
“by”と”until”の使い方に迷ったら
英語で「〜までに」「〜まで」と言いたいとき、byとuntilのどちらを使えばよいのか迷うことはありませんか?
どちらも「〜まで」と訳されますが、実は意味も使い方もまったく異なります。
この記事では、ネイティブが自然に使い分けているコツを、豊富な例文とともに丁寧に解説します。
違いを理解して、自信を持って英会話やライティングに活かしましょう。
byとuntilの違いとは?
byの意味と使い方
byは、期限や締め切りを表す前置詞です。
「〜までに終える」「〜までに提出する」など、完了のニュアンスがあります。
例:
I need to finish dinner by 8 p.m.
(8時までに夕食を終えなければならない)
例:
Please send the file by Monday.
(月曜日までにファイルを送ってください)
untilの意味と使い方
untilは、ある状態が継続していることを表します。
「〜までずっと〜している」と訳されることが多く、動作や状態の持続を意味します。
例:
I stayed at the café until 8 p.m.
(8時までカフェにいた)
例:
She worked until midnight.
(彼女は真夜中まで働いていた)
byとuntilの違いを比較表でチェック!
表現 | 用法 | 意味 | 例文 |
---|---|---|---|
by | 締切・完了 | 〜までに | Finish it by 7. |
until | 継続・持続 | 〜までずっと | Stay until 7. |
間違いやすい例文
✖ I need to finish dinner until 8.(不自然)
✔ I need to finish dinner by 8.(正しい)
✖ I waited by 10.(不自然)
✔ I waited until 10.(正しい)
応用例:byとuntilを同時に使う
’ll be out until 6, but I’ll finish the report by 7.
(6時まで外出していますが、7時までにはレポートを終わらせます)
まとめ
英語の「〜まで」の表現には、byとuntilの2つがあります。
この2つは似ているようで意味が異なり、使い分けが必要です。
byは、ある時刻や期限までに何かを終えるときに使います。
一方、untilは、その時刻まで状態や行動が継続している場合に使います。
たとえば「夕食を8時までに終える」はbyを、「8時までレストランにいた」はuntilを使います。
このように、完了にはby、継続にはuntilというシンプルなルールを覚えるだけで、時間表現のミスを防げます。
正しく使い分けて、より自然で伝わる英語を身につけましょう。

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