
「似ているけど意味が違う!3つの”even”表現」
英会話や英文を読んでいると、「even though」「even if」「even when」が出てきて、どれを使えばいいか迷ったことはありませんか?
私もお気に入りのオンライン英会話”cambly”のレッスン中に間違えてしまい、指摘を受けました。
今すぐトライアルを試そう!【Cambly(キャンブリー)】
これらはすべて「〜でも」という意味を持ちますが、使う場面やニュアンスが異なります。
今回は、それぞれの意味と使い分けを例文つきで分かりやすく解説します。
英文・日本語・発音記号
1. Even though(事実に基づく逆接)
英文:Even though it was raining, we decided to go hiking.
日本語:雨が降っていたけれど、私たちはハイキングに行くことにした。
発音記号:/ˈiː.vən ðoʊ ɪt wəz ˈreɪ.nɪŋ, wiː dɪˈsaɪ.dɪd tə ɡoʊ ˈhaɪ.kɪŋ/
解説:雨が降っている事実があるが、ハイキングに行くことを決めた。
2. Even if(仮定・条件)
英文:Even if it rains tomorrow, the concert will be held indoors.
日本語:たとえ明日雨が降っても、コンサートは屋内で開催されます。
発音記号:/ˈiː.vən ɪf ɪt reɪnz təˈmɑː.roʊ, ðə ˈkɑːn.sɚt wɪl bi hɛld ɪnˈdɔːrz/
解説:明日雨が降るかわからないが雨が降ってもコンサートは開催される。
3. Even when(特定の時・状況)
英文:I can’t concentrate even when it’s completely quiet.
日本語:完全に静かなときでさえ、集中できません。
発音記号:/ˈiː.vən wen ɪts kəmˈpliːt.li ˈkwaɪ.ət/
解説:集中できる静かな状況な時でさえ集中できない。
発音学習方法は→こちら←
今日のポイント(例文を使った具体的解説)
① Even though(事実)
実際に起きている、または過去に起きた事実を背景に「〜なのに」を表す。
例:Even though it’s October, it’s still hot.
(10月なのに、まだ暑い。)
→ 事実として今は10月だが、意外にも暑いという驚きを含む。
② Even if(仮定)
実際に起きているかどうかは関係なく、「たとえ〜でも」という条件を設定して話す。
例:Even if it’s October, it can be hot in this country.
(たとえ10月でも、この国では暑くなることがある。)
→ 実際に今が10月かは関係なく、条件としての10月を想定している。
③ Even when(特定の時)
特定の時や状況を切り取って、「その時でさえ〜」という事実を述べる。
例:I enjoy swimming even when the water is cold.
(水が冷たい時でさえ、泳ぐのを楽しむ。)
→ ある条件下(冷たい水)でも変わらない行動や感情を表現。
- Even though → 「現実の事実+意外な結果」
- Even if → 「仮定の条件+変わらない結果」
- Even when → 「特定の時+変わらない結果」
英文法の学習方は→こちら←
まとめ
“Even though”、”Even if”、”Even when” はいずれも「〜でも」という意味を持つが、事実・仮定・時の違いで使い分ける。
ニュアンスを間違えると「実際のことを話しているのか」「仮定なのか」「時なのか」がズレて、意味が変わってしまうため。
Even though it was cold, we went swimming.(事実)
Even if it was cold, we would go swimming.(仮定)
Even when it’s cold, we go swimming.(時・習慣)
英会話やライティングで自然に使い分けるには、「事実」「仮定」「時」の区別を意識して選ぶことが大切。
私がキャンブリーをおすすめする理由→こちら←

コメント