【完全解説】英語の「stick」使い分け|stick with・stick to・stick by の違い

英語学習

stickの使い方をまとめて解消

英語の stick の使い分けって難しいと感じませんか?

名詞では「棒」というシンプルな意味ですが、動詞になると「くっつく」「続ける」「支える」など幅広く使われます。

さらに、前置詞がつくことで stick withstick tostick by などのイディオムとなり、意味が変化するので余計に混乱しやすいですよね。

私も学習中、ネイティブの使い分けについていけずに苦労した経験があります。

しかし、それぞれのニュアンスを整理して理解すれば、自然に使い分けられるようになります。

この記事では、stick withstick tostick by の違いを具体例とともに解説します。

読み終えるころには、複雑に見える stick の表現もスッキリ整理でき、自信を持って使えるようになるでしょう。

日本語

彼は多くの困難にもかかわらず、そのプロジェクトをやり続けた。

英語

He stuck with the project despite many challenges.

発音記号

/hɪ stʌk wɪð ðə ˈprɒdʒekt dɪˈspaɪt ˈmɛni ˈʧælɪndʒɪz/

発音学習方法は→こちら

stick の意味と使い分け

stickの意味

stickは名詞で「棒」という意味がありますが、今日は動詞の解説。

動詞:くっつく・貼りつく

「表面にくっつく」「離れない」が基本イメージ。
表面に接着して離れない感覚。

The gum stuck to my shoe.
(ガムが靴にくっついた)

Stick the photo on the wall.
(写真を壁に貼る)

動詞:突き刺す

棒で「突き刺す」「突き立てる」の意味も。

He stuck a pin in the cushion.
(彼はクッションにピンを刺した)

イメージの広がり:「やり続ける」「一緒にいる」

物理的に「くっつく」イメージから、比喩的に「ある対象から離れない → 続ける、支える」という意味に発展。

stick with = くっついて離れない → 続ける、一緒にいる

stick to = ルールにくっつく → 守る、従う

stick by = 人に寄り添って離れない → 支える、忠誠を尽くす

stick のイメージ

棒(stick) → 物理的なもの

くっつく(stick to the wall) → 表面に貼りつく

続ける(stick with it) → 離れず持ちこたえる

支える(stick by someone) → 人のそばに寄り添い続ける

stick with = 「~を続ける」「~に付き合う」

何かを途中で投げ出さずにやり続ける、あるいは人や物事に寄り添い続けるイメージです。

  • He stuck with the project despite many challenges.
    (彼は多くの困難にもかかわらず、そのプロジェクトをやり続けた)
  • I’ll stick with tea.
    (私は紅茶にしておきます → 選択を変えないニュアンス)

使用シーン
・勉強や仕事を「最後まで続ける」
・選択を「変えない」
・人や物事に「寄り添い続ける」


stick to の意味と使い方

stick to = 「~に従う」「~を守る」

ルールや計画、約束に従うときによく使います。

  • You should stick to the plan.
    (君は計画を守るべきだ)
  • Stick to the speed limit.
    (制限速度を守りなさい)

使用シーン
・計画やルールを「きちんと守る」
・健康管理で「食事制限を守る」
・ビジネスで「契約を遵守する」


stick by の意味と使い方

stick by = 「~を支える」「味方であり続ける」

人間関係において忠誠心やサポートを表すときに使います。

  • She stuck by her friend in tough times.
    (彼女は困難な時も友人を支えた)
  • I’ll stick by you no matter what.
    (何があっても君の味方だよ)

使用シーン
・友人や家族を支える
・恋人やパートナーを守る
・ビジネスでチームメンバーを応援する


言い換え表現

  • stick with → continue / stay with / keep going with
  • stick to → follow / obey / adhere to
  • stick by → support / stand by / be loyal to

文法学習方法は→こちら


まとめ

stick に前置詞がつくとニュアンスが変わるため、使い分けが重要です。

それぞれ「続ける」「守る」「支える」と、意味が異なるからです。

  • He stuck with the project.(やり抜く)
  • Stick to the rules.(ルールを守る)
  • She stuck by her family.(家族を支えた)

正しく使い分ければ、会話でもビジネスでも一歩上の英語表現が自然に身につきます。

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