「子どもが出かけたがらない」を英語で?気持ちが伝わる4文フレーズ

英語学習

子ども、全然出かけたがらないんだけど…を英語で言いたい

「せっかくの平日休み。子どもとどこかに出かけたいのに、本人は家でゴロゴロしたいだけ…

こんなこと、ありますよね。

日本語なら「子どもって普通、出かけたいんじゃないの?」とそのまま言えますが、

英語で説明しようとすると

  • “go out”?“go outside”?どっち?
  • 「たまたま休みがかぶった」はどう言う?
  • 「普通は〜だと思ってた」はどう出す?

など、細かいところで手が止まりがちです。

My kids don’t really want to go out.
My day off and their day off happened to fall on the same weekday, so I suggested we go out somewhere nice.
But they said they just wanted to stay home and rest.
I thought most kids would want to go out.

今日は上記の文章をベースに、自然な英語フレーズ・発音・文法をやさしく解説します。

  • 「happen to 〜」のニュアンス
  • 「suggest」の正しい文型
  • 「I thought most kids would…」の時制の感覚

この3つを押さえれば、ネイティブにもそのまま通じる表現になります。

記事では、TOEIC上級レベルでも違和感なく通じるフレーズを、中学英語の文法に戻して解説していきます。

読み終わるころには、

  • SNSでこのまま英語で愚痴(?)が書ける
  • 英会話レッスンでサラッと話せる
  • 似た状況を、自分の言葉でアレンジして話せる

ところまでを目指します。


1. まずは今回の英語フレーズ全体

My kids don’t really want to go out.
My day off and their day off happened to fall on the same weekday, so I suggested we go out somewhere nice.
But they said they just wanted to stay home and rest.
I thought most kids would want to go out.

実はこのままで充分「ネイティブ級」です。
その上で、少〜しだけ自然な言い換えを足すとしたら、こんな感じもアリです。

My kids don’t really want to go out.
Our days off happened to be on the same weekday, so I suggested we go somewhere nice.
But they said they just wanted to stay home and rest.
I thought most kids would want to go out.

単語ごとのIPA(発音記号)

  • go out /goʊ ˈaʊt/
  • really /ˈrɪəli/ または /ˈrɪli/
  • happen /ˈhæpən/
  • weekday /ˈwiːkdeɪ/
  • suggest /səˈʤɛst/
  • would /wʊd/

※ストレス位置の ˈ を太字にしています。


2. My kids don’t really want to go out.

フレーズ & 発音

My kids don’t really want to go out.
/maɪ kɪdz doʊnt ˈrɪəli wɑːnt tə goʊ ˈaʊt/

意味:
「うちの子どもたちは、あまり出かけたがらない。」

ニュアンス

  • don’t really want to 〜
    • 「本当はあまり〜したくない」
    • 100%拒否ではなく、気が乗らない感じ
  • go out
    • 家から出て、どこかに遊びに行くイメージ
    • 「外に出る」というより「お出かけする」に近いです。

❌ 「go outside」だと
→ 物理的に「外に出る(庭に出る、ベランダに出る)」イメージで、お出かけとは少し違います。

リズムとリンキング

  • don’t really → /doʊnt ˈrɪəli/
    • 早口だと don’t r- がくっつきます。
    • 口なら「ドントゥリーリ」くらいのリズム。
  • want to → 会話では /ˈwɑːnə/(wanna)と聞こえることが多いです。

ゆっくり練習するときのリズム:

My KIDS | don’t REALly | want to go OUT.
強く言うところだけ少し大きめに。


3. たまたま休みがかぶった:happened to…

フレーズ & 発音

My day off and their day off happened to fall on the same weekday.
/maɪ deɪ ˈɔːf ənd ðer deɪ ˈɔːf ˈhæpənd tə fɔːl ɑn ðə seɪm ˈwiːkdeɪ/

意味:
「たまたま私の休みと子どもの休みが、同じ平日に重なった。」

表現のポイント

  • day off /deɪ ˈɔːf/
    • 仕事や学校の「休みの日」
  • happen to 〜 / ˈhæpən tə/
    • 「たまたま〜する・偶然〜になる」
    • 「計画していたわけじゃないけど、結果的にそうなった」というニュアンス。

もっと会話っぽく言うなら

Our days off happened to be on the same weekday.
/ˈaʊər deɪz ˈɔːf ˈhæpənd tə biː ɑn ðə seɪm ˈwiːkdeɪ/

こちらのほうが少しスッキリして、会話ではよく聞く言い方です。

よくある誤り

My day off and their day off were same weekday.
were on the same weekday

  • 「〜と同じ日」は on the same day / on the same weekday
  • 「on」が抜けないように注意です。

4. 「出かけようよ」と提案する:suggest we…

フレーズ & 発音

…so I suggested we go out somewhere nice.
/soʊ aɪ səgˈʤɛstəd wiː goʊ ˈaʊt ˈsʌmwer ˈnaɪs/

意味:
「だから、どこかいいところに出かけようと提案しました。」

文法ポイント(中学英語レベルで)

  • suggest(提案する) のあとに to 不定詞は基本NG
    • suggest to go out(不自然)
    • suggest (that) we go out

形はこう覚えるとラクです:

suggest + that + 主語 + 動詞
例:suggest that we go out

会話では that はよく省略されます。
suggest we go out でOK。

言い換えフレーズ

  • I suggested going out somewhere nice.
    /aɪ səgˈʤɛstəd ˈgoʊɪŋ aʊt ˈsʌmwer ˈnaɪs/
    → 動名詞 V-ing を使う形
  • I asked if they wanted to go somewhere nice.
    /aɪ ˈæskt ɪf ðeɪ ˈwɑːntəd tə goʊ ˈsʌmwer ˈnaɪs/
    → 「行きたいか聞いてみた」という、少しやわらかい言い方。

5. 「家で休みたいって」:stay home and rest

フレーズ & 発音

But they said they just wanted to stay home and rest.
/bʌt ðeɪ sɛd ðeɪ ʤʌst ˈwɑːntəd tə steɪ ˈhoʊm ənd ˈrɛst/

意味:
「でも、家で休みたいだけだって言ったんです。」

ポイントは

  • stay home /steɪ ˈhoʊm/
    → 家にいる(引きこもる感じも含めOK)
  • rest /ˈrɛst/
    → 体や気持ちを休めるイメージ

少しくだけた言い方なら:

They just wanted to stay home and chill.
/ðeɪ ʤʌst ˈwɑːntəd tə steɪ ˈhoʊm ənd ˈʧɪl/

「まったりしたい」「ダラダラしたい」に近いニュアンスです。


6. 「子どもって普通〜でしょ?」:I thought most kids would…

フレーズ & 発音

I thought most kids would want to go out.
/aɪ θɔːt moʊst kɪdz wʊd ˈwɑːnt tə goʊ ˈaʊt/

意味:
「子どもって、普通は出かけたいものだと思ってました。」

文法のポイント(時制&would)

  • I thought…
    • 「(前は)〜と思ってた」
    • 今はその考えが少し崩れている感じが出ます。
  • would want to…
    • 「〜だと思っていた(〜するものだろうと思っていた)」
    • 期待していたこと・予想していたことに使われます。

似た言い方:

  • I thought kids usually liked going out.
    /aɪ θɔːt kɪdz ˈjuːʒuəli laɪkt ˈgoʊɪŋ aʊt/
  • Don’t most kids like going out?
    /doʊnt moʊst kɪdz laɪk ˈgoʊɪŋ aʊt/
    → 「子どもって、普通出かけるの好きじゃない?」と、少し会話っぽく聞く言い方。

7. まとめて覚えたい例文+日本語訳

① 基本の4文(今回の状況)

  1. My kids don’t really want to go out.
    /maɪ kɪdz doʊnt ˈrɪəli wɑːnt tə goʊ ˈaʊt/
    → うちの子どもたちは、あまり出かけたがらない。
  2. Our days off happened to be on the same weekday, so I suggested we go somewhere nice.
    /ˈaʊər deɪz ˈɔːf ˈhæpənd tə biː ɑn ðə seɪm ˈwiːkdeɪ soʊ aɪ səgˈʤɛstəd wiː goʊ ˈsʌmwer ˈnaɪs/
    → たまたま私と子どもたちの休みが同じ平日で、どこかいい所に行こうと提案しました。
  3. But they said they just wanted to stay home and rest.
    /bʌt ðeɪ sɛd ðeɪ ʤʌst ˈwɑːntəd tə steɪ ˈhoʊm ənd ˈrɛst/
    → でも、家で休みたいだけだと言われました。
  4. I thought most kids would want to go out.
    /aɪ θɔːt moʊst kɪdz wʊd ˈwɑːnt tə goʊ ˈaʊt/
    → 子どもって普通、出かけたいものだと思ってました。

② 少しだけ言い換えパターン

  • They just wanted to stay home and chill.
    → ただ家でのんびりしたかっただけみたいです。
  • Don’t most kids like going out?
    → 子どもって、普通は出かけるの好きじゃない?

8. サクッとおさらい


「子どもが出かけたがらない」という少し複雑な気持ちも、
don’t really want to go out / happened to / I thought most kids would…
を押さえれば、自然な英語でちゃんと説明できます。


この3つの表現は、

  • 気持ちが乗らない(don’t really want to)
  • 偶然タイミングが合った(happened to)
  • 自分の中の「普通」とのギャップ(I thought most kids would)

という、日本語で説明したい細かいニュアンスを、
シンプルな中学英語の文法で表してくれるからです。

My kids don’t really want to go out.
Our days off happened to be on the same weekday, so I suggested we go somewhere nice.
But they said they just wanted to stay home and rest.
I thought most kids would want to go out.

この4文をベースに、単語を入れ替えれば、仕事・友だち・家族のいろんなシーンに応用できます。


まずはこの記事の4文をそのまま丸ごと暗唱してしまうのがおすすめです。

そのあとで、自分の家族のこと・自分の予定に置きかえてみると、「英語で自分のリアルな気持ちを話せる感覚」がグッとつかめます。


9. 英会話で実際に使ってみたいあなたへ

ここまで読んで、「なるほど、意味はわかった。

でも、実際に口からスラスラ出てくるかは別問題…」と感じているかもしれません。

英語は、頭で理解したあとに

  1. 声に出してみる
  2. 実際の会話で試してみる
  3. フィードバックをもらう

このサイクルを回すことで、一気に定着します。

たとえば 【Cambly(キャンブリー)】のようなオンライン英会話なら、

  • 今日学んだ4文をそのまま読んでみる
  • 講師に「自然に聞こえる?」と聞いてみる
  • 自分の子どもの話にアレンジして話してみる

といった練習が、自宅から数分でできます。

「My kids don’t really want to go out.」と実際に言ってみて、ネイティブ講師がどんな反応をするか体験してみると、単なるフレーズ暗記ではなく、自分のストーリーの英語化になっていきます。

もし「話す相手がいない」「独学だと続かない…」と感じていたら、
今日のフレーズをネタに、1回だけでもオンライン英会話で試してみてください。
きっと、「あ、言えた!」という小さな成功体験になるはずです。

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