちらも the share を説明しています。

大事なのは、forming も having も文の動詞ではないということです。-ing は単独では文の動詞になれません(なるには is・are が要ります)。この文の本当の動詞は、うしろの is。名詞のうしろに -ing 句がついた文を読むときは、-ing 句のあとの is・are・was を探すと、文の骨組みが見えます。

見分け方
-ing 句のあとに出てくる is・are・was が、文の本当の動詞。
[the share ← forming couples and having children] is actually quite stable
似ているけれど別物(スクリプトより)
  • a big barrier to forming families in recent decades has been housing.(5:25/こちらは前置詞 to のうしろの -ing=動名詞)
watching soap operas portraying small families 同じ -ing でも、名詞を説明するもの・名詞になるもの ▼
watching soap operas portraying small families led
タップして詳しく見る →
A later study found that watching soap operas portraying small families led women to have fewer children.
その後の研究では、少人数の家族を描くメロドラマを見ることで、女性が持つ子どもの数が減ったことがわかりました。
出典:動画スクリプト(10:35)

この1文には -ing が2つありますが、働きがまったく違います。

portraying small families は、直前の soap operas(メロドラマ)を説明しています。「少人数の家族を描いている(メロドラマ)」。これが現在分詞です。

一方の watching soap operas … は「〜を見ること」。かたまり全体が文の主語になっていて、動詞は led です。こちらは名詞として働く -ing、動名詞です(次回の記事で扱います)。-ing の直前に名詞があって、その名詞を説明していたら現在分詞。-ing のかたまり自体が「〜すること」として主語や目的語になっていたら動名詞です。

見分け方
「〜している(名詞)」なら現在分詞、「〜すること」なら動名詞。
[watching [soap operas ← portraying small families]] led women …
名詞として働く -ing(スクリプトより)
  • Reversing them, if even possible, will be slow and partial.(11:53/Reversing them が主語の動名詞)
  • it’s worth asking why …(2:22/worth のうしろの動名詞)
セクション③ 境目と仲間副詞つきの -ing・-ing と -ed・who 節との言い換え(カード9〜11)
the rapidly growing Middle East 副詞がつくだけなら、まだ名詞の前 ▼
slow-growing western Europe and the rapidly growing Middle East
タップして詳しく見る →
It shows up in slow-growing western Europe and the rapidly growing Middle East and Southeast Asia.
その変化は、成長の遅い西ヨーロッパにも、急成長している中東や東南アジアにも表れています。
出典:動画スクリプト(6:09)

カード⑤で「句になったら、うしろ」と言いました。では rapidly growing はどうでしょう。2語ですが、名詞 Middle East の前にあります。

rapidly(急速に)は growing を説明する副詞です。副詞が1つつくだけなら、-ing と合わせて1つの形容詞のように扱い、名詞の前に置けます。slow-growing はハイフンでつないで、はっきり1語にした形です。

うしろに回るのは、-ing のあとに目的語(couples・children)や前置詞のかたまり(with their parents)が続くときです。「-ing の前につく飾りは前に置いたまま、うしろに何かが続いたら名詞のうしろへ」と覚えると迷いません。

見分け方
-ing のうしろに何も続かなければ名詞の前、続いたら名詞のうしろ。
the rapidly growing Middle East(前)/young adults still living with their parents(うしろ)
副詞つきで名詞の前(スクリプトより)
  • Japan’s workers account for a shrinking share of its increasingly elderly population(2:52/副詞+形容詞も前)
a fascinating study / the staggered rollout -ing は「〜させる側・している側」、-ed は「〜される側」 ▼
A fascinating study … used the staggered rollout
タップして詳しく見る →
A fascinating study from the University of Cincinnati used the staggered rollout of 4G mobile networks in the US and UK
シンシナティ大学のとても興味深い研究は、アメリカとイギリスで4Gモバイル回線が時期をずらして導入されたことを利用しました。
出典:動画スクリプト(6:46)

fascinate は「(人を)夢中にさせる」。a fascinating study は「人を夢中にさせる研究」、つまり「とても興味深い研究」です。研究が、人を夢中にさせる側にいます。

同じ文の the staggered rollout は、stagger(時期をずらす)の過去分詞。「時期をずらされた導入」です。導入は、ずらす側ではなくずらされる側です。

名詞の前の -ing は「その名詞が自分で〜している(させている)」、-ed は「その名詞が〜されている」。interesting / interested、exciting / excited を迷ったときも、この1点で決まります。過去分詞の形容詞的な使い方は、⑫過去分詞形のパートでくわしく扱います。

くわしいルール:-ing と -ed
  • a fascinating study(研究が人を夢中にさせる/6:46)
  • the staggered rollout(導入が時期をずらされた/6:49)
  • countries battered by the global financial crisis(国が打撃を受けた/6:03)
  • this fractured and frustrated generation(分断され、いらだたされた世代/12:04)

※ 4つとも動画のセリフです。

見分け方
説明される名詞が自分で「〜している」なら -ing、「〜されている」なら -ed。
a fascinating study(研究が夢中にさせる)/fascinated readers(読者が夢中にさせられる)
人の心を動かす -ing(スクリプトより)
  • What could explain such striking recent shifts?(1:56/striking=人をはっとさせる)
Couples who move in together -ing 句と who 節:どちらも名詞のうしろから説明する ▼
Couples who move in together are … more likely to split up
タップして詳しく見る →
Couples who move in together are in several countries now more likely to split up than to have a child
いっしょに住み始めたカップルは、いくつかの国では、いまや子どもを持つより別れる可能性のほうが高くなっています。
出典:動画スクリプト(5:52)

名詞をうしろから説明する方法は、-ing 句だけではありません。関係代名詞の記事(記事25)で見た who 節もそうです。Couples who move in together は「いっしょに住み始めるカップル」。

カード⑥の couples choosing to remain child-free は、couples who choose to remain child-free と who 節に言い換えられます。-ing 句は「who + 動詞」をぎゅっと短くした形、と考えるとつながります。

違いは2つあります。1つは、-ing には「いま〜している最中」という生き生きした動きがあること。もう1つは、-ing は時制を言えないこと。過去のことなら couples who moved in together のように、who 節で過去形にする必要があります。

くわしいルール:-ing 句 ⇔ who 節
  • couples choosing to remain child-free(-ing 句/4:35)
  • = couples who choose to remain child-free(who 節に言い換え)
  • Couples who move in together(who 節/5:52)

※ 1・3つ目は動画のセリフ、2つ目は説明のための言い換えです。

使いどころ
いま進んでいる様子を短く言うなら -ing 句、時制まではっきり言うなら who 節。
people living alone(ひとりで暮らしている人)/people who lived alone(ひとりで暮らしていた人)
他の who 節(スクリプトより)
  • the share of women who have any children at all.(4:03)
セクション④ 前と後ろの -ing が1つの名詞句にa rising share of young adults living independently(カード12/この記事の目玉)
a rising share of young adults living independently 前から1語、うしろから句:2つの -ing が1つの名詞句に ▼
a rising share of young adults living independently
タップして詳しく見る →
In the Nordic countries, fertility has fallen despite economic stability and a rising share of young adults living independently.
北欧諸国では、経済が安定し、ひとり立ちして暮らす若者の割合が増えているにもかかわらず、出生率は下がっています。
出典:動画スクリプト(5:45)

これがこの記事の目玉です。a rising share of young adults living independently。

rising は1語なので、share の前から「増えつつある割合」。living independently は2語の句なので、young adults のうしろから「ひとり立ちして暮らしている若者」。1つの名詞のかたまりの中に、現在分詞の2つの置き場所が両方入っています。

しかもこのセリフは、10秒前の young adults still living with their parents(まだ親と同居している若者)と対になっています。「住宅が原因なら、ひとり立ちする若者が増えている北欧では出生率が上がるはず。なのに下がっている」。-ing 句を入れ替えるだけで、議論そのものがひっくり返る。名詞のうしろの -ing が、話の中身を運んでいます。

この記事のまとめ
1語の -ing は名詞の前、-ing 句は名詞のうしろ。どちらも「〜しつつある・〜している」という進行中の動きで名詞を説明する。
a rising share of young adults living independently(ひとり立ちして暮らす若者の、増えつつある割合)
対になるセリフ(スクリプトより)
  • a rise in young adults still living with their parents.(5:34)

一人プレゼンを実施してみる

まずは何も見ずに例文を自分で作って説明してみて、

うまく言えなかった項目だけ解説例を確認する、

という使い方がおすすめです。

12問あるので、1日に全部やろうとしなくて構いません。

説明するときは、必ず「元の動詞は何か」「-ing がどの名詞を説明しているか」「1語か句か」を最初に言ってから理由を話してみてください。

図解の色分け(説明される名詞=青、現在分詞の -ing=オレンジ、-ing 句の続き=緑、過去分詞=紫)が、そのままヒントになっています。

まずは 名詞の前に置く1語の -ing の4問です。

元の動詞は何か(fall・shrink・age・grow)、名詞をどう説明しているかを最初に言ってみてください。

① falling birth rates、説明できますか?

例文:

First up, it’s worth asking why low and falling birth rates get so much attention.
まず考えておきたいのは、低く、しかも下がり続けている出生率が、なぜこれほど注目されるのかです。

要点:

  • falling は fall(下がる)の -ing 形
  • 名詞 birth rates の前に置いて「下がりつつある」と説明する
  • low(状態)と falling(動き)が並んで同じ名詞を説明

解説例:

John は low and falling birth rates と言っています。

falling は fall の -ing 形で、名詞 birth rates の前に置かれて「下がりつつある出生率」と説明しています。これが現在分詞の形容詞的な使い方です。

隣の low は「低い」といういまの状態、falling は「下がり続けている」という動きです。

形容詞と同じ場所に置けるので、low and falling と並べて1つの名詞を説明できます。

② a shrinking share、説明できますか?

例文:

But low birth rates have meant Japan’s workers account for a shrinking share of its increasingly elderly population.
しかし出生率が低いせいで、日本の働き手は、ますます高齢化する人口のなかで、縮みつつある割合しか占めなくなっています。

要点:

  • shrink(縮む)の -ing 形が share の前に
  • 「縮みつつある」=変化の途中をとらえる
  • 反対は a rising share(1:43)

解説例:

John は日本の働き手について a shrinking share と言っています。

shrinking は shrink(縮む)の -ing 形で、share(割合)の前に置かれて「縮みつつある割合」と説明しています。

-ing は止まった状態ではなく、いままさに進んでいる変化の途中を表します。

反対に増えている割合なら、1:43 のように a rising share と言います。

③ Ageing populations / ballooning spending、説明できますか?

例文:

Ageing populations also mean ballooning spending on pensions and elder care
高齢化しつつある人口は、年金と介護への支出がふくらみ続けることも意味します。

要点:

  • age(年をとる)→ ageing populations(高齢化が進む人口)
  • balloon(ふくらむ)→ ballooning spending(ふくらみ続ける支出)
  • 動詞なら何でも -ing にして名詞の前に置ける

解説例:

この文には Ageing populations と ballooning spending の2つの現在分詞があります。

age は「年をとる」、balloon は「風船のようにふくらむ」という動詞で、どちらも -ing にして名詞の前に置き、「〜しつつある」と説明しています。

名詞としておなじみの語でも、動詞として使えば現在分詞が作れます。

いま動いている絵がそのまま浮かぶので、ニュースの英語でよく使われます。

④ the growing ideological divide、説明できますか?

例文:

My own work has shown that the growing ideological divide between young men and women is a smartphone era phenomenon.
私自身の研究で、若い男性と女性のあいだで広がりつつある考え方の溝は、スマートフォン時代の現象だとわかりました。

要点:

  • growing(変化)+ ideological(種類)+ divide
  • 種類の語ほど名詞の近く、-ing はその外側
  • the changing digital media environment も同じ並び

解説例:

John は the growing ideological divide と言っています。

divide の前に growing と ideological が並んでいて、名詞に近い ideological が「どんな種類の溝か」、外側の growing が「その溝がいま広がっている」という動きを表しています。

形容詞と同じで、種類を決める語ほど名詞の近くに来ます。

the changing digital media environment も、changing が外側、digital media が内側です。

次は 名詞のうしろに置く -ing 句の4問です。

どこからどこまでが -ing 句で、文の本当の動詞はどれかを意識してみてください。

⑤ young adults still living with their parents、説明できますか?

例文:

…falling home ownership and a rise in young adults still living with their parents.
……持ち家率の低下と、まだ親と同居している若者の増加(によって説明できます)。

要点:

  • living に still・with their parents がついて句になった
  • 句になった -ing は名詞のうしろに置く
  • 同じ文の falling home ownership は1語なので前

解説例:

John は住宅の問題として a rise in young adults still living with their parents と言っています。

living に still や with their parents がついて長いかたまりになったので、名詞 young adults のうしろに置かれています。

意味は「まだ親と同居している若者」で、うしろから前の名詞に戻って訳します。

同じ文の前半の falling home ownership は1語なので名詞の前です。1語なら前、句ならうしろ、が現在分詞の置き場所です。

⑥ couples choosing to remain child-free、説明できますか?

例文:

…or well-off, dual-income, no kids couples choosing to remain child-free.
……あるいは、子どもを持たないことを選ぶ、裕福で共働きの子なしカップル。

要点:

  • 前:well-off・dual-income・no kids(属性)
  • うしろ:choosing to remain child-free(動き)
  • 1つの名詞を前後からはさんで説明している

解説例:

John は well-off, dual-income, no kids couples choosing to remain child-free と言っています。

couples の前に3つの属性、うしろに -ing 句の choosing to remain child-free があり、名詞を前とうしろからはさんで説明しています。

前は「どんなカップルか」、うしろは「何を選んでいるカップルか」です。

短い属性は前、動詞を含む説明はうしろ、と分けると長い名詞も迷わず言えます。

⑦ the share forming couples and having children、説明できますか?

例文:

Among university graduates the share forming couples and having children is actually quite stable
大卒の人たちのあいだでは、カップルになって子どもを持つ人の割合は、実はかなり安定しています。

要点:

  • the share forming couples and having children までが主語
  • -ing 句は and で2つつなげられる
  • 文の本当の動詞はうしろの is

解説例:

John は大卒の人たちについて the share forming couples and having children is actually quite stable と言っています。

forming couples と having children の2つの -ing 句が the share をうしろから説明していて、ここまでが長い主語です。

-ing は単独では文の動詞になれないので、本当の動詞はうしろの is です。

-ing 句のあとの is・are を探すと、長い文でも骨組みがすぐにわかります。

⑧ watching soap operas portraying small families、説明できますか?

例文:

A later study found that watching soap operas portraying small families led women to have fewer children.
その後の研究では、少人数の家族を描くメロドラマを見ることで、女性が持つ子どもの数が減ったことがわかりました。

要点:

  • portraying small families は soap operas を説明(現在分詞)
  • watching soap operas … は「見ること」で主語(動名詞)
  • 文の動詞は led

解説例:

この文には watching と portraying の2つの -ing があります。

portraying small families は直前の soap operas を「少人数の家族を描いている」と説明しているので現在分詞、watching soap operas は「メロドラマを見ること」という主語なので動名詞です。

文の動詞は led で、「見ることが、女性が持つ子どもを減らした」という骨組みです。

-ing の直前の名詞を説明しているかどうかで、現在分詞と動名詞を見分けます。

続いて 境目と仲間の3問です。

⑩では、名詞が「する側」か「される側」かで -ing と -ed を選ぶ理由も説明してみてください。

⑨ the rapidly growing Middle East、説明できますか?

例文:

It shows up in slow-growing western Europe and the rapidly growing Middle East and Southeast Asia.
その変化は、成長の遅い西ヨーロッパにも、急成長している中東や東南アジアにも表れています。

要点:

  • rapidly(副詞)+ growing は名詞の前
  • slow-growing はハイフンで1語にした形
  • -ing のうしろに目的語や前置詞句が続くと、名詞のうしろへ

解説例:

John は slow-growing western Europe and the rapidly growing Middle East と言っています。

rapidly growing は2語ですが、rapidly は growing にかかる副詞なので、1つの形容詞のように名詞の前に置かれています。

slow-growing は、ハイフンでつないで1語にした形です。

うしろに回るのは、-ing のあとに目的語や with their parents のようなかたまりが続くときです。

⑩ a fascinating study / the staggered rollout、説明できますか?

例文:

A fascinating study from the University of Cincinnati used the staggered rollout of 4G mobile networks in the US and UK
シンシナティ大学のとても興味深い研究は、アメリカとイギリスで4Gモバイル回線が時期をずらして導入されたことを利用しました。

要点:

  • fascinating study=研究が人を夢中にさせる(-ing)
  • staggered rollout=導入が時期をずらされた(-ed)
  • 名詞が「する側」なら -ing、「される側」なら -ed

解説例:

John は A fascinating study … used the staggered rollout と言っています。

fascinating は「人を夢中にさせる」で、研究が夢中にさせる側なので -ing、staggered は「時期をずらされた」で、導入がずらされる側なので -ed です。

名詞の前の分詞は、その名詞が「する側」か「される側」かで -ing と -ed が決まります。

interesting と interested を迷ったときも同じ考え方で選べます。

⑪ Couples who move in together、説明できますか?

例文:

Couples who move in together are in several countries now more likely to split up than to have a child
いっしょに住み始めたカップルは、いくつかの国では、いまや子どもを持つより別れる可能性のほうが高くなっています。

要点:

  • -ing 句も who 節も、名詞をうしろから説明する
  • couples choosing … = couples who choose …
  • -ing は時制を言えない。過去なら who + 過去形

解説例:

John は Couples who move in together と、who 節で couples をうしろから説明しています。

4:35 の couples choosing to remain child-free も、couples who choose to remain child-free と言い換えられるので、-ing 句と who 節はどちらも名詞をうしろから説明する仲間です。

ただし -ing には「いま〜している最中」の動きがあり、時制は言えません。

過去のことを言うなら who moved in のように who 節を使います。

最後は、この記事の目玉です。

rising と living independently の置き場所が違う理由を説明してみてください。

⑫ a rising share of young adults living independently、説明できますか?

例文:

In the Nordic countries, fertility has fallen despite economic stability and a rising share of young adults living independently.
北欧諸国では、経済が安定し、ひとり立ちして暮らす若者の割合が増えているにもかかわらず、出生率は下がっています。

要点:

  • rising は1語なので share の前
  • living independently は句なので young adults のうしろ
  • 5:34 の still living with their parents と対になっている

解説例:

これがこの記事の目玉です。

John は北欧について a rising share of young adults living independently と言っています。

rising は1語なので share の前から「増えつつある」、living independently は句なので young adults のうしろから「ひとり立ちして暮らしている」と説明していて、1つの名詞句に現在分詞の2つの置き場所が両方入っています。

10秒前の young adults still living with their parents と対になっていて、-ing 句を入れ替えるだけで議論がひっくり返るところもおもしろいです。

ここまで言えたら、次は人に向けて

一人で言えた例文は、相手がいると急に出てこなくなります。

文法が身につくのは、通じた/通じなかったを自分の耳で確かめた瞬間です。

とくに現在分詞は、写真や景色を説明するとき、数字の変化を話すとき、人を紹介するときに出番が多い文法です。

まずは量をこなせる環境で、the man standing over there や a growing number of people を、実際のレッスンで使ってみてください。

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今日の表現をAnkiで復習しよう

記事に出てきた動画の表現を、そのままAnkiに取り込めるようにまとめました。

今回は新しい動画なので、12表現すべて新規です。

テーマは「人口と社会の変化を話す英語12表現」です。

replacement rate(人口置換水準)から declining well-being(下がりつつある幸福度)まで、動画の順番どおりに並べてあります。

a rising share of や declining well-being のように、現在分詞そのものを含む表現も入れてあります。ニュースや英語の記事を読むときに、そのまま役に立ちます。

知らなかった表現を追加・編集して、自分専用のカードを作ってみてください。

知らなかった表現を追加・編集して、そのままAnkiに取り込めます。

表現発音記号意味動画の例文シンプル例文
プリセット(最初から入っている表現)
カードの表:表現のみ / 裏:発音記号 → 意味 → 📺動画の例文 → 💬シンプル例文
Ankiへの取り込み方
  1. PC・Android(AnkiDroid含む):「💻 PC・Android用」ボタンで anki_import.txt をダウンロードし、Ankiのファイル → インポートから取り込む(区切り文字はTabを選択)
  2. iPhone(AnkiMobile):「📱 iPhone用」ボタンで anki_import.apkg をダウンロードし、AirDropやFilesアプリでiPhoneに送って、AnkiMobileの設定(歯車) → Import File から開く

まとめ:現在分詞の12の顔を再確認しよう

さて、今回は「-ing は、いま動いている最中の映像。その動きで名詞を説明するのが現在分詞」というテーマで、12の顔を見てきました。

名詞の前の1語の -ing と、うしろの -ing 句
  • falling birth rates ― 1語の -ing は形容詞と同じく名詞の前
  • a shrinking share ― 「〜しつつある」:変化の途中をとらえる
  • Ageing populations / ballooning spending ― どんな動詞でも -ing にすれば名詞の前に置ける
  • the growing ideological divide ― 種類の語より外側に -ing
  • young adults still living with their parents ― 句になったら名詞のうしろ
  • couples choosing to remain child-free ― 属性は前、動きはうしろで名詞をはさむ
  • the share forming couples and having children is … ― 長い主語のあとの is が本当の動詞
  • watching soap operas portraying small families ― 名詞を説明する -ing(現在分詞)と、名詞になる -ing(動名詞)
境目と仲間、そして目玉
  • the rapidly growing Middle East ― 副詞がつくだけなら名詞の前
  • a fascinating study / the staggered rollout ― する側は -ing、される側は -ed
  • Couples who move in together ― -ing 句は who 節の仲間。時制を言うなら who 節
  • a rising share of young adults living independently ― 前から1語、うしろから句が1つの名詞句に

12と聞くと多く感じますが、やっていることは「-ing の動いている映像で、名詞を説明する」の1つだけです。

短い映像(1語)は名詞の前、長い映像(句)は名詞のうしろ。

今日の12のうち、まずおすすめしたいのは②の a rising share of ~ / a shrinking share of ~ です。

次に英会話で「〜する人が増えている」と言いたくなったら、More and more people are … のかわりに「A growing number of people are working from home.」と言ってみてください。-ing を1語、名詞の前に置くだけで、ニュースのような引き締まった英語になります。現在分詞が「前から・うしろからの暗記」から「変化を一言で言う道具」に変わります。

もし今日の内容で「なるほど」と思った部分があれば、ぜひコメントで教えてください。

次回は⑩動詞の -ing 形の2つ目、カード⑧で少しだけ顔を出した「動名詞(名詞として働く -ing)」を扱う予定です。

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CHOBI
40代の子育てサラリーマン。 みんなが苦手な家計管理、筋トレ、 英語にチャレンジしてます。 ・英語学習歴 2019年 日本企業から外資系企業に転職 想定TOEICスコア200〜300点 コーチングスクールに半年通う 2020年 TOEIC700点超え →独学・オンライン英会話開始 2021年 TOEIC800点の壁をこえられず 2022年 一から基礎(発音・文法・単語)をやり直す 2023年 TOEIC910点達成 2024年 別の外資系企業に転職