for the sake of の意味と使い方|大学の「学位のためだけ」を英語で言う

表現・イディオム

「学位のためだけに大学へ行く」を英語で言う

I feel that in Japan, more people go to university just for the sake of getting a degree than in many other countries.
/aɪ ˈfiːl ðət ɪn dʒəˈpæn mɔːr ˈpiːpəl ɡoʊˈjuːnəvərsəti dʒʌst fər ðə ˈseɪk əv ˈɡetɪŋ ə dɪˈɡriː ðæn ɪn ˈmɛni ˈʌðər ˈkʌntriz/


「日本って、学位のためだけに大学へ行く人が多い気がする。」
こんな日本の進学事情について、英語で自分の意見を言いたいと思ったことはありませんか。

いざ英文にしようとすると、「for the sake of はこれで合っている?」「この語順でネイティブに伝わる?」「『〜な気がする』は I feel で大丈夫?」など、細かいところが気になって手が止まりがちですよね。文法も発音も不安だと、なかなか声に出して練習しようという気になれないものです。

この記事では、冒頭の一文を軸にしながら、for the sake of の意味とニュアンス、more … than の比較表現、I feel that… の自然な位置、さらに発音とリズムまでを、英語初心者の方にもわかる形でまとめていきます。難しい専門用語は使わず、中学英語レベルの文法で整理するので、「文法が苦手」という方でも大丈夫です。

結局のところ、今日の英文がスラスラ言えるようになれば、「〜のためだけに〜する」「日本では他の国よりこういう傾向があると思う」といった、自分の感覚や意見を英語でさらっと語れるようになります。これは試験だけでなく、海外との会話やオンライン英会話でもそのまま使える力です。

ここで紹介するポイントは、TOEIC 対策や社会人向け英会話でもよく扱われる内容を、やさしい日本語に落とし込んだものです。学習歴が長くなくても、「あ、そういうことか」とストンと腑に落ちるように構成していますので、リラックスして読み進めてみてください。

読み終わるころには、今日のフレーズを自信をもって音読できるだけでなく、単語を入れ替えて自分の話題にアレンジする力も身につきます。あなたの英語が、「知っている英語」から「話せる英語」に一歩近づくはずです。


今日のキー英文を分解して理解しよう

I feel that in Japan, more people go to university just for the sake of getting a degree than in many other countries.

意味(やさしい日本語)

日本では、他の多くの国よりも、
学位を取るためだけに大学に行く人が多いと感じます。

かたまりで意味をつかむ

  • I feel that
    私は〜だと感じる
  • in Japan,
    日本では
  • more people go to university
    より多くの人が大学に行く
  • just for the sake of getting a degree
    学位を取るためだけに
  • than in many other countries.
    多くの他の国と比べて

まずは、この「意味のブロックごと」に理解しておくと、
全文を読んだときの負担がぐっと減ります。


for the sake of の意味・ニュアンス・言い換え

発音とリズム

for the sake of
/fər ðə ˈseɪk əv/

  • 強く読むのは sake のところだけ。
  • for / the / of は弱く、短く読みます。
  • リズムはこんな感じです。

for the SAKE of

ˈ がついている seɪk の母音を、少しだけ強く長く。
他はサッと流すイメージで OK です。

意味とニュアンス

for the sake of 〜

  • 〜のために
  • 〜のためだけに
  • 〜を優先して

今回の文では、

for the sake of getting a degree

は「学位を取るという目的のために(ほぼそれだけのために)」という意味です。
少し、

  • 中身より 肩書き を重視している
  • 形のためにやっている

といった、批判寄りのニュアンスが含まれています。

日本語の「学位のためだけに」という感覚に、かなり近い表現です。

やわらかく言いたいときの言い換え

同じ内容でも、言い方をマイルドにしたいこともありますよね。
そんなときは、次の表現も便利です。

  • just to get a degree
    単に学位を取るために
  • mainly to get a degree
    主に学位を取るために
  • primarily for the degree
    主に学位のために(少しかしこまった表現)

文のトーンや相手との距離感に合わせて、
for the sake of と使い分けてみてください。


more … than の比較表現を整理しよう

文の中心は、中学英語でおなじみの比較表現です。

more A … than B
B より A のほうが〜だ

今回の部分は、

more people go to university … than in many other countries

  • more people:より多くの人
  • than in many other countries:多くの他の国と比べて

という構造になっています。

ここでのポイントは many を入れていることです。

  • than in other countries だけだと、
    「他の国すべてと比べて」という、やや強い主張に聞こえることがあります。
  • than in many other countries とすると、
    「多くの国と比べて」という、少し控えめで自然な言い方になります。

英語で自分の意見を言うときは、
この「言い方の強さ」を調整できるかどうかが、とても大事です。


I feel that… の位置と言い方

冒頭のフレーズは、

I feel that in Japan, …

から始まっています。

「〜だと感じる」「〜な気がする」を表すとき、よく使うのは次のような形です。

  • I feel that 〜
  • I feel like 〜(会話でよく使う)
  • It seems to me that 〜(少し柔らかい)

今回のように、自分の考えを少し長めに説明したいときは、
最初に I feel that を置いてから、後ろに内容をつなげると自然です。

文末に

  • … than in many other countries, I feel.

のように置くパターンも、話し言葉としてはあります。
ただ、ブログやエッセイなどの書き言葉では、
文頭に置くほうが読みやすく、落ち着いた印象になります。


発音・リンキングのコツ

全文の IPA をもう一度確認しましょう。

/aɪ ˈfiːl ðət ɪn dʒəˈpæn mɔːr ˈpiːpəl ɡoʊˈjuːnəvərsəti dʒʌst fər ðə ˈseɪk əv ˈɡetɪŋ ə dɪˈɡriː ðæn ɪn ˈmɛni ˈʌðər ˈkʌntriz/

強く読む場所(ストレス)

ˈ がついているところを、少しだけ強めに読みます。

  • ˈfiːl(feel
  • dʒəˈpæn(Japan
  • ˈpiːpəl(people)
  • ˈjuː…(university の最初)
  • ˈseɪk(sake
  • ˈɡet…(getting)
  • ˈɡriː(degree
  • ˈmɛni(many)
  • ˈʌðər(other)
  • ˈkʌntriz(countries)

ここにだけ、少し「山」を作るイメージで読むと、
英語らしいリズムになります。

音のつながり(リンキング)

代表的なつながりだけ押さえておきましょう。

  • go to → /ɡoʊ tə/
    「ゴウ トゥ」ではなく、「ゴウタ」に近い音になります。
  • sake of → /ˈseɪk əv/
    of はとても弱く、「セイクァヴ」に近い響きです。
  • getting a degree → /ˈɡetɪŋ ə dɪˈɡriː/
    「ゲッティング ア デグリー」よりも、
    「ゲティンガ デグリー」と、なめらかにつなげて読みます。

日本語話者は、

  • 単語ごとに区切って読む
  • to / of / a などをはっきり言いすぎる

というクセが出やすいので、
弱く短い音を「流して読む」感覚を意識してみてください。


まとめ

for the sake of は、「〜のために」「〜のためだけに」という意味をもつ表現です。
今回の

for the sake of getting a degree

を使うと、「学位を取ること自体が目的になっている」という、
少し批判的なニュアンスを自然な英語で表せます。

そこに more … than の比較を組み合わせて、

more people … than in many other countries

とすることで、「多くの他の国と比べてそう感じる」という意味になり、
主張しすぎない、ちょうどいい強さの意見表現になります。

最初に I feel that を置くことで、
「これはあくまで自分の感覚です」というクッションも入れられます。

このパターンに慣れてしまえば、

  • 「お金のためだけに働いている人が多いと感じる」
  • 「肩書きのためだけに資格を取る人が多い気がする」

など、他の話題にも簡単に応用できます。


オンライン英会話でアウトプットして定着させよう

今回のような、少し長くて中身のある英文は、
読んだだけで終わらせてしまうと、どうしても記憶から薄れていきます。

本当に自分のものにするには、

  • 実際に声に出して読んでみる
  • 単語を入れ替えて、自分の話題にアレンジする
  • ネイティブ講師に、発音や言い回しをチェックしてもらう

といったアウトプットのステップが欠かせません。

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今日のフレーズ

I feel that in Japan, more people go to university just for the sake of getting a degree than in many other countries.

をそのままレッスンに持ち込んで、
講師に発音、イントネーション、より自然な言い換えなどを教えてもらうことができます。

「日本の教育や進学についてどう思う?」というテーマは、
海外の先生にとっても興味深い話題なので、会話も自然と広がります。

テキストで覚えた表現を、
実際に使える生きた英語に変えていきたいと感じているなら、
ぜひ一度オンライン英会話で、このフレーズを試してみてください。

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