「彼が言ったことには違和感を感じた」という英語表現を、文法・構文・単語レベルまで詳しく解説します。英会話や英作文でそのまま使えるフレーズです。

📌 英文と日本語訳
- 英語:What he said didn’t sit right with me.
- 日本語:彼が言ったことには違和感を感じた。
- 発音記号:/wʌt hi sɛd ˈdɪdənt sɪt raɪt wɪð mi/
🧠 今日のポイント①:「sit right」の意味と使い方
sit right は「正しく座る」という直訳ではなく、「しっくりくる」「腑に落ちる」という感覚的な意味を持つ口語表現です。
💡 ポイント
- 否定形(not sit right)でよく使われる
- 人の発言・態度・行動に対する「モヤモヤ感」や「道徳的な違和感」を表す
✅ 例文
- Something about her story didn’t sit right with me.
(彼女の話にはどこか引っかかるものがあった) - It doesn’t sit right with me to lie to customers.
(顧客に嘘をつくのは納得できない) - His apology didn’t sit right with the team.
(彼の謝罪はチームに受け入れられなかった)

🧠 今日のポイント②:「what節」と名詞節とは?
🔍 名詞節とは?
名詞節とは、「文の中で名詞のような働きをする節」のことです。主語・目的語・補語の位置に使われます。
🔎 what節の基本構造
what + 主語 + 動詞 の形で、「~すること/~したこと/~なもの」という意味を表します。
✅ 使い方と例文
役割 | 例文 | 日本語訳 |
---|---|---|
主語 | What you said was helpful. | あなたが言ったことは役に立った。 |
目的語 | I remember what he did. | 彼がしたことを覚えている。 |
補語 | That’s what I meant. | それが私の言いたかったことだ。 |
💡 似た名詞節との違い
- what節:I heard what she said(彼女が言ったこと)
- that節:I heard that she quit(彼女が辞めたということ)
- whether節:I wonder whether she’ll come(彼女が来るかどうか)
🧩 文構造の解説
What he said didn’t sit right with me. の文は以下のように分解できます:
- What he said:主語(what節)=「彼が言ったこと」
- didn’t sit right:動詞(過去否定)=「しっくりこなかった」
- with me:前置詞句=「私にとって」
➡ 「彼が言ったこと」は、「私にとってしっくりこなかった(違和感があった)」という意味になります。
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🧠 単語・イディオム解説
表現 | 意味 | 解説 |
---|---|---|
sit right | しっくりくる・納得できる | 否定でよく使う口語表現 |
what he said | 彼が言ったこと | 名詞節(what節)として文の主語になる |
with me | 私にとって | 感覚や意見に対する視点 |
didn’t | ~しなかった | 過去形の否定 |
✅ まとめ
- 英文:What he said didn’t sit right with me.
- 意味:彼が言ったことには違和感があった。
- sit right:しっくりくる・納得できる(否定形で「違和感がある」)
- what節:名詞節として主語・目的語・補語に使える便利な構文
この表現は、英会話でもビジネスシーンでも、相手の発言に「やんわりと異議を唱えたい」時に非常に便利です。

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