
「〜だけ」の強調表現をマスターしよう!!
〜だけと言いたい時、皆さんはまず「only」を思い浮かべませんか?
私も同じで、会話ではつい only ばかり使ってしまいます。
でも実は、ネイティブがもっと頻繁に使う「All 節」という表現があるんです。
解決策は、このAll 節をマスターすること。
これを使えば「〜しかない」をより強く印象付けて表現できます。
All 節を使いこなせば表現の幅が一気に広がります。
単なる「only」よりも、相手の耳に残る自然な英語が話せるようになります。
実際、ネイティブの日常会話や映画のセリフ、さらにTOEICや英検などの試験問題でもAll 節は頻出です。
このことからも、習得する価値が高いのは明らかです。ネイティブと自然に話せるだけでなく、試験やビジネスシーンでも通用する「強調表現」を身につけられます。
あなたの英語はワンランク上に聞こえるでしょう。
例文
① They could only look at the inside of the plane.
② All they had to look at was the inside of the plane.
この2文の作り方やニュアンスの違いを比較してみましょう。
基礎学習 一からの文法学習方法は→こちら←
使い方
“only”
英語で「〜だけ」と言いたいとき、まず思いつくのは only です。
only は修飾したい語の直前に置くのが基本ルールです。
例えば:
・only + 名詞
I have only one book.
(私は本を1冊しか持っていません。)
・only + 動詞
She only eats vegetables.
(彼女は野菜しか食べません。)
・only + 副詞句
He goes out only on Sundays.
(彼は日曜日しか出かけません。)
👉 日本語で「〜しか」「〜だけ」と思ったら、その部分の直前に only を置くイメージです。
All節
一方で、ネイティブがよく使う強調表現に All 節 があります。
これは「All + 主語 + 動詞 + be動詞 + 名詞」の形で作ります。
例えば:
All I want is peace.
(私が欲しいのは平和だけです。)
All you need is love.
(あなたに必要なのは愛だけです。)
All they had to look at was the inside of the plane.
(彼らが見えるのは飛行機の中だけだった。)
👉 only よりも「それ以外はない!」という限定を強く印象づけられるのが特徴です。
つまり:
only = シンプルに「〜だけ」と言いたいとき
All 節 = より強く「〜しかない!」と印象づけたいとき
この2つを使い分ければ、「限定表現」がぐっと自然になります。
ニュアンスの違い
① They could only look at the inside of the plane.
- 直訳:「彼らが見られるのは飛行機の中だけだった」
- ニュアンス:
- only は「限定」を表すけれど、淡々と事実を伝える印象。
- 客観的な説明に近く、特に感情の強調はない。
- 例:状況を説明するガイドやナレーターの口調に合う。
- only は「限定」を表すけれど、淡々と事実を伝える印象。
👉 「制限はあったけれど、ただ事実として述べている」感じ。
② All they had to look at was the inside of the plane.
- 直訳:「彼らが見ることができたすべては飛行機の中だった」
- ニュアンス:
- All … was … という構造は「他には一切なかった」という切実さ・強調が強い。
- 「退屈そう」「閉塞的」「仕方ない感」など、心理的なニュアンスも含みやすい。
- 例:小説や映画のシーン描写に合う(乗客が窓もなく、ただ中だけしか見られない息苦しい状況など)。
- All … was … という構造は「他には一切なかった」という切実さ・強調が強い。
「本当にそれしかなかったんだよ!」という 強い限定感 を出す。
ネイティブ感覚での違い
① only → 「他に選択肢がなかった」事実を淡々と伝える。
「窓がないから、見えるのは中だけです」(説明口調)
② all … was … → 「他に一切ないこと」を強く印象づけ、聞き手に「それだけか…」と感じさせる。
「もう、中しか見られなかったんだよ!」(感情をこめた強調)
つまり、どちらも「飛行機の中しか見えなかった」を意味するけれど、
- ① = 事実の淡々とした報告
- ② = 他に何もないことを強調し、聞き手に「限定感・退屈さ」を共有させる
こうした違いがあります。
もし会話で「退屈そうに表現したい」ときは②、
「ただ説明するだけ」でよければ①を使う、
という使い分けになりますね。
実際に会話や物語でよく使うのは②の方です。
単語学習方法は→こちら←
まとめ
英語で「〜だけ」と表現する際は only だけでなく All 節 を使い分けることで、より自然で力強い英語が話せます。
only はシンプルに限定を示すのに対し、All 節 は「他には一切ない!」という強い限定感や感情を表現できるからです。
会話や試験問題、映画や歌詞でも頻繁に登場するため、学習価値が非常に高い表現です。
- They could only look at the inside of the plane.
(事実を淡々と説明しているだけ) - All they had to look at was the inside of the plane.
(他には一切ないことを強調し、退屈さや閉塞感まで伝わる)
つまり、事実を伝えるなら only、感情や限定感を強調したいなら All 節 を使うのが最適です。
こうした微妙なニュアンスの違いは、実際に声に出して会話することで定着します。
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