
【ビジネス英語】会議中の出来事をスマートに表現する方法
会議やプレゼンの途中、話が細かくなって集中が途切れた経験はありませんか?
そんなとき、英語でスマートかつ状況を正確に伝えられる表現を覚えておくと安心です。
今回は「会議を始める」+「集中が切れる」を自然に表現できるフレーズと、その言い換えを紹介します。
実際の会議での使用事例を基に解説します。
これを覚えれば、会議やメールでの出来事を正確に共有でき、信頼感を損なわずに会話を続けられます。
英語
We started off the meeting by reviewing last quarter’s sales figures, but I momentarily lost focus when the discussion became highly detailed.
日本語
会議は前四半期の売上数値の確認から始まりましたが、議論が細かくなりすぎたときに一瞬集中が途切れました。
発音記号
/wi ˈstɑːrtɪd ɔːf ðə ˈmiːtɪŋ baɪ rɪˈvjuːɪŋ læst ˈkwɔːrtərz seɪlz ˈfɪɡjərz, bʌt aɪ ˈmoʊmənˌtɛrəli lɔːst ˈfoʊkəs wɛn ðə dɪˈskʌʃən bɪˈkeɪm ˈhaɪli ˈdiːteɪld/
発音学習方法は→こちら←
今日のポイント
① start / start off / start out の違い
表現 | 主な意味 | 使用シーン | 例文 |
---|---|---|---|
start | 始める(最も基本) | どんな場面でも使える | We started the project last week. |
start off | 初めのアクションから始める | 会議・イベントの冒頭 | We started off the meeting with introductions. |
start out | キャリアや長期的な活動の出発点 | 経歴紹介など | She started out as a sales assistant. |
英語の「始める」には start・start off・start out の3種類があり、それぞれニュアンスと使いどころが異なります。
同じ「始める」でも、単に開始を示すのか、冒頭の行動に焦点を当てるのか、キャリアや長期的な活動の出発点を示すのかで適切な動詞を選ぶ必要があるからです。
- start:最も基本的な「始める」
例:We started the project last week.(先週プロジェクトを始めた) - start off:初めのアクションに焦点
例:We started off the meeting with introductions.(会議は自己紹介から始まった) - start out:キャリアや長期的な活動の出発点
例:She started out as a sales assistant.(彼女は販売アシスタントとしてキャリアを始めた)
文脈に応じて start・start off・start out を使い分けることで、英語表現の精度と自然さが向上します。
② lost focus の使い方(フォーマル)
意味:集中が途切れる、注意が散る(ビジネスでも使える丁寧表現)
構造:lose focus(現在形) / lost focus(過去形) / losing focus(進行形)
例文:I momentarily lost focus due to the noise outside.
(外の騒音で一瞬集中が途切れました。)
例文:I started losing focus halfway through the lecture.
(講義の途中で集中が途切れ始めました。)
③ zone out の言い換え例(カジュアル → フォーマル)
カジュアル | フォーマルな置き換え | ニュアンス |
---|---|---|
zone out | lost focus | 集中を失う |
zone out | lost concentration | 集中力を失う(やや堅い) |
zone out | became distracted | 気が散る |
zone out | my attention wandered | 注意が散漫になった |
zone out | momentarily disengaged | 一時的に関心を失った(非常にフォーマル) |
カジュアルな「zone out」はビジネスやフォーマルな場面では直接使わず、状況に合ったフォーマル表現に置き換えることで、より適切でプロフェッショナルな印象を与えられます。
「zone out」は日常会話では自然ですが、会議・プレゼン・報告書では砕けすぎた印象を与えます。フォーマル表現に言い換えることで、相手への信頼感を損なわず、意図を正確に伝えられます。
- lost focus:集中を失う(ビジネス全般で使用可)
例:I lost focus during the discussion.(議論中に集中を失った) - lost concentration:集中力を失う(やや堅い)
例:She lost concentration halfway through the meeting.(会議の途中で集中力が切れた) - became distracted:気が散る
例:He became distracted by the background noise.(彼は背景の雑音で気が散った) - my attention wandered:注意が散漫になった
例:My attention wandered during the long presentation.(長いプレゼンの間、注意が散漫になった) - momentarily disengaged:一時的に関心を失った(非常にフォーマル)
例:I momentarily disengaged from the discussion.(議論から一時的に意識が離れた)
場面や相手に合わせて「zone out」を適切なフォーマル表現に置き換えることで、英語表現の信頼性と説得力が大きく向上します。
文法
started off → 「start off」の過去形。「〜から始める」
by + 動詞ing → 手段や方法を示す(by reviewing = 確認することで)
momentarily → 副詞で「一時的に」
lost focus → 「集中を失った」(lose focus の過去形)
when節 → 「〜のとき」という条件・時を表す節
文法学習方法は→こちら←
単語
review:見直す、確認する
sales figures:売上数値
momentarily:一時的に
lose focus:集中力を失う
highly detailed:非常に詳細な
単語学習方法は→こちら←
まとめ
会議の冒頭と集中の途切れを自然に表現するなら、”start off” と “lost focus” の組み合わせが効果的。
“start off” は柔らかく「始める」を表現し、”lost focus” はプロフェッショナルに「集中が切れた」ことを伝えられる。
We started off the meeting by reviewing last quarter’s sales figures, but I momentarily lost focus when the discussion became highly detailed.
場面に応じて “zone out” などのカジュアル表現と使い分ければ、英語の幅が広がり、ビジネスでも日常でも対応できるようになります。
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