『いくら寝ても寝たりない』は英語で?自然な言い方と例文集

表現・イディオム

日常のことがうまく言えない・・・

仕事や勉強が忙しくて、「寝ても寝ても疲れが取れない…」そんな日、ありますよね。

日本語ではサラッと言える「いくら寝ても寝たりない」が、英語だとパッと出てこない…。

・直訳すると変になりそう
・自然な「ネイティブっぽい」言い方が知りたい
・意味もニュアンスもちゃんと伝えたい

こんなモヤモヤがあると思います。

この記事では、

  • 自然な英語フレーズ 3パターン
  • 発音(IPA・ストレス・リンキング)
  • 中学英語レベルの文法解説
  • ネイティブっぽい言い換え表現

まで、まとめて解説します。

いちばん使いやすいのはこのあたりです。

  1. Why do I never feel rested, no matter how much I sleep?
    /waɪ duː aɪ ˈnevər fiːl ˈrestɪd | noʊ ˈmætər haʊ mʌtʃ aɪ sliːp/
  2. No matter how much I sleep, it never feels like enough.
    /noʊ ˈmætər haʊ mʌtʃ aɪ sliːp | ɪt ˈnevər fiːlz laɪk ɪˈnʌf/
  3. I’m tired no matter how much I sleep.
    /aɪm ˈtaɪərd | noʊ ˈmætər haʊ mʌtʃ aɪ sliːp/

私はTOEIC910点を取得した後も英語学習を続けながら、実際にオンライン英会話等で、こういった「ちょっとしたぼやきフレーズ」をたくさん使ってきました。

この記事を読み終わるころには、

  • 友達や同僚との雑談でサッと言える
  • SNSで英語の「眠いアピール」が自然に書ける
  • 英会話レッスンで沈黙せずに言い換えられる

こんな状態になれることを目指します。


この3つを覚えればOK!

① Why do I never feel rested, no matter how much I sleep?

フレーズ

Why do I never feel rested, no matter how much I sleep?
/waɪ duː aɪ ˈnevər fiːl ˈrestɪd | noʊ ˈmætər haʊ mʌtʃ aɪ sliːp/

意味

  • いくら寝ても、全然休めた感じがしないのはなんでだろう?
  • どれだけ寝てもスッキリしないのはなぜ?

文法のポイント(中学英語レベル)

  • Why do I ~ ?
    → 「なんで私は〜なんだろう?」の基本パターン
  • never
    → 「一度も〜ない」「決して〜ない」
  • feel rested
    → 「休めた感じがする」「ちゃんと休めた気がする」
  • no matter how much I sleep
    → 「どれだけ寝ても」「いくら寝ても」
    • no matter + 疑問詞(how, what, where など)
      =「〜であろうと関係なく」

ネイティブ自然さ

・実際の会話でもかなり自然
・「なんでだろう?」のニュアンスもきちんと入っている
・ぼやきにも真面目トーンにも使える便利フレーズです


② No matter how much I sleep, it never feels like enough.

フレーズ

No matter how much I sleep, it never feels like enough.
/noʊ ˈmætər haʊ mʌtʃ aɪ sliːp | ɪt ˈnevər fiːlz laɪk ɪˈnʌf/

意味

  • どれだけ寝ても、十分寝た気がしない。
  • いくら寝ても寝たりない気がする。

文法のポイント

  • 文頭の No matter how much I sleep, ~
    → 「どれだけ寝ても〜」という条件を先に言っているだけで、①と同じ構造
  • it never feels like enough
    → 「十分な気がしない」
    • it … feels like enough = 「それは十分に感じられる」
    • never が入るので「一度もそう感じない」

ネイティブ自然さ

・「寝ても寝たりない」感をかなりそのまま表現できます。
・SNSのぼやきやチャットで特によく合う言い方です。


③ I’m tired no matter how much I sleep.

フレーズ

I’m tired no matter how much I sleep.
/aɪm ˈtaɪərd | noʊ ˈmætər haʊ mʌtʃ aɪ sliːp/

意味

  • どれだけ寝ても、結局いつも眠い(疲れてる)。
  • いくら寝ても疲れが取れない。

文法のポイント

  • I’m tired.
    → 超基本の「私は疲れている」。
  • 後ろに no matter how much I sleep を足して
    → 「どれだけ寝ても、いつも疲れてる」というニュアンス追加。

ネイティブ自然さ

・とてもシンプルで口語的。
・英会話で一番使いやすいパターンです。


発音のポイント(ストレス・リズム・リンキング)

1. 大事な単語にストレス(強勢)

例:
No matter how much I sleep, it never feels like enough.

  • No matter how much I sleep, it never feels like enough
    → 太字のところを少し強めに・長めに言うイメージ。

2. リズムを意識する

英語は 「強い音」と「弱い音」のリズム が大事です。

  • NO matter how MUCH I SLEEP, it NEver feels like eNOUGH

全部同じ強さで読まず、
「ドン・チャチャ・ドン・チャ」のようなリズムを意識すると自然になります。

3. リンキング(音のつながり)

  • much I → /mʌtʃaɪ/(マチャイに近い)
  • sleep, it → /sliːpɪt/(スリーピットのようにつなげる)

カタカナで区切らないで、
息を切らずに一気に言うと英語っぽく聞こえます。


よくある誤り

I sleep a lot but I’m not enough.
→ I’m not enough は「私は十分な人間じゃない」のような意味になってしまい、全然違うニュアンスです。

I can’t sleep enough.(文脈によってはOKだが要注意)
→ 「十分な時間眠れない(忙しくて時間がない・眠りが浅い)」
 という意味で取られることもあり、
 「たくさん寝てるのに足りない」とは少しズレることがあります。

✅ 安全なのはこの記事の3パターン:

  • Why do I never feel rested, no matter how much I sleep?
  • No matter how much I sleep, it never feels like enough.
  • I’m tired no matter how much I sleep.

例文集(英日)

例文1:友達へのぼやき

No matter how much I sleep, it never feels like enough.
いくら寝ても、全然寝たりない感じがするんだよね。

例文2:仕事が忙しいとき

I’m tired no matter how much I sleep these days.
最近、どれだけ寝ても疲れが取れないんだ。

例文3:SNSっぽく

Why do I never feel rested, no matter how much I sleep? 😪
いくら寝ても全然スッキリしないのなんで…。

例文4:少しカジュアルに言い換え

I could sleep all day and still feel tired.
一日中寝ても、まだ眠いと思う。


まとめ


「いくら寝ても寝たりない」は、
No matter how much I sleep, it never feels like enough.

I’m tired no matter how much I sleep.
などと表現すれば、自然な英語になります。

これらのフレーズには、「どれだけ〜しても」という意味の no matter how much ~ と、「十分な気がしない」「疲れている」といった状態を表すfeels like enough / tired / feel rested が入っていて、日本語のニュアンスをしっかりカバーできるからです。

例えば、「最近どれだけ寝ても疲れが取れないんだ」はI’m tired no matter how much I sleep these days.と言えますし、SNSでぼやくならNo matter how much I sleep, it never feels like enough.
と書けば、とても自然です。

まずはこの記事の3パターンを丸ごと覚えて、そのまま使っていけばOK。

言える表現が1つ増えるだけで、英語で話せる話題がグッと広がります。

英語フレーズって、「本やネットで覚えたけど、実際に使えるか不安…」ということが多いですよね。

今回紹介した
No matter how much I sleep, it never feels like enough.
のような表現も、実際に口に出して使ってみると、一気に自分のものになります。

もし「覚えたフレーズをその場で試したい」「自然な言い回しを直してほしい」と感じたら、オンライン英会話(たとえば Cambly のような、ネイティブ講師と1対1で話せるサービス)を使ってみるのもおすすめです。

今日覚えた「いくら寝ても寝たりない」を、さっそく先生への雑談で使ってみてください。
「そんなとき、私もあるよ!」と共感してもらえたら、それだけで英語で話すことがきっと楽しくなりますよ。

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