英語イマージョン学習|Youtubeで英文法#30【動名詞】
- イマージョンで動名詞を理解する
- イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項
- 動名詞とは何か ― -ing を名詞として使う
- イマージョンで学ぶ【動名詞】12の顔
- 一人プレゼンを実施してみる
- ① stop running、説明できますか?
- ② keep running、説明できますか?
- ③ hate seeing、説明できますか?
- ④ decided to try running、説明できますか?
- ⑤ Running was fun.、説明できますか?
- ⑥ without warning、説明できますか?
- ⑦ grateful for discovering、説明できますか?
- ⑧ helped me with studying、説明できますか?
- ⑨ started looking forward to、説明できますか?
- ⑩ is not doing any research、説明できますか?
- ⑪ a running tank top、説明できますか?
- ⑫ from running two miles … to running six miles、説明できますか?
- 今日の表現をAnkiで復習しよう
- まとめ:動名詞の12の顔を再確認しよう
- さらに英語学習を進めたい方へ
イマージョンで動名詞を理解する

So I decided to try running.
Running was fun.
「だから、走ってみることにした」「走るのは楽しかった」
運動不足の26歳が、ランニングを30日続けた動画の、最初と終わりのほうのセリフです。
どちらにも running が出てきます。1つ目は try のうしろ、2つ目は文の頭。
学校では「動名詞は『〜すること』と訳す。enjoy・finish・stop は動名詞をとる」と習いました。
でもその説明だけでは、なぜ decide は to で、stop は -ing なのかも、a running tank top の running が何なのかも、すっきりとは説明できません。
僕自身、TOEIC300点からのスタートでした。
オンライン英会話を7年続けて910点まで来ましたが、
この形は長いあいだ「動名詞をとる動詞リスト」の暗記で止まっていました。
でも生の英語を聞くようになって、はっきり分かったことがあります。
動名詞は、-ing の「実際にやっている場面」を、名詞1個分のかたまりにしたもの。だから名詞が入る席ならどこにでも入り、とくに前置詞のうしろでは必ずこの形になるということです。
動名詞は「〜すること」という名詞のかたまり。名詞の席ならどこにでも入り、前置詞のうしろでは必ず -ing
読み終えるころには、I started running. や Thank you for helping me. を、英会話の中で迷わず口にできるようになっているはずです。
イマージョン学習で英文法を学ぶ前の確認事項

動画紹介
今回教材にするのは、Zach Highley さんの「I Tried Running for 30 Days and My Life Will Never Be The Same」という動画です。
コロナ禍の自粛で運動不足になった26歳の Zach が、60代の両親より息が切れることにショックを受けて、30日間ランニングを続けた記録です。
フィラデルフィアの街を走りながら、その日の調子や気持ちを、カメラに向かってそのまま話していきます。
約11分半。英語学習のために作られた動画ではなく、ふつうの英語の Vlog です。
今回この動画を選んだのには理由があります。
動名詞がいちばん自然に出てくるのは、何かを始めた・やめた・続けた・楽しんだという話をする場面だからです。
try running、keep running、stop running、Running was fun、without warning、grateful for discovering……と、動名詞の4つの席がすべてそろっています。
別々の投稿者の動画約15本の字幕を数えて比べたうえで、動詞のうしろの -ing と前置詞のうしろの -ing の両方が多く、しかも手動字幕がついているこの動画を選びました。
なお、動画には気持ちが高ぶったときのくだけた言葉(罵り言葉)がいくつか出てきます。そうした言葉を含む文は例文に使わず、目玉の1文だけはその部分を「…」で省いて引用しています。
12枚のカードすべてを、動画に実際に出てくるセリフで組めました。
▼ 動画はこちら
時間がない方は、0:20〜0:30(decided to try running)と10:13〜10:55(grateful for discovering → from running … to running)の2か所だけでも見てみてください。
学習の進め方
文法の知識を実際に使いこなすには、
その言葉が使われる場面や気持ちごと覚えるのが近道です。
だからこそ今回は、動画の生きたセリフを教材にして、「動名詞」の視点を見ていきます。
読み方は、目的に合わせて選んでみてください。
英語を楽しみながら勉強したい方は、このまま記事を読み進めてください。
動画のセリフをたどりながら、
「動名詞」の感覚を少しずつ自分のものにしていけます。
逆に、効率的に英文法だけを押さえたい方は、要点だけをまとめた別記事へどうぞ。
動名詞とは何か ― -ing を名詞として使う

動詞の -ing 形は、「実際に動いている場面」を表す形です。
前回は、その -ing で名詞を説明する現在分詞(falling birth rates)を見ました。
今回の動名詞は、その -ing の場面を、まるごと1個の名詞として使います。
run(走る)が running(走ること)になる。
名詞なので、名詞が入る席ならどこにでも入ります。
しかも、もとは動詞なので、自分の目的語や副詞を連れたまま入れます(discovering this amazing, cool, fun sport)。
とくに大事なのが前置詞のうしろです。前置詞のうしろには名詞しか来られないので、動詞を入れたいときは必ず -ing にします。
そして、to 不定詞との分かれ目は、まだ起きていない「これから」なら to、実際にやっている場面なら -ingです。
- 動詞の目的語:stop running/keep running/hate seeing/try running
- 主語・補語:Running was fun./One worry I had is not doing any research.
- 前置詞のうしろ:without warning/grateful for discovering/help me with studying
- 名詞の前(用途):a running tank top(走るための)
このシリーズでは、ここまで29回に分けて、名詞のまわりと修飾、助動詞、前置詞、WH修飾、そして現在分詞を整理してきました。
- 限定詞編・代名詞編・形容詞編・副詞編:名詞の前につく語、代わりになる語、説明する語
- 比較編・否定編:目盛りを使う/打ち消す範囲を指し示す
- 助動詞編(can・may・will・must・would・could・have+過去分詞):動詞に話し手の気持ちをかぶせる
- 前置詞編(at・in・on/to・for・from/of・with・by/under・over・through・about):位置・方向・近さ・通り道を絵で表す
- WH修飾編(関係代名詞・関係副詞・what・疑問詞の名詞節):名詞のうしろに説明をぶら下げる・疑問文を名詞にする
- 現在分詞編:-ing の「動いている最中」で名詞を説明する
- 動名詞編(この記事):-ing を「〜すること」という名詞として使う
前回の現在分詞編をまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ。カード⑪で、現在分詞と動名詞を並べて比べています。
イマージョンで学ぶ【動名詞】12の顔

ここからは、動画のセリフを使いながら、動名詞が持つ12の顔を1つずつ見ていきましょう。
最初の4つが動詞の目的語になる -ing、次の4つが主語・前置詞のうしろの -ing、続く3つが境目と仲間、最後の1つがfrom ~ing to ~ing の目玉です。
今回も12枚すべてが、動画に実際に出てくる例文です。
① 動詞の目的語になる -ing
- stop running ― -ing が「〜すること」という名詞になって、動詞の目的語に入る
- keep running ― keep + -ing:続いている動きをそのまま続ける
- hate seeing ― 好き嫌いを言う動詞も、-ing を目的語にとる
- decided to try running ― これからのことは to、試しにやってみるのは -ing
② 主語・前置詞のうしろの -ing
- Running was fun. ― -ing が文の主語になる
- without warning ― 前置詞のうしろの動詞は、必ず -ing
- grateful for discovering ― 前置詞のうしろの -ing も、自分の目的語を連れてくる
- helped me with studying ― with + -ing で「〜することの面で」
③ 境目と仲間
- started looking forward to ― start + -ing と、look forward to の to
- is not doing any research ― -ing が補語になる。否定の not は -ing の前
- a running tank top ― 名詞の前の -ing でも「〜するための」なら動名詞
④ from ~ing to ~ing
- from running two miles … to running six miles ― 30日の変化を、動名詞2つではさむ
以下のカードをタップすると、それぞれの視点を実際の例文つきで詳しく確認できます。
カードをタップすると詳しい説明が開きます
名詞なので、動詞の目的語(stop running)、主語(Running was fun.)、補語、そして前置詞のうしろ(without warning)に入ります。
もとは動詞なので、自分の目的語も連れてこられます(discovering this amazing, cool, fun sport)。
ランニングを30日続けた Zach は、11分のあいだにこの4つの席をぜんぶ使っています。
12枚すべてが動画のセリフです。
Zach は、毎日は走らずに1日おきにした理由をこう言います。毎日走れば燃え尽きる、燃え尽きたら I would stop running for good(走るのを永久にやめてしまう)。
stop のうしろの running は「走ること」。動詞の -ing 形が、「〜すること」という名詞のかたまりになっています。これが動名詞です。stop の目的語(何をやめるのか)の席に、名詞のかわりに入っています。
前回の現在分詞(falling birth rates)は、-ing が名詞を説明していました。動名詞は、-ing そのものが名詞になる。同じ -ing 形で、働きがちがう2つの使い方です。
- I would stop running.(走ることをやめる/4:20)
- I stopped to run.(走るために立ち止まった)
※ 1つ目は動画のセリフ、2つ目は説明のための形です。stop to ~ の to は「〜するために」。
stop running = 走ることをやめる
- I wasn’t exercising.(0:03/こちらは進行形:be + -ing)
この動画でいちばん多い動名詞が keep + -ing です。keep running、keep waking up、keep doing it、keep pushing……。
keep は「保つ」。いま続いている動きを、そのまま保つので「〜し続ける」です。うしろに来るのは、すでに起きている動きなので、動名詞の -ing。keep to run とは言いません。
6:16 には I just kept on running もあります。on を入れると「(つらくても)ずっと」という粘りが加わります。
Keep going./Keep trying./You just keep pushing.
- but I just kept on running.(6:16)
- I’m gonna keep doing it.(8:14)
- You just keep pushing.(11:08)
ランニングアプリに、1マイルのペースが「10分台」と2桁で出るのが嫌だ、と言っています。
hate seeing で「見るのが嫌い」。hate・love・like・enjoy のような好き嫌いの動詞は、うしろに動名詞をとります。「実際にやってみたときの気持ち」を言うので、-ing の「動いている最中」と相性がいいのです。
動名詞は名詞のかたまりですが、もとは動詞なので自分の目的語をとれます。seeing のうしろの the double digits は、see の目的語。seeing the double digits 全体で、hate の目的語になっています。
I hate [seeing the double digits].
- and they’re just like running, running, running.(1:17/こちらの like は「〜みたいに」)
動画のはじめ、Zach がランニングを始めるきっかけのセリフです。1文の中に decided to try(to 不定詞)と try running(動名詞)が並んでいます。
decide のうしろは to。決めた時点では、まだ走っていません。to 不定詞の to は「これから向かう先」を指す矢印です(⑪to 不定詞のパートでくわしく扱います)。
一方、try running は「試しに走ってみる」。動名詞の -ing は実際にやっている場面を表すので、try + -ing は「実際にやって、どうなるか見てみる」です。try to run だと「走ろうと努力する」で、意味が変わります。
- I decided to try running.(試しに走ってみる/0:26)
- I tried to run faster.(速く走ろうと努力した)
※ 1つ目は動画のセリフ、2つ目は説明のための形です。
decided to try / try running
- I made a plan to run for 30 days.(0:29/plan のうしろも to)
- But I wanna try it.(3:18)
30日の後半、Zach の気持ちがすっかり変わったところのセリフです。Running was fun.(走るのは楽しかった)。
動名詞は名詞なので、文の主語にもなれます。Running が主語、was が動詞、fun が補語のシンプルな SVC です。
8:06 の Running was gonna stick around(ランニングはこの先も続くことになる)も、Running が主語。1:18 の running’s not that hard(走るのってそんなに大変じゃない)も同じです。主語の -ing は「〜すること」「〜するのは」と訳します。
Running was fun./Running was gonna stick around
- Running was gonna stick around(8:06)
- running’s not that hard(1:18)
走っている最中、アプリのコーチが急に「1マイルのペースで走れ」と言い出した場面です。
without warning は「警告なしに」=「前ぶれもなく」。without は前置詞です。前置詞のうしろには名詞しか来られないので、動詞 warn(警告する)を入れたいときは、名詞の形の 動名詞 warning にします。
4:11 の by going crazy in the very beginning(最初に無茶をすることで)も同じ。by(〜によって)のうしろの go が going になっています。前置詞 + 動詞 は、いつでも 前置詞 + -ing。これは例外のないルールです。
- I don’t wanna kill my body by going crazy in the very beginning.(4:11)
30日目を走り終えたときのセリフです。終わってほっとしたけれど、それ以上に grateful for discovering this amazing, cool, fun sport。
grateful for ~ は「〜に感謝している」。for は前置詞なので、うしろの discover は 動名詞 discovering になります。
そして discovering は、もとの動詞 discover と同じように目的語をとれます。「何を見つけたのか」= this amazing, cool, fun sport。for のうしろに、discovering this amazing, cool, fun sport という長い名詞のかたまりが入っています。ふつうの名詞(for this sport)では言えない「見つけたこと」まで言えるのが、動名詞の強みです。
Thank you for coming./Thanks for helping me.
- 30 days of running, done.(10:25)
動画の最後、30日のランニングがほかのことにも効いた、と振り返るところです。
help me with ~ は「〜の面で私を助ける」。with は前置詞なので、study → studying、try → trying と動名詞になります。
2文目の trying new things は、trying が目的語 new things を連れてきた形。同じ形の文を2つ重ねて、1つ目は1語(studying)、2つ目は句(trying new things)。動名詞は1語でも句でも、名詞1個分として前置詞のうしろに入ります。
Can you help me with moving?(引っ越しを手伝ってくれる?)
- It’s helped me with studying.(11:16)
この1文には、動名詞の大事なポイントが2つ入っています。
1つ目は started looking forward。start(始める)は、うしろに -ing も to もとれる動詞です。6:30 には I started to get excited と to の形も出てきます。start の場合は、どちらでも意味はほとんど変わりません。
2つ目は look forward to(〜を楽しみにする)の to。この to は to 不定詞ではなく前置詞です。だからうしろには名詞(my runs)か動名詞が来ます。動詞を入れたいときは I’m looking forward to running. と -ing にします。look forward to run とは言いません。
- looking forward to my runs(前置詞 to + 名詞/9:28)
- looking forward to running(前置詞 to + 動名詞)
looking forward to run(to のうしろに動詞の原形は×)
※ 1つ目だけが動画のセリフ、2・3つ目は説明のための形です。
look forward to ~ing/be used to ~ing/when it comes to ~ing
- and I started to get excited for these morning runs.(6:30/start + to)
- I began focusing on the important things(9:38/begin + -ing)
走り始めたばかりのころの心配ごとです。どんな靴を買えばいいのかも、どう走ればいいのかも調べていない。
One worry I had is ~(私が抱えていた1つの心配は〜だ)の「〜」に、not doing any research が入っています。動名詞が is のうしろの補語になる形です。主語 One worry = 補語 not doing any research、というイコールの関係です。
もう1つのポイントは not の位置。動名詞を否定するときは、not を -ing の直前に置きます(not doing)。is not doing にすると進行形の否定に見えますが、ここは「調べていないこと」というかたまりです。
My goal is running every day.(目標は毎日走ること)
- I think one of the best thing you can do when you’re starting something new is just keep to it and do it consistently.(1:56/こちらは is のうしろに原形)
ランニングにはまって、道具を次々に買ったところです。
a running tank top は名詞の前に -ing があるので、前回の現在分詞(falling birth rates)と同じ形に見えます。でも、タンクトップが走っているわけではありません。「走るための」タンクトップです。
これは動名詞が名詞の前について用途を表す形です。見分け方は「名詞が自分で〜しているか」。falling birth rates は出生率が下がっている(現在分詞)、a running tank top はタンクトップが走っているのではなく走るための(動名詞)。発音では、動名詞のほうは -ing 側(RUNning tank top)を強く読みます。
- a running tank top(走るためのタンクトップ=動名詞/8:54)
- my 30-day running journey(ランニングの旅=動名詞/9:24)
- falling birth rates(下がっている出生率=現在分詞/記事29)
※ 1・2つ目はこの動画のセリフ、3つ目は前回の記事の動画のセリフです。
a sleeping baby(眠っている赤ちゃん)/a sleeping bag(寝るための袋=寝袋)
- As I near the end of my 30-day running journey(9:24)
- The running bug.(10:12)
これがこの記事の目玉です。30日を振り返って、Zach はこう言います。I went from running two miles … to running six miles and feeling great.
go from A to B(AからBへ変わる)の A と B に、どちらも動名詞のかたまりが入っています。from も to も前置詞なので、動詞は -ing。しかも running two miles・running six miles と、同じ running を並べて、数字だけを変えている。2マイルが6マイルに、つらいが最高に。動名詞のかたまり2つが、30日の変化をそのまま運んでいます。
(動画では「…」の部分に and feeling like ~ というくだけた言い方が入っています。形は to のうしろの and feeling great と同じ、動名詞の並列です。)
I went from running two miles … to running six miles and feeling great.
- I was running two miles in 10 minutes a month ago(7:51/こちらは進行形)
一人プレゼンを実施してみる

まずは何も見ずに例文を自分で作って説明してみて、
うまく言えなかった項目だけ解説例を確認する、
という使い方がおすすめです。
12問あるので、1日に全部やろうとしなくて構いません。
説明するときは、必ず「-ing を『〜すること』と訳すとどうなるか」「その -ing が文のどの席(目的語・主語・補語・前置詞のうしろ)に入っているか」を最初に言ってから理由を話してみてください。
図解の色分け(動名詞のかたまり=ティール、前置詞=紫、to 不定詞=コーラル、現在分詞=オレンジ)が、そのままヒントになっています。
まずは 動詞の目的語になる -ing の4問です。
-ing を「〜すること」と訳して、どの動詞の目的語になっているかを最初に言ってみてください。
① stop running、説明できますか?

例文:
I would stop running for good.
(毎日走って燃え尽きたら)走るのを永久にやめてしまうだろう。
要点:
- running は「走ること」という名詞のかたまり
- stop の目的語の席に入っている
- stop to run なら「走るために立ち止まる」
解説例:
Zach は I would stop running for good と言っています。
running は「走ること」という名詞のかたまりで、stop の目的語として「何をやめるのか」を表しています。これが動名詞です。
現在分詞は名詞を説明しましたが、動名詞は -ing そのものが名詞になります。
stop to run と言うと「走るために立ち止まる」という別の意味になるので注意です。
② keep running、説明できますか?

例文:
If I kept running, I had to get better.
走り続ければ、うまくなるしかなかった。
要点:
- keep + -ing = 〜し続ける
- いま続いている動きを保つので -ing(keep to は×)
- kept on running で「ずっと」の粘り
解説例:
Zach は If I kept running, I had to get better. と言っています。
keep は「保つ」なので、うしろの running は「いまやっている走ること」をそのまま保つ、つまり「走り続ける」です。
すでに起きている動きを続けるので、to ではなく -ing が来ます。
この動画には keep doing it や keep pushing など、keep + -ing が何度も出てきます。
③ hate seeing、説明できますか?

例文:
I hate seeing the double digits in the beginning
最初のうちは(ペースの表示が)2桁なのを見るのが嫌なんだ
要点:
- hate seeing = 見るのが嫌い
- 好き嫌いの動詞は動名詞をとる
- seeing the double digits までがひとかたまり
解説例:
Zach は I hate seeing the double digits と言っています。
hate のうしろの seeing は「見ること」という動名詞で、seeing the double digits 全体が hate の目的語です。
動名詞はもとが動詞なので、see の目的語 the double digits をそのまま連れてこられます。
hate・love・enjoy のような気持ちの動詞は、実際にやってみたときの感じを言うので -ing と相性がいいです。
④ decided to try running、説明できますか?

例文:
so I decided to try running.
だから、ランニングを試してみることにした。
要点:
- decide のうしろは to(まだやっていない)
- try running = 試しに走ってみる
- try to run = 走ろうと努力する
解説例:
Zach は so I decided to try running. と言っています。
decide はこれからのことを決めるので to を使い、try running は「実際に走ってみて様子を見る」ので -ing を使っています。
to はこれから向かう先、-ing は実際にやっている場面というイメージです。
try to run と言うと「走ろうと頑張る」になり、意味が変わります。
次は 主語・前置詞のうしろの -ingの4問です。
前置詞のうしろの動詞は必ず -ing になる理由を意識してみてください。
⑤ Running was fun.、説明できますか?

例文:
Running was fun.
走るのは楽しかった。
要点:
- Running が主語、was が動詞、fun が補語
- 動名詞は名詞なので主語になれる
- 主語の -ing は「〜するのは」と訳す
解説例:
Zach は Running was fun. と言っています。
Running は「走ること」という動名詞で、文の主語になっています。動詞は was、fun が補語です。
動名詞は名詞なので、主語の席にそのまま入れます。
8:06 の Running was gonna stick around も同じ、主語の動名詞です。
⑥ without warning、説明できますか?

例文:
Suddenly and without warning, the guy in my ear, Coach Bennett from the Nike App told me that…
突然なんの前ぶれもなく、イヤホンの中の人、Nike アプリのコーチ・ベネットが言った……
要点:
- without は前置詞
- 前置詞のうしろは名詞の形なので warn → warning
- by going crazy も同じ形
解説例:
Zach は Suddenly and without warning と言っています。
without は前置詞で、前置詞のうしろには名詞しか来られないので、動詞 warn を動名詞の warning にしています。
4:11 の by going crazy も、by のうしろの go が going になっています。
前置詞のうしろに動詞を入れたいときは、いつでも -ing にします。
⑦ grateful for discovering、説明できますか?

例文:
But I was grateful more for discovering this amazing, cool, fun sport.
でもそれ以上に、このすごくて、かっこよくて、楽しいスポーツを見つけられたことに感謝していた。
要点:
- grateful for ~ = 〜に感謝している
- for のうしろなので discover → discovering
- discovering は目的語 this … sport を連れてくる
解説例:
Zach は I was grateful more for discovering this amazing, cool, fun sport と言っています。
for は前置詞なので discover が動名詞の discovering になり、さらに discovering が目的語の this amazing, cool, fun sport を連れてきています。
for のうしろ全体が「このスポーツを見つけたこと」という名詞のかたまりです。
Thank you for coming. のように、感謝の表現でよく使う形です。
⑧ helped me with studying、説明できますか?

例文:
It’s helped me with studying. It’s helped me with trying new things.
勉強にも役立った。新しいことに挑戦するのにも役立った。
要点:
- help me with ~ = 〜の面で役に立つ
- with のうしろなので studying・trying
- trying new things は目的語つきの動名詞
解説例:
Zach は It’s helped me with studying. It’s helped me with trying new things. と言っています。
with は前置詞なので、study と try がそれぞれ動名詞の studying と trying になっています。
2文目の trying new things は、動名詞が目的語の new things を連れてきた形です。
1語でも句でも、動名詞は名詞1個分として前置詞のうしろに入ります。
続いて 境目と仲間の3問です。
⑪では、前回の現在分詞(falling birth rates)とどこが違うかも説明してみてください。
⑨ started looking forward to、説明できますか?

例文:
I remember I started looking forward to my runs in the morning.
朝のランを楽しみにするようになったのを覚えている。
要点:
- start は -ing も to もとれる(意味はほぼ同じ)
- look forward to の to は前置詞
- 動詞を入れるなら looking forward to running
解説例:
Zach は I started looking forward to my runs in the morning. と言っています。
start は -ing も to もとれる動詞で、6:30 では started to get excited と to の形も使っています。
look forward to の to は前置詞なので、うしろには my runs のような名詞が来ます。
動詞を入れたいときは looking forward to running と動名詞にします。
⑩ is not doing any research、説明できますか?

例文:
One worry I had is not doing any research whatsoever.
1つ心配だったのは、まったく何も調べていないことだ。
要点:
- One worry I had = not doing any research
- 動名詞が is のうしろの補語になる
- 否定の not は -ing の直前
解説例:
Zach は One worry I had is not doing any research whatsoever. と言っています。
not doing any research が is のうしろの補語で、「心配=何も調べていないこと」というイコールの関係です。
動名詞を否定するときは、not を -ing の直前に置きます。
進行形の否定ではなく、「調べていないこと」という名詞のかたまりです。
⑪ a running tank top、説明できますか?

例文:
I bought a running tank top.
ランニング用のタンクトップも買った。
要点:
- a running tank top = 走るためのタンクトップ
- 名詞の前の -ing でも、用途なら動名詞
- falling birth rates(現在分詞)との違いは「名詞が〜しているか」
解説例:
Zach は I bought a running tank top. と言っています。
running は名詞の前にありますが、タンクトップが走っているのではなく「走るための」タンクトップなので、用途を表す動名詞です。
前回の falling birth rates は、出生率そのものが下がっているので現在分詞でした。
名詞が自分で〜しているかどうかで、現在分詞か動名詞かを見分けます。
最後は、この記事の目玉です。
from と to のうしろが、なぜどちらも -ing なのかを説明してみてください。
⑫ from running two miles … to running six miles、説明できますか?

例文:
I went from running two miles … to running six miles and feeling great.
2マイル走って……という状態から、6マイル走って最高の気分になる状態へと変わった。
要点:
- go from A to B の A・B に動名詞のかたまり
- from も to も前置詞なので動詞は -ing
- running two miles → running six miles で変化を表す
解説例:
これがこの記事の目玉です。
Zach は I went from running two miles … to running six miles and feeling great. と言っています。
go from A to B の from と to はどちらも前置詞なので、A と B に動名詞のかたまり running two miles と running six miles and feeling great が入っています。
同じ running を並べて数字だけ変えることで、30日での変化がはっきり伝わります。
一人で言えた例文は、相手がいると急に出てこなくなります。
文法が身につくのは、通じた/通じなかったを自分の耳で確かめた瞬間です。
とくに動名詞は、趣味・習慣・始めたこと・やめたことを話すときに必ず出てくる文法です。
まずは量をこなせる環境で、I started running. や I’m thinking about quitting sugar. を、実際のレッスンで使ってみてください。
今日の表現をAnkiで復習しよう

記事に出てきた動画の表現を、そのままAnkiに取り込めるようにまとめました。
今回は新しい動画なので、12表現すべて新規です。
テーマは「運動を始めて、続けるときの英語12表現」です。
out of breath(息が切れて)から It’s just a matter of time.(あとは時間の問題)まで、動画の順番どおりに並べてあります。
look forward to のように、うしろに動名詞をとる表現も入れてあります。ジムやランニングの話をするときに、そのまま役に立ちます。
知らなかった表現を追加・編集して、自分専用のカードを作ってみてください。
知らなかった表現を追加・編集して、そのままAnkiに取り込めます。
| 表現 | 発音記号 | 意味 | 動画の例文 | シンプル例文 |
|---|
- PC・Android(AnkiDroid含む):「💻 PC・Android用」ボタンで
anki_import.txtをダウンロードし、Ankiのファイル → インポートから取り込む(区切り文字はTabを選択) - iPhone(AnkiMobile):「📱 iPhone用」ボタンで
anki_import.apkgをダウンロードし、AirDropやFilesアプリでiPhoneに送って、AnkiMobileの設定(歯車) → Import File から開く
まとめ:動名詞の12の顔を再確認しよう

さて、今回は「動名詞は、-ing の場面を『〜すること』という名詞のかたまりにしたもの」というテーマで、12の顔を見てきました。
- stop running ― 「走ること」をやめる。stop to run なら「走るために立ち止まる」
- keep running ― 続いている動きをそのまま保つ
- hate seeing the double digits ― 好き嫌いの動詞も -ing。目的語ごとひとかたまり
- decided to try running ― これからは to、試しにやってみるのは -ing
- Running was fun. ― -ing が主語になる
- without warning ― 前置詞のうしろの動詞は必ず -ing
- grateful for discovering this … sport ― 前置詞のうしろでも目的語を連れてくる
- helped me with trying new things ― 1語でも句でも名詞1個分
- looking forward to my runs ― この to は前置詞。動詞なら looking forward to running
- is not doing any research ― 補語の -ing。not は -ing の直前
- a running tank top ― 「走るための」なら動名詞。名詞が自分で〜しているなら現在分詞
- from running two miles … to running six miles ― 前置詞 from と to のうしろに動名詞
12と聞くと多く感じますが、やっていることは「-ing の場面を、名詞1個分として文の中に入れる」の1つだけです。
名詞の席ならどこにでも入る。前置詞のうしろでは必ず -ing。
今日の12のうち、まずおすすめしたいのは⑥の 前置詞 + -ing です。
次に英会話で「〜してくれてありがとう」「〜する前に」「〜せずに」と言いたくなったら、Thank you for helping me./before going to bed/without thinking と、前置詞のうしろの動詞を -ing にしてみてください。それだけで、動名詞が「動詞リストの暗記」から「文をつなぐ道具」に変わります。
もし今日の内容で「なるほど」と思った部分があれば、ぜひコメントで教えてください。
次回は⑩動詞の -ing 形の最後、-ing のかたまりが文全体に情報を足す「分詞構文」を扱う予定です。
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